掲載:2週間前
津波の襲来によって引き起こされたフクシマ核惨事から5年たって、汚染物質除去は予想外に困難な課題であることがわかってきた。
放射線レベルがあまりにも高くて、人間が入って、高レベル放射性物質を除去し、状況の悪化を防止することができない。
東京電力と東芝は一連の特製ロボットを開発し、核燃料棒を回収するために、発電所内の損傷した冷却プールの水面下に投入できるようにした。
フクシマの立ち入り不能区域に送り込まれたロボットは帰ってこず、発電所内の放射線レベルがあまりにも高くて、回路基板が機能を保持できないことがわかった。
帰還したロボットは一体もない。
ロボットが核燃料棒に接近すると、高レベル放射線のために回路が焼き切れ、ロボットは木偶の坊になってしまった。
2011年に津波が海沿いの福島第一核発電所に殺到し、反応炉3基をメルトダウンさせてから、廃炉作業が5年ばかり続けられている。致死的に高レベルの放射線のため、放射性物質を除去するために、または封じ込めるために現場区域に立ち入ることは不可能である。しかも、ロボットもまた大した仕事ができないこともわかってきた。
「核施設内部に到達するのは極めて困難です。最大の障害は放射線です」
東芝が福島第一原発の使用済み燃料プールからの核燃料集合体の除去を可能にする装置の機能を実演した。
この装置は、プール内の瓦礫をつかみ、裁断することができるロボットアームを備えている。
このアームは、プールからの核燃料集合体除去に使われる。
3号炉建屋内の放射線レベルが高くて、人間が現場に留まり、作業することができないので、装置は別の建屋で遠隔操作される。
東京電力は、この装置を年内に設置しはじめ、2018年に除去作業をはじめる計画を立てている。
【クレジット】
Out
of the Box Science, ‘Fukushima Clean Up is “Killing” These Robots,’ posted at:
【フクシマ5周年シリーズ】
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