2013年11月11日月曜日

RT(ロシア・ツデー)「日本政府のフクシマ被災者に対する仕打ちは、#犯罪!」







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「フクシマで起きていることは、犯罪」
‘It’s a crime what’s happening at Fukushima’

2013118
AFP Photo / Kimimasa Mayama
フクシマの近くに再定住する人びとが、その場所の汚染がどれほどひどいか、気づかなくてはならないのは悲劇を超えており、日本政府はそれを許容していると、市民団体「核を超えて」(Beyond Nuclear)のケヴィン・キャムプス(Kevin Kamps)はRTに語る。
RT専門家たちによりますと2011年惨事のさい、4号炉建屋はあまりにも損傷し、大地震があれば、崩壊しかねないといいます。これはどれほど現実的であり、また核燃料棒を取り出さなければ、その結果はどうなるでしょうか?
ケヴィン・キャムプス:
4
号炉建屋は爆発であまりにもひどく損傷しましたので、基盤構造を再建しなければならず、時間との奇妙な競争になっていました。いまでは基盤構造とクレーンが整備され、放射能と化した核燃料集合体の100トン荷物を吊り上げ、地表プールに運ぶ準備ができました。あなたのところの記者の伝えたとおり、核燃料そのものが曲がったり、損傷していたり、腐食したりしていかねませんので、これは非常に危険の多い作業になります。ある時点で、このプールのなかの核燃料を冷却するために、海水を使いましたので、それが集合体を腐食したかもしれません。バラバラになっているかもしれません。撤去しようとすれば、崩れるかもしれません。日本の原子力規制当局の委員長でさえ、この作業を急ぐべきでないと警告しました。この集合体を貯蔵枠から無理に引き抜こうとすべきではありません。しかし、大きな地震で建屋が崩壊し、冷却水が抜け、核廃棄物が発火するまえに、核燃料を撤去しなければなりません。プールには放射能の遮蔽物がなく、核廃棄物が発火すれば、チェルノブイリよりも10倍の過酷さの惨事になります。それほど多くの放射能が、あのプールに蓄えられているのです。これは、放射性セシウムに限っただけの話です。
RT: フクシマの近くに、人びとが再定住しようとしています。その人たちにとって、どれほど安全なのでしょうか。
KK: そうですね。日本政府がそのようなことを許可しているのは大した悲劇です。損壊した原子力発電所から周囲20キロ位内では、明らかに環境が汚染され、食品も汚染されています。あなたのところの記者の伝えたとおり、汚染がどれほどひどいか、気づくのが民間人一人ひとりに任せられてしまっています。環境団体が人びとを助けようとしています。ですから、これは悲劇を超えていて、フクシマ第1で起こっていることは、犯罪です。
RT: フクシマ原発の所長は、核燃料棒の抜き取り作業が解体の公的な始まりになるといいました。これは、東京電力が状況を統御していることを意味しているのですか?
KK: 国連が世界の科学者らとエンジニアをフクシマ第1に派遣することを求め、世界中の人たち1500人が署名した請願が(金曜日に)国連に提出されました。東京電力が、核燃料をプールから抜き取るという、この世界的に重大な作業の任に当たるのは、馬鹿げたことです。なにか失敗すれば、これまでフクシマ第1で起こったことが小さく見えるほどの地球規模の惨事になりかねません。東京電力は、その本性、その無能ぶり、その不誠実をさんざん見せつけてきましたので、東京電力がその任に当たるのは、きわめて驚くべきことです。
【増補11.28】
本稿に該当するインタビューのビデオを見つけましたので、貼っておきます。(訳者)





















ケヴィン・キャムプス Kevin Kamps:放射性廃棄物担当
ケヴィン・キャムプスの専門分野は、高レベル廃棄物の管理と輸送、新規と既存の原子炉、解体、議会ウォッチ、気候変動、連邦助成金。詳しいプロフィールをお望みなら、英語の姓名をクリック。ケヴィン・キャンプスが反核行動シーンに登場した1990年「母なる地球へ向かうアメリカ横断徒歩マーチ」のポスター"Winter Count Poster"記録文書もご覧ください。さらに詳細なプロフィールは、ここにあります。
kevin@beyondnuclear.org. 301.270.2209 x 1

(訳注:ポスターと記録文書は、データを保管しているサーバーが旧型なのか、ダウンロードにとても時間がかかるので、せっかくですから、下に貼っておきます


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