Pour l'indépendance de l'OMS
«L’Organisation Mondiale de la Santé (OMS) ne remplit pas sa mission de protection des populations victimes des contaminations radioactives.»
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WHO独立のために
《世界保健機関は、放射能汚染に被災した人びとを防護する使命を果たしていない》
《世界保健機関は、放射能汚染に被災した人びとを防護する使命を果たしていない》
ミシェール・フェルネックス博士インタビュー
「フクシマ、無視されたチェルノブイリの教訓」
「フクシマ、無視されたチェルノブイリの教訓」
2012年8月2日
ミシェール・フェルネックス博士は10日間の日本旅行から帰還して、嘘と沈黙が福島核災害で汚染をこうむった人びとを危険にさらしていると非を鳴らす。
福島県立医科大学の教授陣と交流なさって、なにがわかりましたか?
わたしは、福島県立医科大学の心臓科、泌尿器科、内科、眼科の医師ら4名とお会いしました。先生たちは、放射能汚染関連の症状に気づいていないようでした。彼らは若い患者の心筋梗塞、糖尿病、眼疾患を目のあたりにして、たいへん驚いていました。わたしは、ゴメリのバンダジェフスキー教授が独立系研究機関のベルラド(Belrad)と共同で実施した、チェルノブイリ事故被災民の研究について先生たちにお話しました。研究の結果、汚染、とりわけセシウム137による汚染とこういう病変との関連が明白になりました。
福島県立医科大学では、核問題について口にするなという指示が与えられています。生態学の若手教授がただひとり、子どもに対する惨事の影響に関する研究を試みました。その人は脅迫の憂き目にあいました。たいがいの教職員は統制を受け入れ、保身のために見て見ぬふりをしています…とても深刻なことです。日本のような研究開発力の強大な国は、放射能汚染が誘発する遺伝子変異をさらに深く研究し、世代から世代へと受け継がれる遺伝子異常を克服するために抗突然変異手段を開発すべきです。
甲状腺についていえば、疾患はすでに現れていますが、癌についていえば、子どもの脳腫瘍で4年のうちに、大人の場合、その後に出現するでしょう。低体重出産の新生児の数が増えます。女性胎児のほうが損傷を受けやすいので、女児の出生数は5パーセント減少します。新生児の疾病やダウン症候群の発現は秘密にされています。
現在、汚染された地域に居住する人たちは、どのように暮らしていますか?
京都で避難してきた女性にお会いしましたが、リスクを知らされたり、予防措置を施されたり、適切な食品を支給されたりしていませんでした。福島市では、人びとは自宅に閉じこめられ、庭いじりもしていません。政府は目下、放射線に無頓着なまま、いまだに非常に汚染された元の居住地に住民を戻したがっています。
農村地域では、小規模農民が自給自足で生活しており、汚染された米を栽培しています。米はいまさら売り物になりません。百姓は破産状態です。人びとには、放射性核種の体内摂取を阻み、排出を促進するためにペクチンが必要でしょう。
りんごのペクチンですか?
ベラルーシにおける経験によれば、りんごのペクチン・ビタミンがセシウム負荷量を減らしますので、細胞組織の損傷を軽減します。この療法は3か月ごとに再診すればよく、該当する子どもたちを守るために、食品の選定と準備における安全対策を併用しなければなりません。日本の当局は情報と予防の業務を実施してきませんでした。それとは対照的に、BELRADのウラジミール・バベンコが著した小冊子「自分と子どもを放射能から守るには」の日本語訳が発売されています。
つまり、当局はチェルノブイリの教訓に聞く耳を持たなかったのですか?
そのとおりです。事故のあと、3日以内に安定ヨウ素剤は配布されませんでした。甲状腺の疾患と苦痛を防ぐための、この簡単な予防措置を実施しなかったのは、重大な失策です。チェルノブイリの場合と同じように、避難は遅れました。30キロメートル以遠では、避難は実施されず、自主的に離れた人びとは補償を受けないでしょう。放射線防護に関する国際基準は守られていません。つまり、放射線感受性が成人よりも100倍高い子どもに対してさえも、許容放射線量が引き上げられました。ソ連の政府機関はこういう線量限度を超えることを拒否しました。日本の政府機関は、住民よりもむしろ核産業を救済するためにしゃしゃり出た、IAEA(国際原子力機関)が代表する原子力ロビーの影響のもと、これに同意しました。
子どもたちに線量計は配布されましたか?
線量計で外部被曝を知ることができますが、体内の人工放射性核種を知ることはできません。慢性的な内部被曝には、外部被曝よりも10倍も高い病原性があります。定期的に体内汚染を評価して、いかに生活するか、どのように食べるか、どのような服を着るか、人びとに助言するべきです。これは実行されていません。犯罪的です。
福島に行く、あなたの背中を押したものは、なんだったのですか?
わたしの無鉄砲です。何か月か前のこと、日本の新聞、毎日デイリー・ニュースを読んだあと、偽りだと考えた論点のひとつひとつに対して応答するために長文の記事を書き送りました。わたしの反論はまるごと掲載され、日本で一騒ぎを起こしたものですから、日本のみなさん、とりわけ被災者団体の方がたから講演旅行のお招きを受けました。被災者らが放置されている一方で、核ロビーが原子炉を再稼動するためにどれほど活動的になっているか、わたしは見ることができました。
エリザベト・シュルテスによるインタビュー、アルザス誌2012年7月24日掲載
http://www.lalsace.fr/
http://www.lalsace.fr/
ヴィジー(WHO本部前の沈黙デモ)にて、左から フェルネックス博士「チェルノブイリの犯罪・共犯者WHO」 チェルトコフ氏「WHOの21年間の沈黙と嘘」 クリス・バズビー博士「WHOとIAEAの協定を改正せよ」 |
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