2017年4月4日火曜日

春風めぐる2017年5月3日「内田ボブ&ナーガの詩と歌の旅」須賀川市・銀河のほとり


「春風めぐる」2017  内田ボブ&ナーガの詩と歌の旅

5月3日() 
自然食カフェ 銀河のほとり (Twitter:@ginganohotori
須賀川市滑川字東町327-1 Tel: 0248-73-0331
写真出処:Kyatオフィシャルブログ:

福島「銀河のほとり」ライブありがとうございました!

各自遅いランチをいただいた後、詩と歌のライヴSTART/15:00

○参加費:2,000

○問合せ : 090-9424-7478 (くろせつ)


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プロフィール

詩人。’60年代、新宿ビートニクス「バム・アカデミー」、コミューン運動「部族」の中心人物として、ゲーリー・スナイダー、ナナオサカキ、山尾三省らと出会う。その後、諏訪之瀬島にコミューンを作り、定住。以後、トビウオ漁師、百姓、詩人として生活し現在に至る。詩集「つまづく地球」「一秒の死を歩く」「そして潮が引き」「水をつなぐ」他。 

百姓シンガー。15で家を出て転々・・。「部族」に出会い、コミューンを転々・・。西表島にて水牛百姓10年。現在は南アルプス大鹿村にて畑を耕し、脱核文明を祈り、時折里に下りては歌い歩く。バルナギータとしてナーガの詩に曲をつけたCD「つなぎあわされた虹の輪を」他、ソロCDRolling Dragon」「泥あしのままで」「ヤポネシア・フリーウェイ」「いのちの道の上」など。


*****

1988年にリリースされた「おおチェルノブイリ」を内田ボブが歌っていたころ、私はどこにいただろう? 

チェルノブイリのことを深く考えることもなく、バリ島で映画を撮っていて、 内田ボブという名前すら知らなかった。20年の時を経て、私はようやく「内田ボブ」に出会った。

イラクーハンフォード(アメリカの核兵器工場)-ヒロシマ.ナガサキーボス ニアと劣化ウラン弾や放射性物質で汚染された地帯を旅したその果てに私は 六ヶ所村に行きついた。地球の表面をめぐる長い道のりの後で、私たちが生き るヤポネシアの根っこを掘り下げる映画を撮ることになった。

ドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラプソディー」はこの国の原子力発電が吐き 出す核廃棄物の行方と私たち自身の暮らしを描いている。

この映画の上映を通して、私は長年同じ問題に取り組んできた人々と出会うようになった。ボブさんの音楽と出会ったのは山口県の祝島だった。瀬戸内海を シーカヤックで横断してきた男達を通じて初めて、私はその歌声を聴いた。

「ヤポネシアフリーウエイ」は海に生きる生き物達と一体化するような気持ち にさせてくれるアルバムだった。そして今回の「いのちの道の上」が同じシー カヤックをあやつるハルさんから手元に届いた。

ボブさんが「おおチェルノブイリ」で歌っている歌詞を私たちは20年前より、もっと現実感を持って聞くことができる。その歌声の明るさ、確かさ、豊かなイメージの喚起力。「おお、死の時代 おれたちの時代 その果てしない 空の下 死の灰が降り注ぎ、めぐり広がる、おれたちのふるさとの空 母なる 大地の上に・・」

2008年、この歌が再び装いを新たに世に出る意味を考える。これまでの社 会のメインストリームから遥か離れた自然の中で生きてきた音楽家のメッセー ジが私たちに問いかけるものは何だろう? 

これまでのメインストリームが後生大事に掲げてきた価値観への根本的な問いかけがようやく普通の人々にも届いてきたということではないだろうか?

内田ボブがこの世界を歌う、その目線ははるかに時代の先を行っている。

「死の時代だけど、おれたちの時代だから、兄弟たちよ、仲間たちよ、したく はいいか、準備はいいか、誇り高いお前の魂を大空にささげるときがきた、おれたちの生まれのままに おれたちの生まれを越えて、おれたちの愛 おれた ちの命のままに、おれたちの自由のままに、」

ここに歌われているのは単なる反核のメッセージではない。もうひとつの価値 を生きる実践から生まれてきた言葉であり、次のまた次の時代にまで届くメッ セージなのだ。

原発や社会のありかたをテーマにしながら、こんなにも純粋で洗練された音楽 を私は知らない。20年後の今、めぐり合えた幸せを感じながらこのアルバム を聞いた。しかもボブさんの声は20年前と変わらず若々しくチャーミングな のだ!!

次々と、普通の人々が自分たち自身のこれまでの生き方に疑問を感じ始め、 もっと自然とつながりたいと望み始めた。そんな「おれたちの時代」にボブさんの音楽を「解き放て」ば、後続の若い人々が、どんなに力づけられるだろう。

「死の時代」を「愛の時代」や「いのちの時代」に変えるのは私たちのこれか らの仕事になるのだから。

ボブさんの歌声からいのちの息吹が吹き渡ってくる。

                          ■映像作家 鎌仲ひとみ




「そして旅が終わったら」
作詩:ナーガ(長沢哲夫) 作曲・歌:内田ボブ

やわららな太陽のこめかみから
世界のひもが湧き出てくる

水が築くわらぶき小屋
その戸口に一匹の魚が泳ぐ
その奥の暗がりにも

2匹の魚は果てしなく
旅を続けている

小屋の前には花々が咲き乱れ、
と思う間にコンクリートの
巨大なゴミがそそり立つ

かねて あった時の流れ
今ではうっそうと霧がたちこめている
ふと立ち寄る小舟には
ガラス張りの海と
ガラス張りの記憶の海が積まれている
そのはずれにはいつも
壊れかけの高速道路が行くあてもない
車の列を乗せころがっている

地図には生きながらえてとあっても
実際にはただの剥き出しの
喉の震えがあるばかり
さらにはしあわせなどという
地点は実際には水色の顔の
傷口に行き来する一匹の
華麗なやもりの鳴き声なのだ

仕事とか飲むとか食うとか楽しむとか
みごとに力強く記されてはいるが
実際には真夏の陽盛りに
投げ出された飛べない蛾の羽ばたきだ

おろおろすることはない
世界はもぬけのからだ
ふり返らなくともいい
心は次に次に水に溶けていってしまう

さぁ出かけよう

そして旅が終わったら
美しい川のほとりで会おう

美しい川のほとりで会おう

*****

突然、ボブから電話がきた。

かれこれ378年近くになるが、まずは歌で、次いで西表島の大きな家で数日間お世話になった若い頃の旅の途上での出会いは、時空を越えて即座に回線がつながる。ああ、久しぶりにボブの歌が聴けそうだ。

それも「おおチェルノブイリ」をフクシマで!

きっと、あなたも私も泣かずにはいられないだろう…。

赤石連峰(南アルプス)山中に土や動物たちと共に生き、「小さなトマト」を育てながら宇宙にひろがる詩とギター。彼の歌をぜひ一緒に聞いて欲しい。

                         ■くろだせつこ



【参考までに…】

ボブは、「バルナギータよろぴこツアー2009」以来の福島県中通り来訪…


【おまけ…】




   小さなトマト
   歌:anna sekai 作詞作曲:内田ボブ

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