フクシマの突然変異マーガレットは
奇蹟か? 警告か?
4年前にメルトダウンをこうむった福島第一原発の近くで、奇妙で不思議な花が咲いている。
あるいは、これはホルモンの不均衡のためにすぎないのかもしれないと、ニューヨーク植物園の園芸担当副園長、トッド・フォレスト氏は面接取材に応えていう。フクシマの近くで出現する、かなりありきたりの奇形は、不規則変異、虫害、病気、あるいは植物体の物理的傷害によってさえ、たやすく引き起こされるのかもしれないと彼は語る。
つまり、フォレスト氏によれば、二重になった花は環境保護局(EPA)に電話する理由にならない。
「帯化は比較的普通におこる現象です」と彼はいう。帯化(Fasciation)とは、帯状化や束状化を表す専門用語であり、花軸が平たくなったり、広がったり、あるいは結合したりする――グロテスクなこともあれば、みごとに面白いこともある――結果になる。
「環境に現存する放射線は、妥当な説明になりますが、必ずしもこの現象の唯一の説明ではありません」と、フォレスト氏は述べる。
Horticulture
Quotes Causes
他の国ぐにの会員たちもFukushima Diaryサイトに掲載されている同じような花の突然変異の画像を投稿しているが、放射線の証拠としてではなく、驚異を楽しんでいるのである。
the Garden
「庭園に育つ植物は周囲の環境に反応していますし、環境の変化は…局所的であったり、地域的であったりしますが、ときには地球規模のものであったりもします」と、フォレスト氏はいう。
フォレスト氏は、「わたしたちが庭園で汚染の影響を目撃していることには、疑問の余地がありません」と言い添えた。彼は、ご自身が住むニューヨークの格別な問題として、オゾンと二酸化硫黄をあげる。
クック氏は、「わたしたちは、みなさんの庭園が非常に雄弁だと信じています。人びとに対する影響を目にする前に、植物に影響が現れると見ているのです」と本紙に語った。
じっさい、樹木は草花よりも実効的に環境毒物の影響を示すかもしれないとフォレスト氏はいう。
「樹木は長期間をかけて成長し、年ごとの変化を観察できますので、わたしは樹木に注目します」と、彼はいう。「1年草は奇妙に育つかもしれませんが、翌年、また育てると、今度が問題がなかったりします」。
彼がいうには、ニューヨーク植物園で「100万株の収蔵植物が育てられており、わたしたちはいつも異常だったり想定外だったりするものを目にしています…とりわけ、感受性のとても高い針葉樹類の老木に二酸化硫黄とオゾンの結果が目につきますし、ユリノキ、その他の落葉樹種でさえ、葉に斑点ができたりします」。
濃縮した汚染物質は「間違いなく」住宅庭園に影響をおよぼすが、園芸愛好家は微妙な変化に気づくユニークな立場にあると彼はいう。
「たいがいの人は身の回りで育っている植物を、ほんとうの意味では意識していません」とフォレット氏はいう。「園芸家は自分の植物をじっさいに意識していますし、園芸の門外漢より先に、こうした変化に気づけることが多いのです」。
【クレジット】
本稿は、公益・教育目的の日本語翻訳稿。
【姉妹記事】
2015年7月24日金曜日
マーガレットの帯化(那須塩原市5/26)②
右は4つの花茎が帯状に繋がったまま成長し,途中で2つに別れて2つの花がつながって咲いた。左は4つの花茎がそのまま成長して繋がって花が咲き輪の様になった。空間線量0.5μSv地点(地上高1m) pic.twitter.com/MinxdFgXBC
— 三悔堂 (@san_kaido) 2015, 5月 27
ネイチャーウェザーは那須塩原市の放射能による突然変異に警鐘…
http://t.co/KOq2kZM6yQ
クリスチャン・サイエンス・モニターは環境汚染全般に警鐘…
http://t.co/iYAyi6T5xO
突然変異は世界のどこでもありふれていると吹聴する輩は、愚の骨頂!
— inoue toshio 子どもを守れ! (@yuima21c) 2015, 7月 24
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