2014年5月4日日曜日

“美味しんぼ”騒ぎとCBSニュース~または、「風評被害を助長」呼ばわりは、ただの内弁慶または弱い者いじめ


ロングランの人気漫画『美味しんぼ』の主人公がフクシマで鼻血を出した…ただそれだけのことで世の中は、「風評被害」だとか「糾弾」だとか、大騒ぎです…



それでは、北濱さんがご紹介のCBSの該当記事を覗いてみましょう。


 放射線疾患~恐怖の8症状 
CREDIT: istockphoto

専門家の一部が津波で破壊された日本の原子力発電所から漏れだした代物ではないかと危惧する放射能に被曝することを人びとは恐れている。これには理がある。致死的な症状だと証明されていなくても、放射線疾患はなんらかのかなりひどい症状を引き起こすことがあり――致命的だとわかることも多い。


嘔気と嘔吐は、放射線疾患に典型的な最初の症状である。放射線量が高いほど、これらの症状の発現が早くなる――そして、予後もひどくなる。被爆後1時間以内に嘔吐すれば、死亡することが多い。
放射線疾患にかかると、まず気分が悪くなり、その後、よくなることがある。だが、数時間、数日、または数週間後にさえ、「潜伏」期を経て、もっと深刻な症状が現れることが多い。
CREDIT: istockphoto
不時の出血
放射線疾患によって、鼻腔、口腔、歯茎、直腸から出血することがある。簡単に打撲傷を負ったり、また内出血を起こしたり――吐血したりさえ――することがある。
血液中の細胞片であり、凝結して出血を抑制する血小板の組織を劣化させるので、問題が起こる。

放射線は、細胞分裂の速い――腸管に並ぶ細胞を含む――体細胞を「標的」にする。放射線疾患は腸管内の深刻な炎症の原因になり、その結果、ひどい下痢を伴い、ときには出血性の下痢を起こすことがある。
放射線に被爆した皮膚の部位は――ひどい日焼けのように――水ぶくれができ、赤くなる。ただれる場合もある。皮膚が剥がれ落ちることさえある。
放射線は(もう)(のう)を傷める。大量の放射線を浴びた結果、2ないし3週間以内に脱毛することが多い。脱毛が永続することも多い。
放射線疾患が――悪性のインフルエンザのように――虚弱感を引き起こし、意気消沈を覚えさせることがある。赤血球の数が急激に減少し、貧血になりうるし、失神のリスクも増える。
放射性疾患のために、口腔内または唇に目に見える潰瘍ができることがある。それだけでなく、潰瘍が、食道、胃、腸管に発現することも多い。
放射性疾患のために赤血球と同じく、体内で感染症と戦う白血球の数が減ることもある。その結果、バクテリア、ウィルス、菌類感染症の発症リスクが高くなる。
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【蛇足】
ここで、なぜか英語のお勉強…
日本人は内弁慶だ。
A Japanese tends to be a lion at home, but a mouse abroad.

ちなみに、311フクシマ核惨事の約3週間後、小生は郡山市内の母親から「小学生の息子は蕁麻疹など無縁だったが、なぜかひどい蕁麻疹が出て治らない」と聞きましたし、小生自身も腸の調子はいたってよかったのですが、当時、ひどい下痢に悩んだことがあります。ことあるごとに「風評被害を助長するな!」と責めるのは、ただの弱い者いじめにすぎませんし、病人に鞭打つ蛮行になりかねません。

【参照記事】

美味しんぼ原作者“過激”予告「鼻血ごときで騒ぐ人は発狂するかも」



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