2011年9月7日水曜日

ふくしま集団疎開裁判 陳述書





201197

福島地方裁判所郡山支部 御中

963-0201福島県郡山市‐‐町
(署名・捺印)

井上 利男


陳述書

貴裁判所においては、鋭意、法秩序の維持と市民生活の安定のために奮闘なされているものと察し、心から敬意を表明いたします。

私が郡山市内の子どもたちの行く末を心から心配していることを説明するために、私事を語ることをお許しください。私は郡山市内の上記住所に居住するものですが、これまで喜多方市山都町に居住する娘と孫たち(5歳と2歳)が月に一度ばかり拙宅に遊びに来るのを楽しみにしていました。ところが、今年311日の関東大震災およびそれに続く東京電力福島第一原子力発電所の未曾有の事故以来、その楽しみを奪われております。

放射線健康被害防止法に定める放射線管理区域に匹敵する、またはそれを凌駕するホットスポットがあちこちに散在する当地に、もはや幼い子どもたちを招くことは恐ろしくてとてもできません。

ちなみに我が家周辺の学校・保育園におけるデータをいくつか挙げますと――

     地上 50cm   100cm

柴宮小学校 1.57μSv/h 1.00μSv/h

柴宮保育所 0.60μSv/h 0.40μSv/h

柴宮幼稚園 1.20μSv/h 0.90μSv/h

郡山第七中学校  ―― 1.31μSv/h

朝日が丘小学校 1.36μSv/h 1.30μSv/h

データ出所: http://fukushima-radioactivity.jp/


このように公的機関が測定公表したデータをいくつか列挙すれば、郡山市内の放射能汚染環境のなかで年端のいかぬ生徒・児童を教育したり、幼児を保育したりするのは、文明国にあるまじき野蛮な暴挙であるといっても過言ではありません。

貴裁判所におかれましては、子どもたちの健康を守るためにも、従来からの放射線防護関連の法律の遵守を促すためにも、賢明なるご判断をなされるように心底からお願い申し上げます。

以上


『陳述書』送付要項――

用紙・書式・内容・文体は自由です。

日付・宛先「福島地方裁判所郡山支部 御中」・住所・署名&捺印・表題「陳述書」、これで立派な公式文書になります。

とりあえずの締め切り:10月7日

送付先:

安藤法律事務所

〒390-0861 長野県松本市蟻ケ崎1-3-7

FAX     0263-39-0700 

Eメール添付 m-ando@po.mcci.or.jp


『子どもたちを福島原発事故による被ばくから守るため

集団疎開を認める決定を求める署名』

こちらも10月7日までにお願いします。

 PDF用紙  1am.sakura.ne.jp/Nuclear/Signature.pdf 

オンライン署名 http://311fukushima.net/?page_id=83

 

リンク:

ふくしま集団疎開裁判

http://fukusima-sokai.blogspot.com/



0 件のコメント:

コメントを投稿