2016年1月9日土曜日

FUKUSHIMA DIARY【東京都下水道局】12月に下水処理場2か所の汚泥焼却灰からヨウ素131検出


 フクシマ情報の英語発信サイト“FUKUSHIMA DIARY”14日付け記事の情報です――

12月に東京都の下水処理場2か所でヨウ素131検出
早速、同記事に貼られたリンクから東京都下水道局サイトを覗いてみましょう――





お知らせ
平成271225
下水道局                         
問い合わせ先
総務部広報サービス課
03-5320-6515
計画調整部計画課
03-5320-6594

下水処理における放射能濃度等測定結果

 東京都下水道局で汚泥処理を行っている各水再生センター、スラッジプラントの汚泥焼却灰及び混練灰に含まれる放射能濃度、各施設の敷地境界(東西南北)・敷地中央の空間放射線量等の測定結果をお知らせします。

1 放射能濃度測定結果
  試料採取日 122日~1215
(1)汚泥焼却灰                                                                                    単位:Bq/kg
施設名
ヨウ素131
セシウム134
セシウム137
東部スラッジプラント(江東区新砂)
不検出
(<22)
56
360
葛西水再生センター(江戸川区臨海町)
不検出
(<27)
250
1,200
みやぎ水再生センター(足立区宮城)
不検出
(<19)
44
240
新河岸水再生センター(板橋区新河岸)
不検出
(<24)
73
380
南部スラッジプラント(大田区城南島)
不検出
(<18)
50
160
北多摩一号水再生センター(府中市小柳町)
不検出
(<17)
80
260
南多摩水再生センター(稲城市大丸)
不検出
(<18)
不検出
(<22)
59
北多摩二号水再生センター(国立市泉)
不検出
(<20)
69
320
浅川水再生センター(日野市石田)
不検出
(<13)
15
85
多摩川上流水再生センター(昭島市宮沢町)
21
不検出
(<20)
63
八王子水再生センター(八王子市小宮町)
25
34
110
清瀬水再生センター(清瀬市下宿)
不検出
(<14)
29
150

昭島市内の下水処理場では、11月発表分でもヨウ素131が検出されています――


平成271127

試料採取日 115日~1117

多摩川上流水再生センター(昭島市宮沢町)
20
26
100

いかがでしょうか?

言うまでもなく、ヨウ素131の半減期は非常に短く、8日あまり。野田佳彦前首相がいったようにフクシマが「冷温停止」状態であれば、また安倍晋三首相をはじめ、担当大臣が、事あるごとに「福島の放射能はアンダー・コントロール」されていれば、核事故後5年近いいま、ヨウ素131が検出されるはずがありません。

次の2点を指摘しても、間違いではないはずです――

    トリプル・メルトダウンし、どこにあるかもわからない炉心融解物が再臨界している。

    破壊された圧力容器と格納容器から、放射能汚染水だけでなく、放射性粒子が空気中に放出されており、広範囲に拡散している。

【参考資料】







多摩川上流水再生センターの処理区域は、青梅市・昭島市・福生市・羽村市・瑞穂町の大部分と立川市・武蔵村山市・奥多摩町の一部で、計画処理面積は9,349ヘクタールです。
 処理した水は多摩川に放流するとともに、一部をろ過してセンター内の機械の洗浄・冷却やトイレ用水などに使用しています。また、昔の清流の姿を取り戻すため、砂ろ過とオゾン処理を行って、野火止用水、玉川上水、千川上水に送水しています。







八王子水再生センターの処理区域は、八王子市・日野市・昭島市・羽村市の一部とあきる野市・日の出町・檜原村の大部分で、計画処理面積は8,533ヘクタール(単独処理区の区域を含んだ数値)です。ステップA2O法(ステップ流入式嫌気ー無酸素ー好気法)という東京都で初めて導入された高度処理方式を一部取り入れ、処理した水は、多摩川に放流しています。また、その一部を砂ろ過してセンター内の機械の洗浄・冷却やトイレ用水などに使用しています。

【続報】

2016120日水曜日

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