2014年4月6日日曜日

瀬戸内市へおいでんせぇ 「2012-2113 夏休み保養レポート」せとうち交流プロジェクト



ごあいさつ       
子どもたちの心に灯を      
せとうち交流プロジェクト
代表立岡脩二
「とても困難な時も日本の人々が、ゆるぎない精神と沈着な意識、秩序もって逆境に耐えていることは称賛されるべきこと……こうした素晴らしい国民がいる日本は悲劇的なこの状況を、成功裏に乗り切り、輝きと繁栄を早くに取り戻すことを確信しています。」
これは、震災直後に寄せられたタイのシリントン王女のメッセージです、
とても勇気づけられ、感銘いたしましたので長くなりましたがご紹介いたしました。

未曾有の大震災から三年の時が過ぎた今も、あの自然の猛威を鮮明に思い出すと同時に復興に向けて立ち向かっている被災者の皆さんの姿に胸打たれます。
私たちのプロジェクトは、人と人、地域と地域が交流することによって被災地の皆さん、特に未来を託す子どもたちの心に暖かいふれ合いの灯、新しい絆の灯をともし、これからの人生を生き抜く力や夢を実現していく努力に少しでも役立ちたい。そして、その灯を守るため今後も形は変わろうとも、継続していきたいと考えています。
さて、この度これまで二年間の交流プロジェクトの活動報告をまとめました。
参加した子ども達には、遠く離れた岡山にも君たちを見守り、応援をしている大勢の人や瀬戸内市で交流した体験を思い出してほしい。私たちも君たちのことを忘れない。そんな思いを込めて作成しましたのでご覧下さい。
末尾になりましたが、ボランティアとして参加して下さった人々、物心両面で支援をして下さった行政機関や団体、企業の皆さまに心から感謝いたしますと共に、当プロジェクトに対し今後もご理解とご協力をお願い申し上げます。

福島からのメッセージ
フクシマからメッセージを送ります
原発いらない福島の女たち

黒田節子

(オリンピックについて)都知事は「福島は東京から250Km離れている、安全だ」といい、安倍総理は「健康問題については、今までも現在も将来も、全く問題ないということをお約束いたします」と演説をしたそうです。
現実には、甲状腺ガンの異常な多発など、福島の子どもたちは「いま、この瞬間にも」生命を傷つけられているというのに!
効果のない除染やオリンピックにかけるお金を、子どもたちの避難や汚染水が太平洋に流れ出るのをなんとしてもストップさせるために使って欲しい、、、これが、ほとばしるような思いで訴えたい私たちの願いです。 IAEAが福島に常駐しにきて、安全安心キャンペーンにさらに磨きがかかります。しかし、福島原発事故は「収束」 しているどころか、事態はさらに深刻になっています。原発労働者の被ばくは深刻だし、 除染で山積みになっている放射性廃棄物を焼却炉で燃やす計画があちこちで進行中で、これも極めて危険なことなんです。

プルームが通った街で真実を叫びたい
ふくしま集団疎開裁判の会

井上利男(郡山市在住)

あの2011年3月11日、東京電力福島第一原発の核惨事がはしまったときから、放射能のプルームが通りすぎた街や村では世界が一変してしまった。近郊の山歩き、公園の寛ぎ、鮮魚や野菜を物色する楽しみ…失ったものは数知れない。
放射能の厄介な点は見えないこと。物理的に「見えない」だけでなく、政治・社会的に「見させない」。そして、緊張感を失えば、心理的に「見たくない」。
SPEEDIデータを隠し、「風評被害払拭!」。「ふくしま復興」を叫んで、放射能に汚染した食品の流通・消費を図り、国際標準や電離放射線障害防止法を無視した安全基準を押し付け、74人もの子どもたちが甲状腺癌になっても、「放射線の影響とは考えられない」という政治や行政は、沖縄戦の悲劇や大空襲の惨状のさなかに、「本土決戦勝利!」を喚いて、やがてヒロシマ・ナガサキの原爆投下を招いた束條戦時内閣とどこが違うのだろうか?
そして、安倍核非常時内閣は国民各層の反対を押し切って「特定秘密保護法案」を衆参両院で強行採決した。だが、諦めるわけにはいかない。何よりも子どもや孫たちのいのちと健康を守るため、またわたしたちの世代の人間として尊厳を守るため、核汚染状況の真実を探り、大きな声で発言しつづけなければならない。


