2015年5月21日木曜日

英紙ガーディアン【ビデオ】福島ウォーター:高エネルギー栄養ドリンク発売中!

Winner of the Pulitzer prize 2014

福島ウォーター:架空栄養ドリンク発売中!




ベルリンで活動中のアート・ディレクター3人組が、進行中の汚染水問題を浮き彫りにするためにフクシマ核惨事サイト産の偽装栄養ドリンクの販売を促進中

マーカス・トンプソン Marcus Thompson
2015310

高エネルギー栄養ドリンクがフクシマ核惨事の現場から湧きでている。ありえない話だが、事実である。だが、このデジタル・キャンペーンの背後、ベルリンにいる3人のアート・ディレクターにとって、この架空ドリンクは重要な問題を提起している。フクシマ核惨事から4年たって、いまだに――冷却に使われた――汚染水が太平洋に漏れ出しているのだ。

「ぼくたちは、いまだに汚染水が太平洋に注ぎこまれ、世間がまったくわかっていないのが、なんとも異様で、ぶっ飛んでしまいました」と、キャンペーンの背後にいる3人組のひとり、ケンジ・ベナブダラーはいう。

「水はひどく汚染されているので、保管しておく必要があります。だが、(汚染水貯蔵タンクは)漏れており、水は海に流れています。東京電力はなにも教えてくれませんし、グリーンピースはとんでもなく高い数値を言うでしょうから、正確な数値を知るのは非常に困難です」と、共同制作仲間のステファン・ウィットマンはいう。

ステファン、ケンジ、フローリアン・シャーフの友だち3人組は、進行中の汚染クライシスに対する認識を促す企てとして、“Fukushima Water”ブランド夜光ミネラル・ウォーターの架空ウェブサイトとコマーシャルを制作した。

福島ウォーター・キャンペーンは、汚染水の太平洋漏出に対して認識を促すことをめざしている。Photograph: Fukushima Water

「ぼくたちは、メディアの基本的な意識から抜け落ちているなにかに迫り、みなさんがパロディーのドキュメンタリーを閲覧すると、フクシマの破局的危機の重大さが胸に直に響くような形で、それを再構成しているのです」と、ケンジはいう。

大望は、関係者たちに圧力をかけて、漏れだしている汚染水についてなど、もっと情報を公開することを余儀なくさせることにあると、ケンジは語る。「変化を強いる最良の方法は、ソーシャル・メディアの活用です。企業を晒しものにして、起こっている事態の情報を一般の人たちに公表させるのです」。

問題の性質が敏感であり、微妙な状況を風刺を使って発信するのは、だれにとっても綱渡りのような芸当だが、日本人たちの反応は非常によいと、彼らは口をそろえる。

「だれもが、主として企業の不透明性について議論を始めたがっています。これは、だれにとっても心配な問題であり、特に日本のみなさんにとってはそうなのです」と、ケンジはいう。

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