韓国の活動家団体が日本政府にフクシマ放射能汚染水を海洋放出しないように要求
2018/10/08 15:07
ソウル発10月8日【聯合ニュース】韓国の環境保護団体は10月7日、日本政府に対し、福島第一原子力発電所で大量に保管されている放射能汚染水を処理したあとに放出するという最近の決定を撤回するように要求した。
韓国放射線監視、韓国環境運動連合、その他の市民団体はソウル中心部の光化門広場で共同記者会見を開き、フクシマ汚染水を海洋に放出するという日本政府と東京電力株式会社の決定を「容認できない」として非難した。
活動家団体は、「フクシマの放射能汚染水を放出すれば、フクシマ近隣の海域だけでなく、太平洋でつながっている韓国とその他の近隣諸国の海域の安全が脅かされる」と述べた。
福島第一原発の放射能汚染水を海洋に放出するという日本の決定に抗議して、在ソウル日本大使館の前で集会を開く韓国の環境保護活動家たち。(聯合ニュース)
日本の福島第一原発において2011年3月、大地震とそれにつづく津波がメルトダウンを引き起こし、チェルノブイリ以降で世界最悪の核惨事になった。
韓国の団体はさらに踏みこんで、フクシマ放射能汚染水の汚染状態を検査することなく、放出しようという日本の動きの主だった理由はコスト削減であるようだと主張した。
活動団体は、「日本政府はフクシマの放射能汚染水の関連情報をすべて開示し、汚染水の処分方法について、近隣諸国の意見に耳を傾けるべきである。韓国政府は日本に厳しく抗議し、積極果敢な対応策を採るべきだ」と述べた。
彼らはまた、汚染水は2011年の核事故後、福島第一原発建屋の周辺から集められた高濃度の放射性物質で汚染されており、その量は約940,000トンに達すると主張した。
【クレジット】
Yonhap News Agency, “S.
Korean activists demand Japan not dump Fukushima's radioactive water into the
sea,” posted on October 8, 2018 at http://english.yonhapnews.co.kr/news/2018/10/08/0200000000AEN20181008006000315.html?sns=tw.
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