山本元子先生との約束
蝦名宇摩
「せとうち交流プロジェクト」の立ちあげ当初から会計というポジションで力を発揮してくださった先生。
小学校の校長先生をしていた山本先は、ご自身が病を抱えとても辛い状短だったのに、福島の子どもたちに思いを馳せ、寄り添い、プロジェクトを支えて下さいました。
そんな先生が昨年の秋、天国に召さました。
1年目の保養を終えた席で、先生が私にそっと囁いて下さった言葉を一生忘れません。「宇摩さん!このプロジェクトは必ず継続させて下さいね。私はずっと応援しますよ。一緒に頑張りしょう!」

12年度を振り返る
みちのり
2012
410
プロジェクト発足第1回全体会議
6
福島遠征「晴れの国・おいでんせえ~コンサート」
7
福島参加申し込み者へ野菜発送
72684
せとうち交流プロジェクト夏保養
91
夏保養報告会
1126
「啓明学院前島キャンプ」へ保養施設下見
1215
福島へ地場産野菜と夏の保養記録DVD発送作業
1228
交流・餅つき大会in長船美しい森
2013
119日・20
子ども愛・未来ネットワークの冬保養に参加されている福島5家族を迎え、美しい森で餅つき大会や夏保養の記念植樹&記念碑落成セレモニー
32
記録映像上映会
移住者交流会inキリンビールエ場見学会






岡山でつながる
大塚愛
子ども未来・愛ネットワーク代表
福島県川内村から岡山市(出身地)に避難して、2011年に支援グループをたちあげ
ました。
福島の親子さんを保養に招いたり、岡山に避難した方たちのサポートをしています。
震災からもうすぐ3年目を迎えますが、岡山県に避難した方の数は1100名以上となり、放射能被害が及んだ東日本からは、いまだに避難してくる方がおられます。
原発事故の問題は長くつづきますが、みんなで協力しながら温かい支援をつづけられ
たら、と思います。
渡辺由起子
つむぐる代表
201210月の秋の空か気持ちの良いある日曜日、海辺にたくさんの方たちが集いました。そこで、震災をきっかけに岡山に移住した5人のママたちが、「こんなことしたいよね。あんなこともできるよね。」と意気投合し、つむぐるは立ち上がりました。
避難・移住してきた人達、地元の人達、シングルでも家族でも、おとなでもこどもでも年齢には関係なく、性別も出身も国籍も関係なく楽しみ、学び、繋がる。そんな交流の場をみんなで作っていこう、と活動をしています。
映画上映会、多国籍料理教室、アロマクラEフト、釣り教室など、月一回のペースで集っています。
つむぐる]←リンク

