海を渡った放射能汚染地帯の深い闇、または官民のフォールアウト…
台湾の食品薬物管理署に、日本産食品の違法輸入を隠蔽したスキャンダル
DPP accuses FDA of cover-up over Japanese imports http://t.co/o3ZrNRsImK
— inoue toshio 子どもを守れ! (@yuima21c) 2015, 4月 3
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2015年4月3日 金曜日
民主進歩党、日本産食品違法輸入の食品薬物管理署による隠蔽を告発
ロア・ロクシン Loa Iok-sin 専属記者
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台北で4月2日に開かれた記者会見で報道陣に語る民主進歩党(DPP)立法委員、リウ・チエンクオ(右)とヤン・クオ。DPPは、日本からの放射能汚染食品の違法輸入を隠蔽したとして食品薬物管理署を告発した。
Photo: Liu Hsin-de, Taipei Times
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民主進歩党(DPP)立法委員たちは昨日、食品薬物管理署(FDA)の隠蔽を告発し、当局の上層部職員らに却下された放射能汚染食品の違法輸入に関する6件の公式報告書を示した。
DPP立法委員のリウ・チエンクオ(劉建國)が、「コ(柯)という名のFDA技官が3月4日以降、上司のフアン・ミンクン(黃明坤)とともに、放射性汚染物質に冒される恐れのある日本の各地から違法に輸入されたらしい食品を記載した6件の報告を提出していました」と、同党の委員、ヤン・ヤオ(楊曜)と共同で開いた記者会見で語った。
「ところが、署内上層部の職員らがその報告をすべて却下したのです。そのため、わたしたちとしては、FDAが故意に問題の隠蔽を図り、国民の食品の安全性を危うくしたのではないかと考えるのです」と、リウはいう。
台湾は、2011年に勃発した福島第一原子力発電所の核惨事以来、福島、群馬、茨城、栃木、千葉各県など、周辺地域からの食品輸入を禁止している。
公文書によれば、コは6件の――3月4日、10日、16日、17日、18日付け――報告を提出し、上層部職員らに上げる前に、フアンが承認した。
コは報告書で、貿易会社が食品を5県から違法に輸入していたと記し、FDAが同社の輸入免許を取り消し、商品のリコールを発令するように要請していた。
ところが報告は、最終的に6度目の試みで同署の地域管理局のフン・ユンラン(馮潤蘭)局長に届くまでに、同局の上席技官、ワン・チャンイ(王貞懿)に4度、副局長、ワン・テユエン(王德員)に1度、却下されていた。
フン局長は報告を承認しながら、放置し、腰を上げなかった。
リウは公文書を指さしながら、管理官らはこれを却下するさい、「証拠はあるか」、「だからどうした」などと書き込みやコメントを残しさえしているといった。
「3月17日には、署名をしなかった職員が、『無効』と『破壊』のことばに丸印を付け、この2項目は『矛盾する』という書き込みを残しています」と、リウは述べた。
「おそらく、技官は(FDAが)会社の輸入免許を『無効』にし、すでに店の棚に並んでいる商品を『破壊』するように奨めていたのでしょう。書き込みを残した職員になにが問題だったのか、わたしにはわかりません」と、立法委員は語った。
さらにまた、違法輸入が暴露されたあと、罰せられたのはフアンだった。
「だが、彼(フアン)は問題を見つけ出し、報告を上司に上げた本人だったのです。彼がどんな間違いを犯したのでしょう?」と、リウは問いかける。
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