2012年4月28日土曜日

『第4の革命 - エネルギー・デモクラシー』 #4thre 簡易ガイド

第4の革命 - エネルギー・デモクラシー
『第4の革命』公式サイト http://www.4revo.org/

みなさんお気づきのように、右のガゼットセクションに リンクバナーとYouTube 映像を埋め込みました。ドキュメンタリー映画『第4の革命 - エネルギー・デモクラシー The 4th Revolution - Energy Autonomy』をプロモートしたいので、 当分ここに置いておこうと思います。
時間に余裕がある方は右の予告編(2:00)だけでなく、映画のダイジェスト版(13:10)をご覧ください―



「第4の革命」とは?



第4の革命は私たち一人ひとりに向けられたメッセージ…








太陽エネルギー、風力、水力、地熱エネルギーは、世界中の誰でも平等に利用できる自然エネルギー源だ。そしてこれらのエネルギーは持続可能で、お金もかからず、尽きることなく長い間利用することができる。国際的なムーブメントを起こし、世界をエネルギーシフトしていくためには、再生可能エネルギーの可能性についての知識を広めることが必要不可欠だ。この知識を人々に分かりやすく伝えるために、このドキュメンタリー「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」は製作された。
この映画では、著名な環境活動家やノーベル賞受賞者、政治家らによって、これから30年以内に100 %再生可能エネルギーへのエネルギーシフトが可能だということを、様々な角度から分析し、紹介する。 この映画は、再生可能エネルギーへの認識を高め、新しいエネルギー時代への夜明けへと人々を導くだろう。「新しいエネルギー時代」へようこそ! 
webサイト:(日本語)http://www.4revo.org/ (英語)http://www.energyautonomy.org/
Twitter: @4thre facebook ハッシュタグ #4thre



そろそろわたし自身の試写を観させていただいた感想を語ってみましょう。
この映画にはヨーロッパ太陽エネルギー協会会長にしてドイツ連邦議会議員(社会民主党)、再生可能エネルギー定額買取法案をまとめたヘルマン・シェーア氏、バングラデシュ、グラミン銀行元総裁の経済学者、ムハマド・ユヌス氏、電気自動車ベンチャー、テスラ・モーターズの会長、イーロン・マスク氏など世界に名を馳せる新時代のリーダーたちが登場し、第4の革命の夢と現実性を語ります。
デンマークのコミュニティ電力をまかなう風車の群れ、カリフォルニアを疾駆するステラ・スポーツカー、スペインの大規模な太陽熱発電プラントと熱水蓄電システムなど、次々と紹介される実績を目にすれば、再生可能エネルギー革命は夢でなく、ましてや当分無理とばかり店晒しにしてよいものもなく、世界をまるごと変革する一大潮流なのだと理解できます。もはや、原発再稼働などに固執していては流れに乗り遅れかねません。
だが、わたしにとって最も意義深いと思えたのは、中国の起業家、サンテックパワーの若いCEO施正(シ・ジェンロン氏がソーラーパネル生産と普及について自信たっぷりに語り、マリ共和国の青年が自国のソーラーパネル導入を目指して夢中になり、女性がそれに応えて明かりの灯る診療所でお産をする夢を語り、あるいはバングラデシュの若い女性たちが熱心に電気工学の基礎を学んでいる…そういうエピソードでした。


エンディング・クレジットでレゲエ調の音楽を聴きながら、鳥肌が立つほどの感動を覚えました。IT革命につづくエネルギー革命は、富裕諸国の産業社会を変革するだけではなく、貧困諸国の人びとの暮らしをみずからの手でポジティブに変革する可能性を秘めている否、現実に変革しつつあったのです。
20111217日(土)より日本各地でロードショー。日本全国で劇場公開や自主上映会開催を実施しています。自主上映会開催については自主上映者募集をご覧ください。
「第4の革命」東北地方の上映予定
山形県 鶴岡市 【主催者】 4の革命鶴岡上映実行委員会 【上映日】 未定
福島県 福島市 【主催者】 フォーラム福島 【上映日】616()22日(金)
付録
東洋経済 online エネルギー関連記事:
藤津朋子
【メッセージ】
この記事へのレスとして、友人が次のような感想を寄せてくださったので紹介します。
*** 以下、引用 ***
ノーベル経済学賞受賞のアマルティア・センは、『人間の安全保障』(集英社新書)でこういっています――
今や世界はリスク社会であり、人間の安全保障が重要である。人間の安全を脅かすものはテロや戦争ばかりでなく、人権侵害や環境問題など様々なものがある。
人間の安全保障となるものは、教育の充実、女性のエンパワーメント、グローバル化によって生じた利益の分配(グローバルな分配の取り決め)などなど。
この教育、女性のエンパワー、利益分配は、自然エネルギーの活用により実現できると思います。それは第四の革命で描かれています。

それと、「環境市民」の動きです。
民俗学に、「土の人、風の人」と言う言葉があります。土の人は、その土地に根付いて土地を豊かにする人、風の人は各地を回り、風のように情報をもたらす人。環境市民は世界中で増加しており、風と土、両方の要素を持っている新しい潮流と思います。
福島県外に避難した方々は環境市民としてエンパワーして県外で新たな生活をスタートしていると見ることができると思いませんか?今、福島県内に居る者としてできることは、やはり「環境市民」としてのふるまいであり、この映画をプロモートしていくのも一つの行動だと思っています。
しかし、中国やマリ、ドイツ、アメリカの取り組みが多数あったのに、日本の取り組みはゼロでしたね。
次に続くのは、フクシマでしょうか?
藍原寛子
(あいはら ひろこ)医療ジャーナリスト、福島県内で『第4の革命』上映運動中
Twitter:
HirokoAihara
Blog
EdgeなNewsを掘り起こす ジャーナリスト藍原寛子のブログ
インターネットニュース専門チャンネル『ビデオニュース』にて「福島報告
日経ビジネスオンライン コラム「フクシマの視点」(水曜日更新) 
ホームレスを支援する社会貢献誌 The Big Issue 日本版 連載「被災地より





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