Japan could release cancer causing ☢RADIOACTIVE☢ water into the sea in #Fukushima nuclear clean-up https://t.co/gBlomlEJVA— inoue toshio 子どもを守れ! (@yuima21c) 2016年4月14日
英タブロイド紙デイリー&サンデー・エクスプレス
日本は廃炉作業の一環として癌の原因になる放射能汚染水を海洋に放出するかもしれない
大掛かりな廃炉事業の一環として放射能汚染水の海洋放出が提案され、日本で癌の恐れに火が点いた。
レベッカ・フラッド REBECCA
FLOOD
2016年4月13日
特別防護服を着用した廃炉作業員たち。嵌めこみ写真は放射能警告標識
現在、1,000基のタンクが汚染水を保管するために使われており、この汚染水には、トリチウムという発癌性のある放射性物質が含まれている。
だが、科学者たちは、反応炉を冷却するために連日約300トンの水を注水しなければならず、タンク用地がたちまち不足しそうになっているという。
フクシマ核施設は、マグニチュード9.0地震が引き起こした津波が日本の北東部沿岸に襲来した2011年に修復不可能なまでに大破した。
それはチェルノブイリ破局事故以降で最悪の核惨事であり、これまでにこれら2件の事故だけが国際原子力事象評価尺度(INES)における最も深刻な事故とされるレベル7評価を受けている。
この災害は18,000人あまりの死亡者を出したが、福島第一原子力発電所が炉心メルトダウンに見舞われるにおよんで、核の悪夢のはじまりにもなった。
原発から死の放射能が放出され、450,000人あまりの人びとが避難を余儀なくされた。
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「トリチウムは放射能がとても弱く、プラスチック包装すら貫通しません」――田中俊一氏
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そして、この驚天動地の事態から5年たった今も、何万人もの人びとが帰還できていない。
除染および再建事業は困難に付きまとわれており、その主な中心に今は放棄されている施設の核反応炉の不安定な状況がある。
惨事のあと、日本のすべての核発電所は操業停止を命じられ、その後、数基の反応炉が再稼働しただけである。
放射線を検査する特別防護服姿の廃炉作業員。GETTY
それにしても、被災現場にいつまでも残留している放射性物質をどのように処理するのかという問題が残っており、これを解決するのは、構内に保管されている汚染水が膨大な量であることから、不可能に近い。
この汚染水は、放射性物質であるトリチウムを含有している。
何百トンもの水から、セシウムやストロンチム、他の放射性元素を除去するのに使われている施設を、夥しい数のタンクが取り囲んでいる。
だが、水からトリチウムを濾過するには、実験室規模の設備が必要であり、浄化が必要な水の量から考えて、費用が高くつきすぎる。
トリチウムは人体の軟部組織と器官に浸入し、癌、その他の疾患を引き起こす。
子どもたちは、放射線関連の病気に特にかかりやすい。
沿岸部の広大な地域が地震と津波に被災した。GETTY
だが、今になって、この問題を太平洋の水に流すように求める声が上げられており、日本の政治家たちはこれに賛成しようとしている。
原子力規制庁の田中俊一委員長は、この選択肢に支持を表明している。
田中氏は以前にも、フクシマから放出される水は水中トリチウムの世界基準以下のものになるだろうと主張していた。
彼は、「トリチウムは放射能がとても弱く、プラスチック包装すら貫通しません」と述べた。
賛同者たちは、汚染水に残留している量は3.4ペタベクレル――34の後ろにゼロが14桁――であり、これは57ミリリットルに相等すると論じている。
災害で大破した福島第一核発電所。GETTY
だが、日本の漁業界はこの案に真っ向から反対しており、放射能汚染水を海に放出すれば、漁業にとって痛手になると主張している。
米国環境保護庁のロバート・ラギラード広報官もまた、有毒水放出の危険性を警告し、次のように述べた――
「「いかなるトリチウム被曝であっても、健康リスクをもたらしかねません。
「このリスクは被爆が長引けば増大しますし、健康リスクには、癌発症率の増大も含まれています」
【クレジット】
Daily and Sunday Express, “Japan could release cancer causing
RADIOACTIVE water into the sea in nuclear clean-up,” by Rebecca Flood, posted
on April 13, 2016 at;
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