Fukushima's nuclear exclusion zone – in pictures http://t.co/LnPJ1Rav1I
英紙ガーディアン写真特集。ポーランド人写真家のフクシマ探訪記が世界に報道されている…これを取り上げる日本の大手メディアは皆無なのか?
— inoue toshio 子どもを守れ! (@yuima21c) 2015, 10月 14
home
> culture > art & design
放射能の残骸~写真で観るフクシマ核立入禁止区域
アルカディウス・ポドニーシンスキ Arkadiusz Podniesinski
2015年10月11日
商品が散らばったスーパーマーケットの通路。終わらなかった授業の黒板に残された白墨の書き込み。終わることのない交通渋滞の車列に絡んだ雑草。
これらは、2011年3月、地震と津波が日本を襲ったあと、メルトダウンに陥った福島第一原子力発電所の周辺20キロ圏内で撮影された気味悪い写真である。写真家、アルカディウス・ポドニーシンスキは先月、防護服で身を固め、双葉、浪江、富岡の「空恐ろしい」ゴーストタウンを探訪しており、これが彼の目撃したものである。
|
双葉町のメインストリートに立つ写真家、アルカディウス・ポドニーシンスキ。スローガン表示「原子力、明るい未来のエネルギー」。
|
自然に奪還された街路。
破局的惨事のあと――160,000人を超える人たちが自宅からの避難を余儀なくされ――地域の多くがいまだに入域するには危険である。
|
KFCカーネル大佐とマネキンたちは、今もスーパーマーケット立哨中。
ポドニーシンスキは最高レベル汚染区域について、「事故がまるで昨日のことであるかのように、時間が止まっている」という。
|
放置されている車両の群れの航空写真。
|
ドローンで撮影した放射性廃棄物仮置き場の航空写真。
汚染された農地を除染するために、放射性表土が袋に詰めこまれており、さらに深い壌土層まで除染する試みが実施されてきた。空間を有効利用するために、土壌の袋は何段にも積み重ねられている。
|
客が逃げたあと、配膳されたままに食器が残された料理店の座卓。
1986年のチェルノブイリ以降最悪の核惨事の現場、地域一帯を除染するという大仕事がつづけられている。数千人の労働者たちが街路から街路へと行き交い、家屋の壁や屋根をスプレイ洗浄し、磨いている。
|
生い茂った雑草に絡みつかれる車のバンパー。
ポドニーシンスキが話をした人たちの何人かは、30年以内に地域が再び安全になるという公式見解を疑っていた。「彼らは、放射性廃棄物がそこに永遠に残されると心配していた」と、彼はいう。
|
校舎一階の教室。黒板の下に、津波が到達した高さを示す印が今も残っている。黒板に、元住民、学校の生徒、労働者らが、被災者全員の士気を維持する目的で、「やればできる、フクシマ!」などと書きこんだことばが残されている。
|
All photographs ©Arkadiusz Podniesinski/REX
Shutterstock
|
【クレジット】
The
Guardian, “Radioactive wreckage: inside Fukushima's nuclear exclusion zone – in
pictures,” by Arkadiusz Podniesinski
本稿は、公益・教育目的・非営利の日本語訳。
【関連記事】
2015年10月6日
0 件のコメント:
コメントを投稿