2015年6月10日水曜日

英紙インディペンデント「ISISが汚い爆弾を製造するに足る放射性物質を奪取」









ISISの汚い爆弾~聖戦士集団が放射性物質を奪取

アダム・ウィズナル ADAM WITHNALL 
2015610

ISIS武装集団が政府施設から放射性物質を奪い、大型で破滅的な「汚い」爆弾の製造に足りる量を確保したとオーストラリアからの情報が伝えている。

ISISはプロパガンダ雑誌“Dabiq”の最新号で大量破壊兵器を開発する野望を鮮明にしており、また以前にインドの国防当局者らが武装集団がパキスタンから核兵器を入手する可能性について警告していた。

オーストラリアのジュリー・ビショップ外相によれば、通常の場合、政府機関だけが入手できるはずだが、ISISが研究所や病院からに奪った物質について、NATOが深い懸念を表明した。

ISIAが保有する放射性・生物兵器備蓄の脅威は深刻であり、化学兵器使用の終結に向けて活動する40か国連合のオーストラリア・グループは先週にパースで開催された同連合のサミットでこのテーマに関する会合を主催した。

「これはまことに危惧すべきことです」と、ビショップ氏はオーストラリアン紙に語った。

オーストラリアのジュリー・ビショップ外務大臣

ビショップ氏は、ISISがシリアとイラクに領域を拡大したとき、「武装勢力が地方銀行の現金を根こそぎ奪っただけでは済みませんでした」と語った。

ビショップ氏は先週のオーストラリア・グループの会合で、ISISが塩素などの毒ガスで武装している恐れについて発言していた。

ビショップ氏はまた、オーストラリアン紙の取材に対して、彼女の懸念している情報は外務省だけでなくオーストラリア国防省からも寄せられていると明言した。

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