サポーターからのメッセージ

大江孝平
201210月7日宇摩さんの玉野でのライブのとき、原発事故で瀬戸内市に移住されたことを知りました。そのライブのチラミシの中の蓮津ちゃんの姿に心を動かされ、ステージの脇に美乃ちゃんの幼い様子をみたとき、何かサポートが出来るのではないかと強く思って現在に至っています。
傍観者で居てはいけないのではないか、もし仮にわが身に故郷を捨てなければならない状態になったならばと思うだけでも、自分の小さい“力”を出したいと思っております。
今年のせとうち交流プロジェクトを少しだけサポートしましたが、前年から大勢の心あるサポーターの人々を現場でみていて感心いたしました。
啓明学院さんの前島キャンプも忘れられません。2014年3回目となるプロジェクトですが、宇摩さんの力が十分に生かされるべく多くのすばらしいサポーターと楽しく応援したいと思っております。
畑谷さよ
夏の保養で昨年にひき続き、アロマのハンドトリートメントをさせて頂きました。
少しでもリラックスしてもらえたらという気持ちで始めました。 トリートメントをしていくと、受けた方の表情がゆるんでいき、「気持ちよかった」、「いい香りに癒された」という言葉を聞けて、こちらもとても嬉しかったです。
村上美年子
昨年に続き二度目のせとうち交流プロジェクトの夏保養も感動のうちに無事終えることが出来てうれしい限りです。私にも何か役に立つことがあればと思いつつ満足とまでは言えませんでしたが、参加させていただけたことが何よりの喜びでした。若い人のパワーには勝てませんが、これからも仲間に入れて下さい。
為房睦恵
昨年の夏保養の時、朝食をとりながら「あれから初めてランニングシャツを着たんですよ」と話してくれた男の子のお母さん。
全く違う日常生活の一端に触れ、ハツとしました。私にとって福島の人たちとの出会Eいは、自分を見つめるよい機会になります。
身近にこのような場が与えられ、ありがたいです。
岡田真美子
「原発震災の年から3年目になって、早くも人々の記憶から消えつつある中で、蝦名さんや小林さんの継続的な活動は貴重です。まだ事態は全く改善されておらず、その方法さえ明らかではありません。息長く東北支援ができるよう応援をしたいです」
藤原真弓
私は福島のお母さん方、子どもたちに素晴らしいものをいっぱい頂きました。多くの辛いことを抱えておられるはずなのに笑顔が輝いて見えました。
当時私は心身共に疲れきっていましたが、プロジェクトに参加し、ハンディキャップを持たれている和希君と出会いました。彼はありのままの私を受け入れてくれて、二人で話したり、笑ったり、触れ合ったり・・それは幸せな時間でした。
その後も彼と彼のご家族との交流は続いています。和希君は来岡後から先生やお母さんが驚く程の成長がみられるそうです。日本地図を指さし、「ここが岡山。また行きたい!」と言うそうです。涙が出るほど嬉しかった。私はすっかり元気を取り戻しました。
心に元気のない方、是非参加くださいね。きっと元気になります。
この夏、子どもたちと過ごした時間は私の宝物です。
三宅麻由美
関東から岡山に避難移住し、福島からの方々と過ごす2回目の夏。子どもも大人も肩の力を抜いてたくさん笑って、色濃い自然の中で走り回って踊って、美味しくご飯を食べる、そんなシンプルな事が大事で次への力になる気がします。
そして形にこだわらずにそれぞれのできる事を集めて紡いで3回目の夏も過ごせたらいいですね。
おかえり~!や いらっしゃい!と笑顔で会いたいです。

13年度を振り返る
道のり
2013
414
夏保養会場「啓明学院前島キャンプ」下見
424
夏保養第1回全体会議
7
福島参加申し込み者へ野菜発送
726日~84
せとうち交流プロジェクト夏保養
914
夏保養報告会
128
福島へ地場産野菜の発送作業
2014
32
「あれから3年…それぞれの思い」
移住者交流会~





