被曝症状の筆頭に…
やっぱり、いま話題の #鼻血!
#原子力発電_原爆の子: 『放射線疾患』【資料】米国保健研究所メドライン・プラス保健情報サービス http://t.co/8orGQNTfR7
— inoue toshio 子どもを守れ! (@yuima21c) May 5, 2014
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放射線疾患
Radiation sickness
Radiation sickness
放射線疾患とは、電離放射線に過剰被曝することによる疾病および症状です。
放射線には、電離型と非電離型という基本的な2類型があります――
- 非電離放射線は、光、電波、マイクロウェーブ、レーダー波の形で到来します。この種の放射線は通常、生体組織の損傷の原因になりません。
- 電離放射線は、人体組織に即発的な化学作用をおよぼします。エックス線、ガンマ線、粒子衝突(中性子ビーム、電子ビーム、陽子、中間子、その他)は電離放射線を発散します。この型の放射線は、医療検査・治療、産業・工業目的、武器・兵器開発、その他多くの用途に利用できます。
考察
放射線疾患は、人間(または他の動物)が大量の電離放射線に被曝することで発症します。放射線被曝は、単発的な高線量被曝(急性)としても、持続的な低線量被曝(慢性)としても起こりえます。被曝は不慮の事故である場合もあれば、(放射線療法のように)意図的な場合もあります。
放射線疾患は一般的に急性被曝に伴って発症し、さまざまな症状が規則的な順番で発現するといった特徴があります。慢性被曝は通常、癌や早期老化など、晩発性の健康問題を伴っており、この場合の疾患は長期間かかって発現することがあります。
発癌リスクは被曝線量によって決まり、非常に低い線量で蓄積しはじめます。「最低閾値」は存在しません。
エックス線またはガンマ線による被曝量は、レントゲンという単位で測られる。たとえば――
- 100レントゲンまたはラド(1グレイ)の全身被曝は放射線被曝を引き起こす。
- 400レントゲンまたはラド(4グレイ)の全身被曝は放射線被曝を引き起こし、被曝者の半数が死亡する。治療しなければ、この線量を超えて被曝した人の全員が3か月以内に死亡する。
- 10万レントゲンまたはラド(1000グレイ)はほぼ瞬時の意識喪失を引き起こし、1時間以内に死亡する。
症状と疾病(急性放射線疾患)が重いかどうかは、放射線の類型と線量、被曝時間、体の被曝部位によって決まります。放射線疾患の症状は、被曝して即座に現れるかもしれませんし、数日後、数週間後、数か月後になるかもしれません。骨髄と消化管は特に照射線傷害を受けやすいです。児童や胎児は放射線によって重い傷害をこうむりやすいのです。
核事故による放射線被曝線量を確定するのは難しいので、被曝したときから症状が出始めるまでの時間の長さ、症状の重さ、白血球細胞の変化の大きさが被曝の深刻さを知るためのサインになります。被曝後1時間以内に嘔吐があれば、浴びた放射線量が非常に高いことになり、死亡が予想されうるでしょう。
子どもたちが放射線療法を施されたり、不慮の事故で放射線に被曝したりすれば、症状と血液細胞数に応じて治療を施されます。血液検査を何度も繰り返す必要があり、そのため、細い注射針で血管から採血します。
被曝原因
- 原発事故の場合のような不慮の高線量放射線被曝
- 放射線療法のための過剰放射線被曝
症状
- 鼻血、口、歯茎、直腸からの出血
- 血便
- あざ
- 意識混濁
- 脱水症
- 下痢
- 失神
- 倦怠感
- 発熱
- 脱毛
- 被曝部位の炎症(赤み、圧痛、腫れもの、出血)
- 口内炎
- 吐き気・嘔吐
- 皮膚の外傷
- 皮膚の火傷様症状(赤み、水ぶくれ)
- 皮膚の剥離
- 食道、胃、腸の潰瘍
- 吐血
- 衰弱
医師が症状に応じた最善の治療法を提案してくれるはずです。むかつき、嘔吐、痛みを緩和するために投薬処方が作成されるでしょう。貧血症状には、輸血が実施されることもあります。感染症を予防したり克服したりするためには、抗生物質が処方されます。
応急処置
- 呼吸と脈拍の検査。
- 必要であれば、心肺機能蘇生処置を開始。
- 本人の着衣を脱がせ、密閉容器に収納する。この処置は、汚染の拡散を防止するため。
- 体を石鹸と水で徹底的に洗浄。
- 体を乾かせ、柔軟で清潔な毛布でくるむ。
- 救急医療支援の要請、または安全な搬送が可能であれば、本人を最寄りの救急医療施設へ連れていく。
- 被曝を緊急事態対応当局に通報すること.
病院の放射線療法のさい、またはその後に、症状が現れた場合――
- 医療実施者に伝えるか、医療処置を要請する。
- 症状のある部位を丁寧に扱う。
- 医師の指示に従って、症状または疾患に対処する。
してはならないこと
- 被爆した区域に留まってはならない。
- 火傷様の部位に軟膏類を用いてはならない。
- 汚染した衣類を着用したままでいてはならない。
- 救急医療の要請をためらってはならない。
予防法
- 不必要な放射線被曝を避ける。
- 放射線災害地域で作業する人員は、被曝線量レベル測定バッジを身につけるべきである。
- レントゲン撮影検査または放射線療法を受けるさい、検査や施術の対象ではない部位を遮蔽装備で防御すべきである。
疾患の別称
放射能中毒、放射線障害
参照文献
ペンシルヴェニア州フィラデルフィア、リピンコット・ウィリアムス&ウィルキンス社、2007年刊、シェイダー・JJ、ヘイダー・SR、ウルフ・RE、バーキン・RM、ローゼン・P編『ローゼンとバーキンの5分間救急医療相談』所収、フェルドマン・R「放射線障害」。
更新日:2013年1月1日
更新者:ニューヨーク、聖ルカ/ルーズヴェルト病院センター、エリック・ペレズ医師。ニュージャージー州、ペガサス救急グループ(メドウランド、ハンタードンの両医療センター)。
校閲者:ヴェリメド医療ネットワーク。エビックス社A.D.A.M.健康ソルーション。
編集班:デイヴィッド・ジーヴ医師・病院管理修士、デイヴィッド・R・エルツ、ステファニー・スロン、ニッシ・ウォン
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