2月26日、ふくしま集団疎開裁判の会主催「世界市民法廷」東京会場で発信された
郡山市出身の高校3年生のメッセージ
うえまえ まゆこ
私は、放射能をばら撒いた東京電力、国策として原発を推進してきた国や自治体、それを許してきた無関心な主権者達に怒りを感じています。そして、原発が爆発し、放射能・放射性物質が降り注いだ今も、「仕方がない」や「わからない」、「自分には関係ない」など、無関心な人が沢山いることに違和感を抱き、腹が立ちます。私は、一番守るべきものは、命そして未来だと考えています。国策として進めてきた国や自治体には、全ての国民、子ども達の命と未来を守る責任があります。
それらを守らせるためには、一人でも多くの人が考え関心を持ち行動することだと思います。これは命を脅かすものに対しての闘いであり、政治や思想などの壁を壊す覚悟が必要ではないでしょうか。
もうすぐ一年が経つ今、関心がある人とない人の意識の差は、広がる一方に感じられます。被曝の問題や避難については、人それぞれの生き方や選択の問題だからと言われることがありますが、目にも見えない匂いもしないどうなるかよく分らないものに対して判断を迫る事自体残酷でおかしい事だと思います。だから、考える人とそうでない人が生まれてしまうのです。子どもだけでは避難はできません。
一人ひとりが一人の人間として純粋に何をするべきか、何を守るべきか考えるべきです。大人の様々な事情や経済の発展よりも、命や未来を大切に考えて欲しいです。命のスペアは無いのです。
■YouTube: 市民世界法廷(東京法廷・後半)主催:ふくしま集団疎開裁判の会
■YouTube: 市民世界法廷(東京法廷・後半)主催:ふくしま集団疎開裁判の会
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