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UPI が世界に伝える郡山市小中学校・保育所ホットスポット
当ブログの4月10日付け記事「郡山市の小中学校、校庭の使用制限解除」にて既報したとおり、郡山市教育委員会は「校庭の表土除去などにより空間放射線量が平均で毎時0.2マイクロシーベルトとなったため、安全性が確保できた」(福島民報3.25)として、校庭などの使用時間制限を解除しました。
ところが、市民グループ「安全・安心・アクション in 郡山」(略称:3aの会)による市条例にもとづく情報開示請求により、市内の小中学校や保育所のあちこちに放射線ホットスポットがあることが露見して、大慌てです。
教育委員会は、対応策としてホットスポットの除染をはじめましたが、制限解除は放置したままです。疑問・問題点を列挙してみましょう――
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教育委員会はホットスポットの存在を知らずに安全と判断したのか?
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あるいは、知っていながら安全と公言(広言)したのか?
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ホットスポットの存在が露見しても、制限解除を撤廃しないのはなぜか?
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ホットスポット除染により小中学生・保育園児の内部被曝が心配されるが、教育委員会は対策を考えているのか?
ざっと考えるだけでも、頭上に舞う疑問符だらけです。とりあえず、入手できたかぎりの新聞各社紙面を並べてみましょう――
【日本経済新聞】5月7日夕刊
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郡山市教育委員会による学校安全宣言とは、いったいなんだったのでしょう?
ハンコがべたべた押してあるこの平成23(ママ)年3月21日付け起案文書は、伺書のようですね。職氏名、件名、伺文にこう書かれています―
職氏名:指導主事 鈴木 久
件名:屋外活動制限解除について(伺い)
伺文:このことについて、除染等により学校が最も安全な場所のひとつになっていることや個人積算線量計の結果から、本市の線量が着実に低下していること、また、児童生徒の運動不足、ストレス解消のために別紙(案)により屋外活動制限を解除してよろしいか伺います。
その別紙(案)とは、これ一枚です――
いかがでしょうか?
教育委員会内部で真剣な検討がなされたことが、果たしてうかがわえるでしょうか?
いったい教育委員会は子どもたちの安全に本心から気づかっているのでしょうか?
【お願い】
この記事をお読みいただき、ありがとうございます。あなたもご自分の意見を述べたいとお思いにならないでしょうか?「ふくしま集団疎開裁判の会」では、市民のみなさまに自選陪審員として世界市民法廷の評決をお願いしています―― オンライン「評決」リンク
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【参考情報】
週刊東洋経済の特集記事
「郡山市が小中学校内の「ホットスポット」除染に連休明けから着手。運動会開催前には終わらず(1)」
「郡山市が小中学校内の「ホットスポット」除染に連休明けから着手。運動会開催前には終わらず(2)」
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「郡山市が小中学校内の「ホットスポット」除染に連休明けから着手。運動会開催前には終わらず(2)」
【開示公文書】
開示決定通知書(4.18)郡山市教育委員会から市内各小中学校宛てホットスポット測定依頼書(1.23)
学校敷地内ホットスポット調査票①(1.25、2.22、4.4)
学校敷地内ホットスポット調査票②(4.17)
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