大掛かりなフクシマ放射能の隠蔽
政府資金を支給された科学者らは安全という
2015年12月23日
北アメリカ海岸の沖合でフクシマ放射能のレベルがこれまでより上昇しているという憂慮すべき知見が得られているが、メディアは心配する必要のない問題であると報道している。
日本の福島第一核発電所は2011年3月の大地震と津波のあと、多重メルトダウンを起こした。相次いで爆発した反応炉が膨大な量の放射性物質を空気中に放出し、その大部分が太平洋に降り注いだ。それ以来、大量の放射性物質が海岸の施設から海洋に注ぎ込まれている。
研究者らは12月14日、サンフランシスコで開催されていたアメリカ地球物理学連合の学会で発表した研究において、アラスカからカリフォルニアにかけて前回に採取した試料よりも放射能レベルが上昇していることが認められたと明言した。サンフランシスコの2,500キロ西で採取した試料から、最高レベルの放射能が検出された。
「安全」と言うのは、だれだ?
ウッズホール海洋研究所の主任研究員、ケン・ビューセラーは災害勃発の3か月後に最初の海水試料を採取しており、太平洋におけるフクシマ由来の放射能を観測する人たちの第一陣に数えられる。彼は2014年、海洋放射能データの大量収集に役立てるために、市民観測活動グループ――Our Radioactive Ocean[われらが放射性の海]――を発足させた。
フクシマ由来の放射能を追跡する研究者らは、半減期がほんの2年しかないアイソトープ、セシウム134に着目した。海洋中のセシウム134はすべてフクシマ惨事に由来していると考えられる。これとは対照的に、セシウム137――やはりフクシマから大量に放出されたアイソトープ――は半減期が30年であり、海洋中の残留期間が長いので、単にフクシマだけでなく、かなり昔の1950年代に実施された核実験にも由来していると考えられる。
ごく最近の調査によって、これまでの研究に110点のセシウム137試料が新たに加えられた。新しい試料の放射能は海水1立方メートルあたり平均11ベクレルであり、以前に採取されていた他の資料より50パーセント高いレベルに達していた。
ビューセラーはしかしながら、この知見を放射能レベル上昇の警戒すべき兆候として提示せずに、セシウム134の検出レベルは米国政府が定めた飲用水許容限度の500分の1に過ぎないと強調している。ニュース専門サイト、The Big Wobble[大きく震える]は、ビューセラーおよびウッズホールの米国政府に対する重度の財務依存体質――ウッズホールが複数の政府機関から支給された800万ドル近くの研究資金――が、この安全性を力説する姿勢になんらかの影響を与えているのではないかと疑問視している。
さらに悪化する状況
しかし、現実として、西岸沿いの放射能状況は悪化を続けると予測されている。ノルウエーのナンセン環境・リモートセンシング[遠隔検出]センターによる2013年研究によれば、フクシマから放出された海洋放射能プルームは2017年に大挙して北アメリカ西海岸に襲来し、そのレベルは2018年に頂点に達すると予想される。災害に由来する放射性物質の大半は、少なくとも2026年まで西海岸に滞留しつづけるようである。
福島大学・環境放射能研究所の青山道夫教授によれば、いま北アメリカに達したフクシマ由来放射能の量は、災害の当初、日本に拡散した分におそらく匹敵するだろうという。
ウッズホールの最新研究はまた、損壊したフクシマ施設から、いまでも放射性物質が太平洋に漏出していると認めてもいる。日本沿岸沖合のセシウム134のレベルはカリフォルニア沿岸沖合のそれより10ないし100倍高い。
ビューセラーは米国政府の「安全」な放射能許容限度に正面から異議を唱えることなく、海洋の放射能汚染が心配の種にならないという事実に遠回しに言及している。
「事実として、わが国の沿岸沖合の汚染レベルは、人の健康や海洋生物のための政府許容限度より充分低いが、それにもかかわらず、測定値の変動からして、太平洋全域の汚染レベルをなお一層詳細に監視する必要性が重視される」と、彼は述べた。
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by The Daily Sheeple
【クレジット】
BEFORE IT’S
NEWS, “Massive Fukushima Radiation Cover-Up as Government-Funded Scientists Now
Claim Radiation Won’t Hurt You”;
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