@YuriHiranuma 鈴木眞一氏の口頭発表…概要とはいえ根拠も示さず「これらの甲状腺癌の病因は、福島核事故による放射線被曝と関連していなかったのかもしれない」と、ずいぶん唐突な結論部分…自信のなさが滲みでているようですね。
https://t.co/zobzxWZ2jw
— inoue toshio 子どもを守れ! (@yuima21c) 2015, 10月 22
Thyroid(甲状腺)
第15回国際甲状腺学会プログラムおよび会議抄録
To cite this article:
Thyroid. October 2015, 25(S1): P-1-A-337. doi:10.1089/thy.2015.29004.abstracts.
Thyroid. October 2015, 25(S1): P-1-A-337. doi:10.1089/thy.2015.29004.abstracts.
掲載号:Volume: 25
Issue S1: 2015年10月14日
- Full Text HTML
- Full Text PDF (23,223 KB)
- Full Text PDF with Links (20,076.9 KB)
口頭発表 76
甲状腺癌 火曜日(10月20日) 口頭発表 臨床 午前10:45
2011年3月11日の福島第一原子力発電所事故後の福島における小児および若年者の甲状腺癌の治療
TREATMENT
OF CHILDHOOD AND ADOLESCENT THYROID CANCER IN FUKUSHIMA AFTER FUKUSHIMA DAIICHI
NUCLEAR POWER PLANT ACCIDENT ON MARCH 11, 2011
S. Suzuki1, I.
Nakamura1, T. Fukushima1, C. Ookouchi1, K.
Nakano1, S. Suzuki1, S. Suzuki1, H.
Shimura2, H. Mizunuma1, S. Takenoshita3, S.
Yamashita4
1 福島県立医科大学・大学院医学科
2 福島県立医科大学・医学科
3 福島県立医科大学・器官制御外科学講座
4 福島県立医科大学・放射線医学県民健康管理センター
2011年3月11日の東日本大震災および津波に引き続いた福島第一原子力発電所事故の後、福島県の住民は低線量放射線被曝が健康に及ぼす影響の問題に直面した。そのため、災害時に18歳以下だった人たちに対する甲状腺の超音波検査が同年中に始められることになった。穿刺吸引細胞診(FNAC)によって、甲状腺癌症例が診断された。われわれは、臨床症状が認められず、大規模かつ最先端的な超音波一斉検査によって見つけられた、この癌について、災害前に報告されていた臨床症状のある小児甲状腺癌と比較しながら報告する。
予備的な基本調査として、2015年3月31日までに、299,543人の対象者(受診率:81.5%)が一斉検査を受けた。そのうち、2,279人が二次検査の受診を勧められ、そのうちの112人の対象者が、正確な超音波検査とその後のFNACによって、悪性腫瘍または悪性腫瘍の疑い症例と診断された。二巡目の検査は、対象者の148,027人分(受診率:67.6%)が完了しており、そのうちの15人が、FNACによって、やはり悪性腫瘍と診断された。
悪性腫瘍および悪性腫瘍の疑いのある127人の対象者のうち、104人が手術を受け、1人が良性の結節、103人が甲状腺癌と確定された。12人の対象者が外科治療を待っており、他の11人が非外科的な観察を選んだ。103人の甲状腺癌症例のうち、97人がわれわれの学部で手術を受けており、それについて、われわれは手術治療後の臨床病理研究として報告する。97人のうち、94人が乳頭癌、3人が低分化甲状腺癌と術後に確定された。診断時の平均年齢は17.4歳、平均腫瘍サイズは15 mmだった。術後のリンパ節転移、甲状腺外浸潤、肺転移は、それぞれ、73、38、2症例で陽性であった。甲状腺全摘出が実施されたのは、6症例だけだった。甲状腺微小癌が、29症例で検出された。術後の合併症はなかった。
これらの甲状腺癌の病因は、福島核事故による放射線被曝と関連していなかったのかもしれない。
【参照サイト】
0 件のコメント:
コメントを投稿