フランス放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)および
フランス原子力防護評価研究所(CEPN)主催
フランス原子力防護評価研究所(CEPN)主催
第1回セミナー
Espaces
Cap 15
1-15 Quai de Grenelle, 75015 Paris
http://www.cap15.com/en
1-15 Quai de Grenelle, 75015 Paris
http://www.cap15.com/en
パリ 2014年3月11日
背景
福島第1原発事故のあと、国際放射線防護委員会(ICRP)は日本の「放射線安全フォーラム」と共同で、事故の影響を受けた地域で暮らす人びとの生活条件を改善する可能性を明確にするために、すべてのステークホルダー(利害関係者)による一連のダイアローグ(対話集会)を実施した。ダイアローグは2011年11月以降、ほぼ4か月ごとに開催されている。
この集会と平行して、また関連して、市民たちのグループが、被災地住民、専門家、地域職業人、当局が交流して、放射線状況をよりよく理解し、汚染の影響を受けている国土にとどまる選択をした人びとの生活条件を改善するための地域社会レベルの行動を促進する目的で、みずから団体を組織した。
IRSNとCEPNは利害関係者関与および事故後管理の分野で経験を積んでいることから、フランス原子力安全局(ASN)、ノルウェー放射線防護局(NRPA)、放射線防護・公衆衛生委員会/OECD原子力機関(CRPPH/NEA)とともに、ICRPダイアローグ主導に参加・支援している。
IRSN/CEPN分析
この状況において、IRSNとCEPNは共同で、次のような項目に関して、行動からの経験フィードバックの分析を開始した――
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地域レベルの事故後管理における日本のさまざまな利害関係者(当局、専門家、専門職、NPO、市民…)による関与の条件
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地域、国家および国際的な専門家を、住民の毎日の生活における関心と期待に応えるための奉仕に動員するための様式(相互専門化)
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事故後の状況にあわせた実用的放射線防護文化の発生と発達
この分析は、専門家と専門職、ならびに事故被災地の生活条件の再建に関与する日本の市民社会の代表による緊密な協力のもとに行われる。
この経験交流の目的は、一方には、事故後の状況における市民社会のさまざまな当事者を交えて、意識を高め、専門知識を用意するための提案を開発すること、他方では、放射線防護および放射線生態学の分野における研究・開発作業オリエンテーションにおいて人間的次元を考慮することである。
ICRPダイアローグ・イニシャティヴに参画している日本人参加者を交えた2回の作業セミナーによって、この分析が豊かなものになり、考察の正当性を確保することになる。第1回のセミナーは2014年3月、第2回は2014年遅くに開催される。
2014年3月11日開催セミナーの目的
この第1回セミナーの目的は、被災民とのみずからの取り組みの問題に関して、日本人参加者の証言を提示し、議論することである。また、ICRPダイアローグ・イニシャティヴから学んだ教訓、ならびに地域住民が専門家と専門職の支援を受けて地域社会レベルで実施した最初の行動の分析における、これまでに達成された前進を提示し、議論することも目的とする。
第2回セミナーは、同じ日本人参加者を迎え、フランスの市民社会代表の参加枠を拡大して、2014年の秋に開催される。
参加者
セミナーは、事故後管理に関与するフランス放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)の役員および上席専門家、ならびに国際放射線防護委員会(ICRP)ダイアローグ・イニシャティヴに参加するフランス原子力安全局(ASN)、ノルウェー放射線防護局(NRPA)、放射線防護・公衆衛生委員会/OECD原子力機関(CRPPH/NEA)の専門家のために設定されている。
日本人参加者――
安東 量子
NPO “Ethos of Fukushima” リーダー
NPO “Ethos of Fukushima” リーダー
伴 信彦 教授
東京医療保健大学教授
ICRP第1委員会委員
東京医療保健大学教授
ICRP第1委員会委員
早野
龍五 教授
東京大学教授
欧州原子核研究機構(CERN)の反物質研究者
東京大学教授
欧州原子核研究機構(CERN)の反物質研究者
勝見 五月(かつみ さつき)
福島県内小学校の元校長
現職、市の教育問題顧問
福島県内小学校の元校長
現職、市の教育問題顧問
黒田 祐次郎
東京大学病院・緩和医療科助教授
東京大学病院・緩和医療科助教授
丹羽
太貫 教授
国際放射線防護委員会(ICRP)主委員会委員
京都大学教授、福島県立医科大学准教授
ICRPダイアローグ・イニシャティヴ・コーディネイター
国際放射線防護委員会(ICRP)主委員会委員
京都大学教授、福島県立医科大学准教授
ICRPダイアローグ・イニシャティヴ・コーディネイター
多田 順一郎
NPO「放射線安全フォーラム」会員
伊達市顧問
NPO「放射線安全フォーラム」会員
伊達市顧問
セミナー・プログラム
09:00~09:30 IRSN開会挨拶および参加者紹介
09:30~11:00 日本人証言および質疑
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勝見五月「富成小学校の除染・再建に関する報告」
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伴信彦「人びととの情報交換:日本保健物理学会Q&Aウェブサイトおよび飯舘村における経験」
11:00~11:30 コーヒー・ブレイク
11:30~13:00 日本人の証言および質疑
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多田順一郎「3年間の経験および福島の一NPO会員としての視点」