夏休み10日間のスケジュール
●その1




夏休み10日間のスケジュール
●その2





おいしいがいっぱい!
●食事部の記録
食事部長から
プロジェクト副代表 谷原和子
2度の保養は沢山の方の協力、支援により充実した食事を提供することが出来ました。地元で採れた新鮮なお野菜や果物を、ベテランお母さんたちのグループそれぞれが工夫を凝らし、愛情いっぱい手作りして下さいました。
安心・安全・美味しい食事をこれからも福島の子どもたちに提供するために、皆さんとのチームワーク作りを大切にして歩んでいきたいと思います。
JAせとうち
寺下史子
昨年同様、喜んで頂ける料理を作りましよう!と女性部の皆さんから野菜、果物、お米等が届られ、農協本部からも頑張って下さいと応援して頂き、お弁当、焼肉のたれ、玉葱ドレッシング作りを衛生面に配慮しながら致しました。
福島の皆さんがとても喜んでくださり、美味しい!と笑顔でお話しできたことは良かったです。早く元の生活に戻られることをお祈りしています。
本庄婦人会
馬場初根
今回は、「JA岡山女性部せとうち支部」と「本庄婦人会」で『せとうち彩弁当』を作りました。「郷土料理研究会」のアドバイスを頂いて、一人ひとりが心を込めて仕上げました。皆さんの「おいしかった全部たべました」との言葉に歓びを感じました。食後、
お弁当に飾っていた青もみじの葉を大事そうに“おしながき”の栞に挟んで「いただいて帰ります」と言われたことが強く印象に残りました。
とっとこクラブ
川勝浩子
とっとこクラブは、子どもに防災教室行っているグループなので、食事には無縁の団
体です。料理には自信のない中でしたが、全メンバーの協力を得て、今回、酢豚とスープなどを作りました。出来ばえは…ウーン!?だったのですが、福島の皆さんから、おいしかった!とお礼を頂き、ホッとしています。また機会があればよろしく。
JAおさふね
小山恵
長船女性部は、特に良材にこだわり、福島の皆さんに安心して食べて頂ける様、役員が常に真心と愛情を込めて作っています。また、夏にお元気でお会いできるのを楽しみにしています。


日付
担当グループ
献立
726日(金)夕
[ウェルカム
パーテイ]
ひまわり
岡 芳江
粟の会
前島女性会
JAおさふね
重光朱美
中谷さん
ソーメンスープ
オードブル
おにぎり(白米)
パンプキンスイーツ
豆腐(42丁)
飲料水
ままかり酢漬け
727日(土)昼
JAおさふね
おにぎり(白米)のり・わかめ、玉ねぎのサンドフライ
湯で卵・サラダ・酢の物・レタス、キャベツ・ミニトマト
727日(土)夕
JAおさふね
どどめせ
728日(日)昼
オぷスト
棒パン・サラダ・スープ
728日(日)夕
JAせとうち
本庄婦人会
(弁当) 鰭の味噌付け(焼き)、鶏肉から揚げ、南瓜煮物、冬瓜のベーコン巻フリッター、茄子の田楽、肉団子(ケチャップ味)、いんけん胡麻和え、ソーメン南瓜、ミニトマト、漬物、ごはん
729日(月)昼
栄養委員会
ごはん、そうめん南瓜のサラダ、冬瓜とハムのスープ、石もちじゃこの水鮫子、冬瓜の寒天よせ
729日(月)夕
てんころ庵
ごはん、南瓜コロッケ、冬瓜スープ、茄子煮びたし
730日(火)昼
スタッフ、参加者
自炊
730日(火)夕
ひまわり
煮込みハンバーグ、スープ
81日(木)昼
スタッフ、参加者
バーベキュー
81日(木)夕
とっとこクラブ
酢豚、春巻き、中華サラダ
ザーサイスープ
82日(金)昼
参加者
ながしそうめん
82日(金)夕
[
屋台]
本庄婦人会
郷土料理
ひまわり
前島女性会
岡グループ
もこもこ
乙倉グループ
岡山高校
ボランティア
JAせとうち
ピザ、パンプキンコロツケ
にゅう麺
カレー
ネギやき・イカ焼き
揚げパン、かき氷、うどん
フランクフルト、綿菓子
おでん
焼き鳥
おこわ、お寿司
83日(土)昼
スタッフ、参加者
自炊
83日(土)夕
つたや
お弁当






