2015年5月1日金曜日

アル・ジャジーラが世界に伝える沖縄、辺野古の闘い #Henoko



新たな米軍基地の建造に抵抗する沖縄の戦い




2015427日公開

日本の安倍晋三首相は貿易と防衛の連携に主眼をおいて、1周間にわたる訪問で米国に到着しました。安部首相は日本の首脳として初めて米国議会で演説することになっています。しかし、ワシントンと軍事面で連携を強化するという首相の計画は、大規模な米軍基地が置かれている沖縄で強まる反対運動に迎えられています。アル・ジャジーラのハリー・ファーセットHarry Fawcettが沖縄からお伝えします。

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これは沖縄の辺野古で日常的な海上のにらみあいです。一方には、米国海兵隊の航空基地の建設を阻止しようとする抗議団がいます。他方は、日本の海上保安庁です。

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20年近くも闘いがつづいてきましたが、緊張が高まったのは最近のことです。

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ヘリ基地反対協議会ダイビングチーム、牧志治(まきし・おさむ)さん
「この埋め立てに反対する知事が、大きな票差で知事に当選しましたので、人びとはわたしたちの味方なのです」

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海上保安庁にとって最も頭が痛いのが、カヤッカーたちです。彼らは規制海域の標識ラインに沿って漕ぎ周り、乗り越えられる場所を探しています。

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ここは間違いなく、基地建設を阻止する闘いの緊迫する最前線ですが、抗議行動は沖縄の島ぐるみで盛り上がる支持を得てきました。最近の選挙で、シングル・イシューを掲げた一派の候補が選挙戦で勝利したことで、この闘いは、いよいよ沖縄と東京の政策決定者らの戦いの色を深めています。

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この闘いの核心に普天間の米国海兵隊航空基地があります。これは民間の建物群に危険なほど近接して居座っています。2004年にはヘリコプターが墜落し、抗議の声が高まりました。日本と米国は施設を辺野古に移すことに合意しました。

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安倍晋三首相は、米国がアジアの軍事的均衡の回復を追求するにあたり、より強力で、より積極的な軍事パートナーでありたいという彼の欲求を実現するために、この取り決めは不可欠であると高く評価しています。

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翁長雄志知事は、新しい基地は沖縄の外で建造されなければならず、日本の国外であれば、なお結構だと主張しています。

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知事を支持する人びとの動機には…


環境面と政治面の理由が混じりあっています。

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これは沖縄がその領土をみずから引き渡す最初の例になるだろうと人びとはいいます。

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沖縄県議会議員、新里米吉さん
「なぜ沖縄人は反対するのか、知事は極めて明確なことばで説明しています。だから、人びとは、わたしたちが非常に筋の通った主張をしており、政府が高飛車な姿勢でこれを押し通そうとしてきたことをわかりはじめているのです」

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東京の日本政府は最近、湾内埋め立て準備作業に対する知事による中止命令を覆しました。

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知事の次の手は、前知事による合意の法的な取り消しを試みることになります。

2:08
その間にも、活動家たちは作業の進行を遅らせようと試みつづけ、戦いに注目を集めています。

2:14
彼らは連日、拘束され、連日、浜に戻り、連日、ふたたび現場に戻っています。

2:20
アル・ジャジーラのハリー・フォーセットが日本の沖縄からお伝えしました。

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