朝日新聞オンライン(asahi.com)に次のような記事が掲載されました――
2011年5月30日17時0分
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、原発から約60キロ離れた
記事は、
翌5月30日、朝刊を開いてみると、この記事が見当たりません。福島県では夕刊は発行されず、朝・夕刊を統合した総合版となっています。編集のさい、夕刊掲載のこの記事をデスクは採用しなかったのでしょう。
その結果、夕刊が配達される首都圏など福島県外の読者はこの記事に接し、一方、不安に駆られ、実用的な情報に切に求めている福島県内の読者にこの記事が提供されないのは、どうしたことでしょう?
さっそく朝日新聞福島総局に電話してみました。受付嬢は「ご意見承ります。ご要望は記者に伝えさせていただきます。なお、詳しくは東京本社にご連絡ください」というばかりで、埒(らち)が明きません。
そこで東京本社お客さま窓口(03-5540-7616)に電話してみました。記事にまつわるいきさつを伝え、不安に駆られている福島県内の親御さんたちの実情を説明し、この記事が福島県内配達の紙面で読めないとは理不尽であると訴えました。受付の女性は非常に同情し、記事が掲載されなかったのは不思議ですねと同情してくれました。明6月1日にでも掲載してほしいと要望すると、まちがいなくデスクに伝えると答えてくれました。
明朝の紙面に掲載されるかどうか、もちろんわかりません。ともあれこの件で、朝日新聞のジャーナリズム、読者に対する姿勢が問われていると、小生は考えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