2015年12月29日火曜日

【写真特集】福島第一やチェルノブイリに棲みつく動物たち





福島第一やチェルノブイリに棲みつく動物たち

20151228





ルーカス・W・ヒクソン Lucas W Hixson


東京電力は今週21日、福島第一2号炉に入りこんだキツネの画像を公表した。


キツネはあちこち嗅ぎまわって、汚染された構造物を調べている。

画像は、福島第一やチェルノブイリのような現場から動物を閉めだしておくことの難しさを見せつけている。

チェルノブイリ核発電所の療養所建屋の傍らで身を寄せあって眠ろうとする犬たち
筆者は9月、チェルノブイリ核発電所を訪問し、現場に住みついている野良犬を何百匹も見た。労働者たちは餌を与え、手なづけていたが、われわれはあえてそうしなかった。

チェルノブイリ核発電所の新しい封印建屋の前にたたずむ野良の子犬
われわれがチェルノブイリで見たのは、フェンスで閉めだされていない場所はどこでも獣が入りこむということだった。

チェルノブイリISF-2施設ゲートのフラップの下をくぐる犬
この画像で見るように、ゲートのフラップだけでは、4脚の友だちの進入を防げない。

チェルノブイリ核発電所のオオカミ出没警告標識
チェルノブイリの犬たちは野良であり、外見も野良そのものであるが、現場にいるかぎり、立入禁止区域のオオカミたちより少しは安全が保証されている。


このような境遇の動物たちにとって、長期的な救済策とはどのようなものか、筆者にはわかりかねるが、「チェルノブイリの犬たち」を主題としたわれわれの訪問で撮影した写真を当地米国の獣医に見せてみると、彼は現地に赴いて、無料で避妊・去勢手術をしましょうと、いの一番に申し入れてくれた。


Chernobyl Series

【クレジット】

Enformable, “The Animals at Fukushima Daiichi and Chernobyl,” by Lucas W Hixson;

【付録】

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