2013年9月25日水曜日

三題噺【組織と人間】福島県漁連と漁業者たち

漁業に限らず、農業や商工業など、生産の場にいる人たちの多くは、誠実に生きるための姿勢を貫いているはずですが、体制に組み込まれた団体となると、上に行くほど事情が違うようです。最近の記事やツイッターから、それぞれの事情を映す3例を集めてみました。解説は不要なはずです。

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福島県漁連25日に試験操業再開 「安全を確認」
 
 福島県漁業協同組合連合会(県漁連)は24日、福島市内で組合長会議を開き、東京電力福島第1原発事故による汚染水問題のため、8月に中断を決めた試験操業の再開を正式決定した。「検査の結果、魚の放射性物質の数値に問題はなく、安全と確認できた」としている。25日午前2時ごろ、県北部の相馬双葉漁協が始め、順次広げる。
 ……

オーストラリア放送公社





マーク・ウィラシー記者:
未明230分です。鈴木フミオさんが彼の船、エビス丸を出す準備をしています。エビスは、日本の伝承で漁師の神さまですが、このポスト・フクシマ世界では、鈴木さんの守り神は彼を見捨て、東京電力の悪魔と交代したようです。
フクシマ漁民、鈴木フミオさん:
東電ってのは、結局、最初からバカにして、原発が爆発したときからウソついてきたんでないの。東電は問題ないっていうけんど、それが問題あるんだな。東電にしても、政府にしても、まるっきり信用してねえから。
断固として投棄には反対だ。海にこれ以上の放射能汚染水を放出したら、福島沖の海はおしまいだ。

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