2014年8月17日日曜日

【資料】国際癌研究機関による子どもの甲状腺癌の症例統計~山下俊一先生の権威は国連専門機関を超えたのか?

【オリジナル資料】
Table 1. Thyroid cancer incidence in childhood according to IARC (13).
 http://www.scielo.br/img/revistas/abem/v51n5/a11tab1f.gif

【日本関連の行のみ抜粋】










1 国際癌研究機関による子どもの甲状腺癌の症例統計



症例数
(年齢層別、歳)
100万人あたり症例数
(年齢層別、歳)

国・地域

時期
04
59
1014
合計
04
59
1014
Crude /
ASR
日本
1980-92
1
1
17
19
0.1
0.1
1.1
0.5/0.4
日本、大阪
1981-89
0
0
5
5
0.8
0.3/0.2


【ウィキペディア】
国際がん研究機関こくさいがんけんきゅうきかんIARCInternational Agency for Research on Cancer)は、世界保健機関WHO)の外部組織
発がんメカニズムの解明や原因の特定による発がん頻度の抑制、という目的を果たすべく、化学物質放射線ウイルスなどの人に対する発がんの強さを評価、公表している。このほかヒトの各臓器に発生する腫瘍を組織学的に分類し記載した「WHO分類シリーズ」(The WHO Classification of Tumours series, いわゆる “Blue Books”)を出版している。現在第4版の編集が進行中である。  …つづきを読む

(抜粋)一連の検査で発見された小児甲状腺癌の大半は、思春期前後かそれ以降の甲状腺癌(上記75名の平均年齢は16.9±2.6歳で、平均腫瘍径は14.3±7.6mm)でした。さらに検討委員会では、外部被ばく線量との関係や、地域・地区別の比較結果なども合わせて報告されました。その結果、検査で発見されたのは、原発事故とは直接的な関係が無い「自然発症(福島だけでなく、どの地域で検査をしても一定の確率で発見される)の小児甲状腺癌」であり、前述の通りスクリーニング効果であると評価しています。

山下俊一
福島県立医科大学副学長
長崎大学理事・副学長(福島復興支援担当)

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