参加者のみなさんからのメッセージ
子ども編
長瀬貴翔 8
毎日のごはんおいしかったです。       E
海水浴や宝探しとても楽しかったです。陶芸教室はみんなで自由に作れました。パン作りはおいしく作れて良かったです。大型紙芝居や腹話術、糸あやつり人形、オリーブの木を植えたりいい思い出になりました。たくさんのぎょうじたのしかったです。
穂積恒河 8
たのしかったし、おいしいごはんがたべられてよかったです。
丹治春花 12
たくさんの人が募金をしてくれて福島の子どもたちを助けてくれてとてもうれしかったです。
丹治鉄馬 10
カブトムシなどをいっしょにさがしてくれてありがとうございます。大切に育てます。
高橋かいり 4
おかやまにこれてうれしかったです。
寺内未来 8
毎日おいしいおりょうりありがとうございました。めずらしいことがたくさんできてすごくたのしかったです。来年もあそびにきたいです。
寺内幹太 6
むしとりがたのしかったです。らいねんもぜったいにきたいです。しぜんがいっぱいあってすごくみつけるのはむずかしかったけど、とってもたのしかったです。
吉田叶愛 6
ありがとう。外であそべてたのしかったです。
佐藤優衣 7
おかやまによんでくれてありがとう。
遠藤謙斗 6
じびきあみたのしかったよ。
脇田彩音 11
私たちは、一日早く帰りますが、スタッフの皆さん、8泊9日間、とてもお世話になりました。
脇田結海 8
89日間すごく楽しかったです。おもしろい本を読んだり海水よくもすごく楽しかったです。また来る時もよろしくおねがいします。

大人編
穂積美穂
本当に楽しい毎日でした。みなさんのあたたかさに心の底から癒されました。本当に本当にありがとうございました。
高橋しのぶ
先日は大変お世話になりました。かいりは岡山から帰ってきてからそちらでの日々をなつかしむかの様に毎日 モアのうたを口ずさんでいます。そして又行きたいと言っています。そんな娘の姿を目にすると目頭が熱くなってしまいます。私も娘同様生涯忘れる事のない大切な思い出ができました。福島の生活で辛くなった時は岡山での写真を見て自分を励ましています。
みなさんとお会いできて とても幸せです。有難うございました。
PS:かいりはこちらに戻って甲状腺の検査をしたら20個ある嚢胞か前回より小さくなっていて、しかも3か月消えなかった中耳炎の膿がきれいに消えていました。とてもうれしい出来事でした。免疫力を上げる事は大切ですね。
遠藤正三
瀬戸内市の沢山の方々の暖かいおもてなしで、有意義で思い出に残る夏休みを送ることができました。本当にありがとうございました。親戚でもなんでもない、私たちのために、沢山の時間と労力とそしてお金と…。ただただ感謝しかありません。家族三人、おいしいお料理とおいしい空気、居心地の良い楽しい時間で、心と体が癒されました。これからも、また元気にみなさんに会えるように健康に注意して、お金もためて……また、岡山に行きたいです。
丹治恵理子
あっという間に過ぎてしまった10日間でした。子どもも大人もくたくたになるまで遊びました。瀬戸内のお母さんたちが作ってくれたおいしい食事、おかけで思い出もお腹もいっぱいになりました。私たちがのんびり過ごせるようにどれだけの人達が汗を流してくれたのでしょう。
こどもたちはたくさん遊び、たくさん学び、たくさん愛をいただきました。来た時よりもたくましくなった子どもたちは、大きく羽ばたけます! きっと!!
寺内幸子
うまさん達の費やしてくれた時間の結晶が、子どもたちのなかで、光り輝いているような気がしています。とてもいい夏になりました。
また、お会いできますように☆ ありがとうございました!
林由里
初めての保養で不安でしたが、スタッフの皆さんと福島の皆さんの理解と協力と優しい言葉をかけて頂いて親子共々楽しい10日間を過ごすことが出来ました。私たちのために毎日手作りの美味しい料理を作って頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。子どももご飯をたくさん食べて元気に過ごすことができました。
長瀬良子
瀬戸内市前島へお招きいただきまして、本当に有難うございます。島での日々は本当に楽しく、今まで経験したことのない豊かな体験ばかりで、今でも目を輝かせて岡山の日々のことを子どもと話しています。美しい島のこと、海で遊んだこと、図鑑でしか見たことのなかった生き物に実際に発見できた感動。地引き網で釣った魚が本当においしかったこと、出会えたスタッフの方々や友達のこと、わかれがとても辛かったこと。また行こうねーを毎日、毎日くり返し子どもは話してくれます。本当に楽しい思い出と感動がいっぱいです。野菜や手作りのお味噌、お米まで送っていただきまして、どうも有難うございます。また会いたいです。小さい子どもと一緒で、たくさんたくさん助けていただき本当に感謝しています。

