2018年9月25日火曜日

南華早報/AFP【海外ニュース】史上初の女性外相会合に 日本は男性閣僚を派遣





EDITION: INTERNATINAL

カナダが主催した史上初の女性外相会合に
日本は男性閣僚を派遣

河野太郎外相がふと気づくと、女ばかりの写真撮影で男は自分ひとり

2018年9月23日(日曜日)

「家族集合写真」撮影のためにポーズをとる各国外相ら。Photo: AFP

この種のものとしては史上初の女性外相会合は対外政策に「女性の視点」を取り入れると誓った。


AFP:フランス通信社

920日に開幕した2日間の会合は、世界の女性外交最高責任者をモントリオールに集め、紛争防止、民主的な成長、性差にもとづく暴力といった主題を重点的に取り上げた。

カナダの最高幹部外交官、クリスティア・フリーランドは、「この会合は歴史的な好機になりました」と発言し、次のように述べた――

「これは、ピンクのゲットー強調は訳者による]を創設するわけではありません。正反対です。世界の女性たちと少女たちの役割と権利の重要性を強調するものです。

集合写真撮影に応じる日本の河野太郎外相。Photo: EPA

「これは、指導的立場の女性たちがこれらの権利を擁護するために具体的に関与する方法を話し合うためのものです」

各国外相らは、ニューヨークで来週に開催される国際連合総会の一環として執り行われる会合の協議で得た果実を分かち合うことになる。

17か国の外交最高責任者らは、来年中に――たとえ非公式であっても――定期的に会合することを誓った。

フリーランドとともに会合の共同世話人を務めた欧州連合外務・安全保障政策上級代表、フェデリカ・モゲリーニは、「わたしたちは種子を植え付けましたが、わたしはそれが美しい花をつける木に育つと信じております」と述べた。

会合ではフリーランドとモゲリーニに加えて、アンドラ公国*、ブルガリア、コスタリカ、クロアチア、ドミニカ共和国、ガーナ、グアテマラ、ホンジュラス、インドネシア、ケニア、ナミビア、ノルウェイ、パナマ、ルワンダ、セントルシア**、南アフリカ、スゥエーデンの閣僚たちが一堂に会した。
[訳注]*ヨーロッパ西部のピレネー山脈中にある立憲君主制国家。**西インド諸島のウィンドワード諸島中央部に位置する英連邦王国の一国たる立憲君主制国家。

モントリオール会合の初日だった921日(金曜日)、日本の河野太郎外相は集合写真の撮影に参加した唯一の男性だった。

河野は会合日程の一部に参加した。彼は時事通信の報道によれば、女性の権利・権限を拡大するための施策を推進している安倍晋三首相政権の「前向きな姿勢」をアピールするために会合に出席した。
安倍政権は「すべての女性が輝く社会づくり」を重要政策に掲げているが、安倍内閣の女性閣僚は2人で、世界的に低いレベルにとどまっている。河野氏は、安倍政権が女性の地位向上に前向きな姿勢をアピールするために会合に出席した。

しかしながら、安倍内閣は大部分が男性で占められており、女性閣僚は2名に過ぎない。

サミットが閉幕した922日(土曜日)、列席者のうちの12名が、1989年にモントリオール理工科大学で殺害された女性14名を追憶するためにモントリオール公園に建立された墓石に献花した。
[訳注Wikipediaモントリオール理工科大学虐殺事件(École Polytechnique Massacreまたはthe Montreal Massacre)は、1989126日にカナダケベック州モントリオールのモントリオール理工科大学で起きた事件である。犯人はマルク・レピーヌ (Marc Lépine) という25歳の男性で、半自動ライフルと狩猟用ナイフを用いて28人を銃撃、うち14人を殺害(いずれも女性)、14人に怪我を負わせた後、自殺した。
慰霊碑
殺人犯は女性を狙ったことから憎悪犯罪者と目され、他にも14名を負傷させた。

【クレジット】

South China Morning Post, “When Canada hosted first-ever meeting of women foreign ministers, Japan sent a man,” dispatched by Agence France-Presse, posted on Sunday, 23 September, 2018 at https://www.scmp.com/news/world/united-states-canada/article/2165371/when-canada-hosted-first-ever-meeting-women-foreign.

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2018924日月曜日
先ず、指摘しなければならないのは、安倍首相は場違いな人物だったということ…。彼は全体会議の演説を主として、現世代のうちに、彼とウラジミール・プーチンの政権在任中にロシアと平和協定を締結したいと嘆願するために使った。それとは対照的に、他の諸外国指導者たちは皆が皆、ロシアと極東地域において進行中または計画中の大規模な投資活動について活き活きと語った。安倍には諸外国の対ロシア協力に匹敵するものがほとんどなく、その代り、ヴィデオを上映して、ロシアにおける日本の取るに足りない尽力に人間の顔を貼り付けることで埋め合わせをしようとしていた。そのヴィデオは、2年前に二国間関係を新たな水準に導くために安倍が提案し、ロシアが受け入れた150案件の事業のうち、日本がロシアで実施中のさまざまな保健関連と技術関連の事業(交通管理、ゴミ処理)のあらましを短く紹介するものだった。



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