2018年10月14日日曜日

救援連絡センター【#郡山通信/番外編】原発いらない金曜日!ミニ集会に職務質問




国家権力による弾圧に対しては、 犠牲者の思想的信条、 政治的見解の如何を問わず、 これを救援する。



郡山通信/番外編
脱原発ミニ集会に職務質問

八月三一日の夕刻七時三〇分頃のこと。毎週恒例の「原発いらない金曜日!JR郡山駅前ひろばフリートーク集会」を終えて、ベンチで幟やマイク類などを片付けていて、ふと気づくと、集会の開催スポット、放射線モニタリングポストの側にしゃがんでギターやネット映像放送機材を片付けていた集会仲間を男性三名と女性一名の警察官らが取り囲んで見下ろしていた。郡山市民や旅行者らも横目でにらみながら行き交っている。

集会世話人の筆者が現場に寄ってみると、小太りして威圧的な中年の男性警官が取り仕切っているらしく、「なんの目的か?」「どこから来た?」などなど、くだらない質問を次々と繰り出すばかり。

問答を続けても埒が明かないので、バックパックから郡山市長の公印が押された「駅前広場使用許可書」を取り出すと、警察官はシゲシゲと公文書を見つめ、「音響設備の使用が無しになっているじゃないか」。「それは使用料金を郡山市に納付したうえで、広場管理を請け負っている警備会社から借りてくる設備のことだ」と説明しても納得しない。だが、そもそも許可書の上欄に、使用目的「原発はいらないことを広く訴えるための街頭啓発活動」、具体的内容「手作りプラカード・バナーを掲げる。一人ひとりが『脱原発』の思いを簡易マイクを使って発言」と明記されているのだ。

使用許可書を確認したことで形勢逆転、警官らは「ボリュームをあまり上げないように」と捨てぜりふを残して退散。だが、市民の広場利用は自由気ままであり、若者や時には初老の男までもが目立ちたいのか、大音量でポップミュージックをランダムに流しているが、まったくおかまいないなし。

この集会が始まったのは二〇一二年の夏、フクシマ核惨事後で初めて大飯原発の再稼働をめざした野田政権に抗議して毎週金曜日、首相官邸前に最大一〇万人規模の人びとが結集した「紫陽花革命」に触発され、全国各地に金曜日脱原発集会が拡散したころだった。

それ以来の七年間、時には若い女性が「オメェ、どこに勤めてんだ」と脅されたり、中年男から「お前たちみたいなのがいるから、駄目なんだ」と怒声を投げつけられたりしたことはあっても、警察官に職務質問めいた扱いを受けたのは今回が初めて。

東京二〇二〇五輪まで二年を切って、福島県内のいわゆる「風評払拭!」のため、原子力規制委員会が街角のモニタリングポストの撤去を提案し、東京電力と経産省が福島第一原発敷地内に貯蔵されている大量の汚染水の海洋放流処分を画策している今、わたしたちのミニ集会さえも「福島復興!」を邪魔する存在に見られていると考えても被害妄想ではないはずだ。

(井上利男。原発いらない金曜日!郡山駅前フリートーク集会・世話人。ブログ「#原子力発電_原爆の子」、ツイッター:FukushimaWatch @yuima21c


LabornetTV(レイバーネット)2015116日撮影


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20181014日日曜日
公聴会の配布資料によれば、トリチウム水タスクフォースが示した処分方法は、①深度二五〇〇メートルの地層に注入、②希釈し、海洋に放出、③蒸発処理し、高温水蒸気として大気に放出、④電気分解して、水素を大気に放出、⑤セメントなどで固形化して地下構造物に埋設であり、一押しは言うまでもなく、一番安上がりの②海洋放出処分。
[注]すべての案に、枕ことば、または原発マフィアの常套句で「安全性を確保した上で」と断り書きされているのが笑わせる









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