フクシマの巨大な「凍結壁」に専門家らが異論
Nuclear Experts Raise Concerns Over Giant 'Ice Wall' at Fukushima
想定外の結果を招きかねない危険な実験と警告
アンドレア・ゲルマノス Andrea Germanos, staff writer
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日本は危険な放射能漏れの防止策の一環として、損壊した福島第一原発施設の周りを囲む巨大な地下「凍結壁」の構築を計画しているが、核専門家らはこれに疑問を投げかけている。
この概算3億2000万ドルを投じる凍結壁は、理論的には地下ダムのような機能を果たして、地下水が施設に浸入して、放射能で汚染されるのを防いでくれる。
米国原子力規制委委員会の元議長であり、現在は原発操業企業・東京電力に雇われた原子力改革監視委員会の委員長であるデール・クラインは、凍結壁に疑問を呈するひとりである。
「その水がどこへ流れ、その結果はどうなるのか? もっと検証と分析が必用だと考える」とクラインは述べた。
日本の原子力規制庁の更田豊志委員も同じく懸念を表明し、金曜日(4月18日)東京で開かれた会合で「凍結壁が本当に有効なのか、さらに重要なことに、問題を引き起こさないか知る必要がある」と述べた。
エネルギー環境研究所の所長を務める核分裂の専門家、アルジュン・マーキジャーニは昨年、日本が凍結壁計画を発表した直後、このようなものをこの規模で実施するのは前代未聞の企てであると警告し、電源を喪失すれば――停電になれば、冷蔵庫の冷凍食品が解けてしまうように――解凍してしまうので、これは危険な実験であるといった。
この氷の壁が突発的に溶解し、それが膨大な量の汚染水を閉じ込めていたのだと考えると、読者のみなさんには問題がおわかりだろう。それに加え、貯水タンクそのものも危険であり、地震が再来すれば、高レベルに汚染された水が海に流れこむ。このように、東京電力は非常に深刻な汚染水問題を二重に抱えているのである。
東京電力は最近、危機の進行にもかかわらず、巨額の公的救済措置のおかげで43億ドルの純益を計上した。
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