「甲状腺がん多発」津田教授会見
2015/10/08 に公開
福島県で実施されている小児甲状腺検査の結果データを分析し、小児甲状腺がんの多発は「被ばくによる過剰発生」であると結論づけた論文を発表した岡山大学の津田敏秀教授の記者会見をライブ配信しました。
カテゴリ:ニュースと政治
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疫学誌:
doi: 10.1097/EDE.0000000000000385
Original Article: PDF Only
2011年~2014年に超音波で検出された18歳以下の福島県住民の甲状腺癌
津田敏秀、時信亜希子、山本英二、鈴木越治
Tsuda, Toshihide; Tokinobu, Akiko; Yamamoto, Eiji; Suzuki, Etsuji
Published Ahead-of-Print
概要
【背景】2011年3月の東日本大震災および津波の後、福島第一原子力発電所から放射性元素が放出された。その結果、予備知識にもとづき、被曝した住民の甲状腺癌の症例が増加するのか否か、不安が生じた。
【方法】福島県は放射性元素の放出後、18歳以下の全住民の甲状腺超音波検査を実施した。一巡目の一斉検査で298,577人が受診し、二巡目の一斉検査が2014年4月に始まった。われわれは県による一巡目検査および2014年12月31日までの二巡目検査の結果を分析し、日本の年間発症率および福島県内の対照区地域の発症率と比較した。
【結果】日本の発症率と比較して、潜伏期間を4年とした、県の中通り地方中部の罹患比率が最高であることが認められた(罹患比率=50;95%信頼区画[CI]=25、90)。被験者100万人あたりの甲状腺癌有病率は605人であり(95%CI=302、1,082)、福島県内の対照区と比較した罹患比率は2.6であった(95%CI=0.99、7.0)。二巡目の一斉検査では、未受診の被験者の全員が無病であると仮定しても、罹患比率がすでに12になっていることが認められた(95%CI=5.1、23)。
【結論】(放射性元素)放出から4年以内に、福島県の小児および若年者の甲状腺癌の過剰症例が超音波で検出されており、これはスクリーニング効果による急増であるとは説明できそうにない。
本稿は、クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止ライセンス(CCBY-NC-ND)の条件で配布されるオープン・アクセス論文であり、ダウンロードすること、ならびに適切な出処表示を付したうえで配布することが許されている。
Copyright (C) 2015 Wolters Kluwer Health,
Inc. All rights reserved.
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【著者】
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津田敏秀
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岡山大学大学院環境生命科学研究科・人間生態学講座
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時信亜希子
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岡山大学大学院医歯薬学総合研究科・疫学衛生学講座
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山本英二
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岡山理科大学情報学部・情報科学講座
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鈴木越治
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岡山大学大学院医歯薬学総合研究科・疫学衛生学講座
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著者らによる区分図 |
【クレジット】
EPIDEMIOLOGY, “Thyroid Cancer Detection by Ultrasound Among
Residents Ages 18 Years and Younger in Fukushima, Japan: 2011 to 2014,” by
Tsuda et al., 2015
【関連記事】
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【関連サイト】
投稿者: ourplanet 投稿日時: 水, 10/07/2015 - 05:22
福島県で実施されている小児甲状腺検査の結果データを分析した論文が、国際環境疫学会の発行する医学雑誌「エピデミオロジー(疫学)」のオンライン版に掲載された。福島で起きている小児甲状腺がんの多発は「スクリーニング効果」や「過剰診断」ではなく、「被ばくによる過剰発生」であること結論づけている。
論文のタイトルは「2011年から2014年の間に福島県の18歳以下の県民から超音波エコーにより検出された甲状腺がん」。著者は岡山大学の津田敏秀教授らのチームが、福島県が実施している小児甲状腺検査の結果データのうち、昨年12月31日までに判明した結果を疫学的な手法で解析した。
【付録1】
(承前)国際環境疫学会の6日付の学会誌電子版に発表した。別の疫学専門家からは「結論は時期尚早」との指摘がある。
研究チームは、福島県が事故当時18歳以下だった約37万人を対象にした昨年末時点までの甲状腺検査の結果を分析。年間発症率は事故前の日本全体と比べ、20~50倍と算出した
— inoue toshio 子どもを守れ! (@yuima21c) 2015, 10月 7
(承前2)さらに福島県内でも地域によって発症率が最大2・6倍の差があった。
…これで全文!
真のジャーナリズムなら、異論も含め、根拠を明確に示していほしい
<「被ばくで発症」と主張 福島事故後の甲状腺がん>#47NEWS http://t.co/f1WN05yrOf
— inoue toshio 子どもを守れ! (@yuima21c) 2015, 10月 7
【付録2】
2015/09/01 に公開
フクロウ・FoEチャンネル - Captured Live on Ustream at
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