プロジェクトスタッフから
太田和子
福島の皆さんお元気ですか? つらかったことを乗りこえて頑張っている皆さま!!
岡山瀬戸内市からいつも応援しています。今年も笑顔を見たいです。何をしたらいいのか悩みます。リクエストお待ちしています。
岡本鶴子 救護班
楽しみにしていた海水浴、雨が降り出したけど、皆元気に海の中へ。
ボール投げ、ゲーム、スイカ割り。気を使う心配もなくしぜんと触れ合うことのできる喜びがあふれていたね。私たちの出番もなく安心して見守りができて嬉しかったよ。皆、来年もお会いしたいね。
小林鈴代
昨年、今年と、食事班で参加させていただきました。
作業の中でさまざまな交流ができ、瀬戸内市の底力を感じました。
前島では、瀬戸内の美しさを再認識。スイカも美味しかった!
大変だったけど、楽しかったよ~。
福田富男
その時は結構大変だけど、皆の喜ぶ顔を見ると疲れはどこへやら?
後には充実感いっぱいの楽しさ満載です。今年も良かった、これからも頑張ろうと実感できます。来年も更に充実したものにしたい!!
乙倉俊
昨年6月に宇摩さんと私達beZen鼓空とて福島を訪れた。どこに行っても人々の顔に明るさは無く深いやるせなさを感じた。その時から福島の事が私の心の一部になった。誰が不幸でも人は本当には幸せになれないそうだ。
福本英典
原発大国日本。一つ間違えれば岡山も福島と同じ災害を受けたかもしれない。幸い何の被害も受けなかったことを感謝し、何か少しでも手伝い出来ればと今回プロジェクトに参加しました。3.11からもうすぐ三年、福島を忘れないようプロジェクト継続のお手伝いが出来ればと思います。
茂成詔司
福島の子供達を迎えて、人々が自然に暮らすことのありがたさを実感させられました。    福島の方々との交流はもとより、地元の方々が協力してひとつのことを行う素晴らしさも同時に体験できました。
感謝!感謝!のせとうち交流プロジェクトです。
受川奈保
「野菜を丸かじりできること、土をさわれること、海で泳げること、何気ない日常が、当たり前ではなく尊いことだと、福島の方やプロジェクトのみなさんから教わっています。今後も継続して参加したいと思います」
皆木賢治
このプロジェクトで「東日本復興」に向けた皆の気持ちが大きな渦になったこと、そして、地域間だけでなく地域を超えた交流ができたことはすばらしいことだと思います。しかし、夏保養で元気いっぱいに自然の中で駆け回っていた子どもたちは、今もなお、福島で日々命と向き合いながら危険にさらされて生活しています。その子どもたちのためにも、東日本のみんなのためにも事業継続に協力したいし、広い意味での問題解決の力となりたいです。
小岩井維摩 天然酵母パンと焼き菓子の店・オぷスト
3人の子どもを何とか守らなくちや!と関東から自主避難してきました。岡山で出会った沢山の人達のお陰で、念願のEパン屋をオープンしました。支えてくれたせとうち交流プロジェクトのメンバー、そしてここで出会った皆さんに心から感謝しています。
私達に出来ることはほんの小さなことかもしれないけれど、みんながそうであったら小さなことではなくなる、そう思っています。出会った福島の皆さんのお陰で感じることも沢山ありました。
これから先も出来るだけ目を背けずに私達に出来ることをやっていきたいと思っています。
皆さんとやった棒パンはとっても楽しかったです!
重光朱美
東北の震災から、三年が来ようとしています。被災された方々が、少しでも元の生活に戻れたらと…心より願わずに居られない毎日です。
福島の皆さんと二回の夏を過ごしました。
「長船美しい森」去年の牛窓前島でのイベント。
海を背に素敵な舞台、歌有り踊り有り、皆一つになりました。少しでも何か役に立ちたいと、総勢15人の岡グループも、うどん屋揚げパン屋、氷屋になって、福島の皆さんと楽しい交流が出来、ヤッタ~!と思いながら、暗い海をフェリーに乗りました。心の熱い夏を過ごした一日でした。今年も又、皆と一緒にお手伝いが出来たらと思っています。
那須ひとみ 救護班
地元漁協の方の協力での地引き網。みんなで力を合わせで一生懸命引いた網、大漁でしたネ。浜辺では魚の群れ「福島の子ども達ようこそ来て頂いて有難う」と嬉しそうな魚のダンス! とっても感動しました。そして前島の方に魚をさばいて頂いての焼魚、お刺身。美味しい 美味しいの舌鼓。
地元に住んでいても味わえない、忘れられない美味しさでした。
塩見ヒサ子
せとうち交流プロジェクトにあたって、今年は長船農協婦人部として食事作りなど色々と交流し参加させて頂き、福島の子ども達の元気な様子を見させてもらい本当に安心しました。これからも皆さんと一緒に頑張っていきましょう。
中村ひとみ
「外で思いっきり走り回って遊びたい! 遊ばせたい!」。そんな当たり前のことが、とても困難な世界に今私達は生きている。福島のご家族の方々と少しでも一緒に過ごさせて頂いて、改めてそのことを思わされました。
それでも、いつの日にも、子ども達の笑顔は宝物です。未来への希望です。大切にしていきたい。

