2012年3月10日土曜日

3.10『原発いらない イノチの集い』主催者あいさつ



2012年3月10日



こんにちは!高線量の福島へ、ようこそ!
「原発いらない福島の女たち」企画による、「原発いらないイノチの集い」にご参集下さいましてありがとうございました。今日最後の時間となり、ひとことご挨拶を申し上げます。
あの日からちょうど一年が経ちました。私たちは不安の中に打ちひしがれ、逃げ惑い、いつも泣いていました。長蛇の列に水とガソリンを求めました。多くのものを失いました。取り返しがつかない事態になってしまったことに、呆然とするばかりでした。
そして、一年。
事故は収束せず、四号機がアブナイといわれる中で、帰村宣言をする村がでてきました。なんということでしょう。
ここ福島では今までにも増して、やらなくちゃいけないことが山積みです。女たちは毎日精一杯です。
そんな中で、ここにいるすばらしい皆さんと出会えたこと、あなたと出会えたことを本当に嬉しく、また誇りに思っています。
原発問題でも発言されている高橋哲哉さんは、沖縄と福島の共通項を語り、「犠牲のシステム」を止めていこうと提案しています。弱者の犠牲の上に成り立つ暮らしやシステムは、即刻やめるしかない_これに私たちは強く共感します。
また、沖縄には「ヌチドウ宝」という言葉があります。
命をいとおしみ、命と共に、命に添った生き方に私たちが帰っていくことができるのかどうか?とりわけ、女たちの手で、女たちのやり方でそれができるのかが試されていると感じています。
混沌の時代は、変革への時代であり、今こそ「私たちの時代」_とも言えるのかもしれません。一人ひとりが熱い開拓者・志を高く掲げたパイオニアとなってこの世界を生き抜こうではありませんか。
これからも私たちはこの地球に生きていきます。皆さん、どうか、福島を忘れず、福島で起きていることを世界中に伝え続けて下さい。私たちと共にいて下さい。
今日最後の企画を存分に楽しんでいただき、明日の行動につなげたいと思います。
ありがとうございました。

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