2014年5月6日火曜日

【NBC】ハンフォード工場プルトニウム最終工程施設でパイプ爆発 Pipe Explosion at Hanford Plutonium Finishing Plant Site

ハンフォード工場プルトニウム最終工程施設でパイプ爆発
Pipe Explosion at Hanford Plutonium Finishing Plant Site

201452
ジェーン・サンダー記者



【ワシントン州リッチランド近郊】ハンフォード組合労働者らがNBCライトナウに対して、数週間前にプルトニウム最終加工施設の除染現場で爆発があったが、このできごとは国民に公表されていないと通報しました。

ハンフォードの組合代表によれば、プルトニウム最終工程施設の解体作業の一環としてパイプの切断中に爆発があったといいます。
組合代表は匿名を望み、労働者たちは経営側が労働者の安全第一を考えていないのではと心配しているといいます。
☎ 匿名の組合代表
「米国でおそらく最も汚染された施設でパイプが爆発したのです。これは米国有数の危険な建屋です」と組合代表はいいました。
労働者らは爆発の様子を、まず火花が走り、次いでパイプから炎が噴出し、大きな爆発音がして、パイプと作業員を振動させたと表現します。
爆発は2週間前、作業員らがプルトニウム最終工程施設の内部のパイプを切断中に起こったそうです。第二次世界大戦中に投下された原爆のひとつで用いられたプルトニウムがその施設で製造されました。
「経営側はちょっと弾けただけといっていますが、作業員たちがそうじゃない、これはショットガンの爆発のようなでっかい盛大な爆音だったといっているのに相変わらずです」と組合代表はいいました。
CH2 HILL高原修復事業所がプルトニウム最終工程施設の除染管理当局です。
労働者らは、請負企業が課徴金と工期遅滞を免れるために爆発を過小評価し、実行できるはずの安全配慮をおろそかにしていると考えているといいます。
組合代表は、パイプが破損すれば、パイプが破れていれば、作業員たちがプルトニウム粒子を吸い込み、致命的な健康への影響を受けることもありえたといいます。
「彼らは提起されている懸念事項よりも、工程管理の遵守を気にかけ、工期に間に合った施設の解体を終わらせたいのです。現場の人間は懸念事項を上に上げるのですが、彼らは聞く耳を持たず、とりわけこの施設ではそれがひどいのです」と組合代表は述べました。
経営側はプルトニウム最終工程施設のパイプ切断作業の中止命令を下しました。しかし、労働者らは、作業に復帰するとき、十分な防護措置が実施されているだろうとは考えていません。
「これが大問題になれば、工期に間に合ってパイプを除去できなくなりますので、黙殺しようとしているようです。はて、それはどうでもいいことです。期限だとか、パイプを除去すればいくら儲かるとか、わたしにはどうでもいいことです。わたしの関心事は、パイプを切断している人間の安全第一なのですが、これは彼らの関心事ではないようです」と組合代表はいいます。
経営側は熟練労働者が口を閉ざすことを望んでいると組合代表はいいます。
「わたしたちが持ちこむ懸念事項が多すぎるので、プルトニウム最終工程施設はもはや熟練労働者を使いたくないのです。彼らは質問もしないような連中を連れてきたがっており、すでにそういうのを雇いはじめています」と組合代表はいいました。

プルトニウム最終工程施設の請負業者はCH2 HILLに管理されています。
CH2 HILLNBCライトナウに次のようなコメントを寄せました――
「ハンフォード施設全域におけるCH2 HILLの目標は、作業の安全確保と法令遵守であります。弊社は、417日木曜日に発生した事象を調査しております。従業員らがパイプを切断していたさい、大きな爆発音を聞き、小さな赤褐色の炎がパイプ端から吐出しているのを見たと報告しました。事象発生後、従業員らは安全かつ適切に対応いたしました。
「切断されたパイプはその時点で収納袋内に密封されました。従業員らは袋の昇圧も観測しませんでしたし、損傷の兆候もございませんでした。 
「傷害を受けた従業員はおりませんでしたし、作業終了後の調査でも、汚染の拡散はまったく検出されませんでした。プルトニウム最終工程施設の従業員らは、原因が特定されるまで機械切断法を用いるのを中断しており、弊社は将来の再発を防ぎことができます」
エネルギー省はNBCライトナウに次のようなコメントを寄せました――
「エネルギー省は請負企業の対応を監督しており、同社による事象原因の調査および是正措置を評価する所存であります」

CH2 HILLサイト】


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