ここで出会った皆となら……
蝦名宇摩
私たちの想いは薄れてはいないだろうか?
北の大地をむしばむ放射能は、未だなお幼い子どもたちの命を脅かしているというのに。
東日本大震災。三年前この小さな日本列島で世界一恐ろしい原発事故が起きてしまった。事実を伝えず安全宣言を繰り返す国の作られた情報を信じては、わが子を守ることなどできない。
自分の力でこの小さな命を守るしかないのだ‥‥と西へ西へと真夜中のハイウェイを逃げたあの日。
暗闇の先に希望などなかった。ただ少しでも遠くへ・‥との思いだけ。
裸一貫で避難した私たち母子を優しく受け入れ支えてくれたのは、岡山の大地であり、瀬戸内のおだやかな海であり、何より温かい人と人とのつながりでした。ここで出会った皆とならきっと何かができる!!という確信が「せとうち交流プロジェクト」の今に繋がっている。
キラキラ輝く子どもたちの笑顔に、そんな子どもたちの姿に安堵するお母さんたちのまなざしに・・・「保養」がどれだけ必要なことなのか胸に刻んだ二年の夏。
物資提供、資金援助、呼びかけ、ボランティア‥・様々なかたちでプロジェクトに携わり、支援してくださっている皆さん、本当に有難うございます。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
今後とも皆さんの惜しみない愛を、放射能と戦う幼い子どもたちへ向けて下さることを心からお願い申し上げます。
この地で「保養」という活動を継続させていく事こそ、私たちが社会へ訴えるメッセージです。今年の夏も又「瀬戸内市へおいでんせえ~」と発信します。

晴れ渡る青空も輝く海も大地も「ふくしま」とつながっている。忘れてはいけない。どれだけ時が流れても、私たちは「あの日」といつまでもつながっているということを。
間もなく岡山で4度目の春を迎えます。


せとうち交流プロジェクト
代表  立岡修二
副代表 谷岡和子 蝦名宇摩
701-4265 岡山県瀬戸内市長船町福岡500-89
Tel
 090-4964-4147 Fax 0869-24-7927
uma927ebina@yahoo.co.jp
https://sites.google.com/site/seto80meet/ 
瀬戸内市へおいでんせぇ
2012-2113 夏休み保養レポート」
20143月発行
編集・発行 せとうち交流プロジェクト
デザイン・レイアウト 三宅晃介 ONS-1000
OCR
処理・ブログ・レイアウト 井上利男

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