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黒田祐次郎「生活条件を改善するための地域住民との協力:新米科学者のいくばくかの経験」
13:00~14:30 ランチ
14:00~16:45 日本人の証言および質疑
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早野龍五「フクシマ後の社会との相互関与:個人的経験」
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安東量子「人が帰属する場所:3.11以前と以後」
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丹羽太貫「放射線生物学で福島の人びとに奉仕する」
16:45~17:00 コーヒー・ブレイク
17:00~18:00
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ティエリー・シュナイダー「ICRPダイアローグ・イニシャティヴからすでに得られた教訓とは、なにか?」
18:30~20:00 カクテル・パーティ
☆ ★ ☆ ★ ☆
【付録 1】
今日は3月11日、東北原発大震災の三周年である。パリは快晴で心地よい小春日和だ。
エッフェル塔、パリ日本文化会館のあるすぐ脇の、国際鉄道会館(予定されていた会場CAP15が急に変更になった。ここは過日、愛知万博の開催が決定された場所で、そのとき、万博に反対の環境派の人たちがデモった場所でもある)
で非公開に開催されたIRSN(仏放射能防護・安全研究所)とCEPN (核防護評価研究センター:仏原子力ロビーによって作られたNPO)によって開催された非公開セミナーだが、コーヒー・ブレークの隙を見計らって、闖入した。54人ほどの参加者が入るちいさなホールで、皆学生のように、おとなしく聞いている。
しばらく多田順一郎センセ(放射線安全フォーラム)のお説を拝聴した後、ちょうど,ロシャール氏が立ち上がったところで、仲間のI女史が、 彼に向かって最後列から呼びかけた。
「ロシャールさん、ロシャールさんはあなたですか。あなたはチェルノブイリでエトスをやった。福島でもやろうとしている。放射能に防護も安全も存在しないのに、あたかもそれが出来るように吹聴している。あなたは犯罪的で、ここにいる人たちも共犯者だ」。会場は騒然となった。ロシャールせんせは近づいてきた。共同主催者であろう丹羽センセもブットンできた。丹羽先生はすごい剣幕で、<ここは非公開のセミナーだ、静かに聞いている分には許すが、会議を混乱させるなら、出て行ってくれ>と。例の自称<市民運動>のアンドーさんも、かけ参じた。私の顔をみて、<コバヤシさんですね。よくもでたらめをたくさん書いてくれましたね>と。ハハァ、なるほど拙著を読んでいる!<アンドーさん、あなたもよく色々なさってますね。ところで、今回はどなたのお金で、こちらにいらしたんですか?>と私。<そんなこと、応えられません。返事する必要ありません>と言って、私を睨みつけている。まあ、盗人猛々しい風の人だ。こういう風の人だから、<福島イン・エートス>が出来るのだと、合点した。我々はしばらく留まることにして、多田せんせのご講演を拝聴した。なるほど、彼ら推進派の放射線防護の人たちは、除染すれば放射能は低くなり、飯舘村も除染したので、だいぶ低くなったと測定図を開陳する。
そして、事故後、しばらく混乱が起こっているのは、反原発派の様々な異論や、いい加減な知識を持つ人々が、いい加減な情報を振りまき、世相を混乱させたからで、きちんとしたステークホルダーが必要だ、と結論。
相変わらずの独善的な結論で、原子力ロビーの専門家たちというのは、あたかも、自分で自分を納得、正当化しているような、他の考え方に対して理解してもらおうなどとは思わない。自分が一番正しくて、その価値観をきちんと普及させれば、すべてが解決すると言った風なのであった。
私は、他の用事があったため、会場を後にした。
アンドーさんは、ツイッターで、あちこちパリ見物をして、グルメ三昧の生活を書き送っているそうだ。震災の三周年で、皆被災者は悲しみを新たにしているというのに、バチあたりなことである。そもそもこのような、原子力を推進するために放射線管理を検討し合う推進派のセミナーを開催すること自体が、バチあたりなことである。
参加者の大半は、どうやらIRSNの研究者や専門職員のようだ。まったくあきれ果てた組織である。他に、CEPN, OECD, ASNの職員、そして、ロシャールせんせとシュネイデールせんせだ。彼らのなかに良心のかけらを持った人さえもいないのだろうか。
コリン
日本側の招待パネラー:
安東量子(エートス・イン・福島)
伴信彦(東京保健大学)
早野龍五(東京大学)
勝見五月(伊達市、前富成小学校校長)
黒田佑次郎(東大病院)
丹羽太貫(ICRP主委員会委員 京都大学名誉教授)
多田順一郎(放射線安全フォーラム)
コリン
日本側の招待パネラー:
安東量子(エートス・イン・福島)
伴信彦(東京保健大学)
早野龍五(東京大学)
勝見五月(伊達市、前富成小学校校長)
黒田佑次郎(東大病院)
丹羽太貫(ICRP主委員会委員 京都大学名誉教授)
多田順一郎(放射線安全フォーラム)
☆ ★ ☆ ★ ☆
【付録 2】
パリ,6:23am 9℃.震災三周年の今日は,フランスの放射線防護・原子力安全研究所 IRSN で講演など…
— ryugo hayano (@hayano) 2014, 3月 11
ムッシュ・コリン・コバヤシ、相変わらず脳内妄想で現実を歪めるのがお好きですね。あなたのお仲間の女子は、非礼にもプレゼンテーションの最中に怒鳴り声を上げ、わめき続けました。あの振る舞いは、主義主張の問題なく、無礼者の所行です。http://t.co/c5pUxGsdqY
— 安東量子@ねこみみ付くまモン (@ando_ryoko) 2014, 3月 11
お約束の美人さんに拝謁。 pic.twitter.com/GkH1S0RykF
— 安東量子@ねこみみ付くまモン (@ando_ryoko) 2014, 3月 10
アンジェリーナに来てみた。 pic.twitter.com/IshIrYA7Ts
— 安東量子@ねこみみ付くまモン (@ando_ryoko) 2014, 3月 10
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