2012年9月4日火曜日

【学習資料】食品汚染と内部被曝


モン=モジモジ

@mojimoji_x

反原発芸人はじめました。今年中に全部止めて葬り去りましょう。「汚染瓦礫の広域処理」には絶対反対。これ以上未来を壊されてたまるか。/自作ビラ、ガレキ問題資料などあります。⇒ http://monmojimoji.tumblr.com/data大阪府大阪市 · http://monmojimoji.tumblr.com/ツイッター https://twitter.com/mojimoji_x
モン=モジモジさんのサイト『唄う革命』に「資料庫」があります。そこに「内部被曝の危険性」というチラシが用意されています。印刷用PDFには上記リンクからアクセスできますが、学習資料として最適なので、改変・転載など使用自由という寛大なお志しに甘え、コンテントをここに転載させていただきます。したがって、当記事も改変・転載自由とします。(@yuima21c
食品汚染と内部被曝
いまここにある危機
Q1.どうして放射線被曝が怖いの?
A.放射線がもたらす作用とは「分子を切断すること」。遺伝子だけでなく、あらゆる生命機能に破壊的に作用します。特に、呼吸や経口摂取を通じて体内に入った放射線源から被曝する「内部被曝」は「外部被曝」に比べて何百倍も危険性が高いと指摘されています。「それほど危険ではない」とする意見が出てくる理由は、その人が内部被曝の危険性を知らないか無視していることによります。
Q2.どうして内部被曝が怖いの?
A.外部被曝では破壊力の小さなカンマ線が主になりますが、内部被曝では全種の放射線が人体に到達します。破壊力の大きなアルフア線・ベータ線の内部被曝が与える傷は、カンマ線に比べ、より複雑で修復しにくいとされています。
 また、放射線源の性質によっては、身体の特定部位に集まって集中的に被曝を発生させるものがあります。そのため、被曝の量としてはそれほど大きくなくても深刻な症状がでる危険性があり、最近はそれを裏付ける実証データも多数出てきています。
Q3.内部被曝を避けるためには?
A.内部被曝の経路には「呼吸」と「食料・水分の摂取」という二つがあります。大気の汚染は現在はそれほど問題ではありませんが、食物の汚染は深刻です。全国どこでも「汚染された食材を注意深く避けること」が大事です。日常的に食品汚染の情報を調べる習慣を持ちましよう。次のサイトの情報が充実しています。
SaveChild : http://savechild.net/
・上記サイトの「食品情報」タブをクリックしよう。
 外食が多い人は、汚染食材の多くが外食産業に流れていることに注意が必要です。行きつけのお店などで店長さんに食材の産地を聞いてみましよう。ついでに、内部被曝のことも話題にしてみましよう。知識を持つ人が増えるほど、みんなの危険が減ります。
 また、現在、日本政府は「災害廃棄物の広域処理」という方針を掲げています。これが実現してしまうと、汚染カレキが大量に大阪に持ち込まれることになります。詳しくは、Q5をご覧ください。
【オススメ書籍】
矢ケ崎克馬ひろがる内部被曝Q&Aプラス最新解説
医療問題研究会
低線量・内部被曝の危険性その医学的根拠
Q4.どうして政府は内部被曝を軽視するの?
A.放射線被曝の規制は「人体に安全な範囲に制限しよう」ではなく、「核利用を進めるために、これだけは我慢してもらおう」という発想で進められてきました。最初から安全性は二の次なのです。
 だから、内部被曝が深刻な影響をもたらすことを認めれば、健康被害などへの補償が必要になりますし、場合によっては、核利用そのものをやめることも考えなければならなくなります。ですから、内部被曝の危険性を示唆する証拠は、世界的に政治の力によって無視されてきたのです。
 一例を挙げると、広島・長崎への原爆投下に際しても、内部被曝の影響と想定される諸症状が多く発生しました。ところが、原爆症訴訟では、これらの被害が何十年ものあいだ認められず、多くの被害者が苦しみました。
 内部被曝を軽視する国の姿勢は、3.11以降に取られた数々の施策にも露骨に表れています。「食品・飲料水の汚染に関する基準値の大幅引き上げ(暫定規制値)」、「公衆の被曝線量の大幅引き上げ(1mSV/年から20mSV/年へ)」、「放射能を含む災害廃棄物の広域処理の促進」等、被曝を抑制するどころか拡大する施策の数々には、世界中から疑問の声があがっています。
Q5.「汚染ガレキを全国にバラまく」つてどういうこと?
A。現在、日本政府は、被災地の放射能に汚染されたガレキを日本全国に運んで焼却する計画(災害廃棄物の広域処理)を進めています。多くの疑問の声をヨソに、環境省は10億円をかけて広告キャンペーンを展開し、全国の自治体に協力するよう高圧的に働きかけています。
震災ガレキは放射能を含みます。焼却すれば、焼却場から出る排気、排水、焼却灰を通じて大量の放射能がばらまかれる危険性があることを専門家も指摘しています。また、放射能だけでなく、ヒ素、水銀、PCB、六価クロム、アスベストといった多種多様な有害物質の危険性が指摘されています。
汚染に対する日本政府のルーズな姿勢は、汚染食材の流通などと相まって、確実に日本全土に深刻な汚染をもたらします。諸外国の信用も失い、経済にも深刻な打撃となるでしょう。まず、汚染カレキの受け入れを止めて、政策全体の方針転換を促していくことが必要です。
Q6.国の基本姿勢を変えるにはどうしたらいいの?
A。わたしたち一人ひとりが「被曝させられるのはイヤだ」と声をあげる必要がありますし、加えて「人びとを汚染地域に置き去りにするな」との声も併せてあげていくことも重要です。自分と家族だけを守ろうとしても、きれいな食材も水も空気もどんどんなくなっていけば先はありません。みんなで協力して政府にはたらきかけることが重要です。是非、力を貸してください。
ACTION!!
学習会や講演会、デモに出かけてみよう。
出かけたら、話しかけてみよう。仲間を作ろう。
面倒なこともあるけれど、目をそらさないで取り組むことのたのしさもある。
自分のために。仲間のために。未来の子どもたちのために。
脱原発系イベントカレンダー: http://datugeninfo.web.fc2.com/
【作成責任】モン=モジモジ mail: mon@mojimoji.org


 さんが 2012/08/30 に公開
質問者のツイッターアカウント: https://twitter.com/mojimoji_x
(8月30日)大阪市中央公会堂
大阪市民を対象に開催した東日本大震災廃棄物広域処理に関する説明会
IWJ: http://www.ustream.tv/recorded/25058477

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