2012年6月16日土曜日

「日本で最も美しい村」長野県中川村:曽我逸郎村長のメッセージ

昨日のことです。Twitter で次のようにつぶやきました――

inoue toshio 子どもを守れ! ‏@yuima21c
日本国民が誇るべき長野県中川村・曽我逸郎村長;野田佳彦総理、橋下徹市長、へりくだりて学ぶべし!RT @pinpinkiri こんなすごい村長がいたとは http://bit.ly/LT7u17

すると、長野県大鹿村在住の友人からEメールでレスポンスがありました――


良い情報ありがとう!
この村長は隣村の村長で、私たちの企画する上映会(樋口健二さんの講演会などや、アースディ)にも参加してくれます。

がぜん、わたしの関心が深まり、中川村公式サイトで村長の発言を拝読した結果、とても鼓舞され、元気と勇気をいただいたので、当ブログで曽我逸郎村長のメッセージを本格的に紹介したくなりました。



信州伊那谷中川村
中川村は、長野県の南部、伊那谷のほぼ中央で上伊那郡の最南に位置します。昭和33年、古くは「天の中川」と呼ばれた天竜川を挟んで東側の南向村と西側の片桐村が合併してできた村で、天竜川を中心に結束する新しい村として中川村と命名されました。村は、蛇行する天竜川を挟んで、竜東南向地区と竜西片桐地区に分かれており、それぞれに特色のある顔をもっています。竜東地区においては、南北に伊那山地が走り複雑な地形を呈しており、傾斜地が多く果樹栽培が盛んに行われています。一方、竜西地区においては、段丘や扇状地上に平坦な農地が多く比較的規模の大きな農業経営が行われています。土地利用については、田6.4%、畑5.2%、山林75.3%であり、典型的な農山村です。村の基幹産業は、農業であり主作物は米、果実、野菜、栽培きのこ等です。

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東京新聞社会部から「脱原発首長会議」参加市町村長へのアンケート

東京新聞社会部から、「脱原発首長会議」参加の首長(=市町村長)向けのアンケートが届いた。
自由表記がほとんどで、字数制限もなく、いろいろ書いたので、こちらにも掲載する。
2012年6月15日 曽我逸郎
自治体名:(長野県上伊那郡)中川村 なかがわむら
首長名: 曽我逸郎 そが いつろう

1 最も近い原発
中部電力 浜岡原発 約100km

2 首長の連携が、国の政策決定に対して どれだけ政治的有効性を持つか
国政は、経済や安全保障や外交やさまざまなしがらみの中で舵取りしている。他方、基礎自治体は、住民の暮らしだけを基準に判断することができるし、そうすべきである。もし国が、他のしがらみのために、一部地域であれ住民の暮らしを犠牲にするようなことがあれば、基礎自治体は連帯して国に対して異議を申し立てねばならない。
だが、原発に関しては、距離が離れた自治体ほど不安・憂慮がひろく共有されている一方、原発膝元の自治体は、単純ではない。現に汚染を受け、心配・不安が沸騰しているところがある一方、不安は底流として住民の中に沈殿するのみで、交付金・雇用などさまざまな原発へのしがらみを持つ側が空気を強固に支配している市町村もある。つまり、原発については、膝元か遠方か、またそれぞれの状況によって自治体の反応は異なっており、一致した動きが取りにくい。
脱原発首長会議は、意識が高く、勇気のある首長が集まっている。しかし、それでも、今問題となっている大飯原発の再稼動について、統一して反対を表明できるかどうかは、個人的には微妙だと感じている。私自身は、すべての原発が停止している中、ひとつでも再稼動を許せば、なし崩し的に再稼動は増やされると考えるので、阻止すべきだと考えるが、「脱原発」をどんなタイムスケジュールで実現するか、「会議」参加の首長にもさまざまな考えがありそうだ。
野田首相は、まるで耳に栓をしているかのように馬耳東風で、原発であれTPPであれ消費税増税であれ、心配する声は耳に入らないかのように振舞っている。不安に答える姿勢がない。説得力のない発言を繰り返すのみで、会話が成立しない。しばしば無力感・絶望感に襲われる。
このような有様では、野田政権に申し入れて政策を変えさせることには望みがもてないが、「脱原発首長会議」など、あらゆる場を使って、しがらみに負けずに自由に考えを表明できる空気を創りだし、国民世論の勢いを高め、国の政策を国民の望むものにできるよう、頑張るしかない。

3 脱原発に向けた自治体での取り組み
節電。
ありがたいことに、中部電力では、過剰な節電要請をせずとも関西電力に電力支援をおこないつつ、この夏を乗り切れる、としている。
しかし、関西電力は、厳しいと言っている。中電エリアの我々としても、できる限り節電に努めることで、関電への支援が増やせ、大飯原発を再稼動しなくてすむ状況が作り出せるかもしれない。
再生可能エネルギー利用については、国などの制度を利用し、無理のない範囲で取り組むが、原発のない分、慌てて自然エネルギーに走るのではなく、まず、贅沢と便利さに浸りきった今の生活を見直し、省エネルギーに努めることが肝要だと思う。

脱原発の取り組みではないが、「日本で最も美しい村」連合の仲間である飯舘村の皆さんを、中川村有志が昨年夏、村の祭りに招待し、村も一部支援して、太鼓やヨサコイソーランなど交流が図られた。また、福島市の私立保育園連合への野菜等の支援要請を受け、村保育園保護者会などに呼びかけ、野菜・果物など3.4tを提供した。

4 首長個人としての脱原発への取り組み
以前、広告会社に勤めていた頃、電力会社の担当を命じられたが、原発推進を請け負わねばならないので、断ったことがある。それ以降は、格別な取り組みはしてこなかったが、特に中川村に移住して以降は、電力消費の少ない暮らしをしているとは思う。
東京電力福島原発の事故以降は、東京での反原発サウンドデモ、近隣駒ヶ根市のデモなどに参加。経産省前のテントも一度訪問した。講演会としては、報道写真家・樋口健二氏、飯舘村の酪農家・長谷川健一氏、京都大学原子炉実験所の小出裕章氏らを拝聴。
式典等の挨拶なども含め、あらゆる機会を捉えて、脱原発に言及するよう努めている。

5 「脱原発首長会議」参加の理由と地元の反応
被曝労働については、以前から耳にしていた。ウラン採掘現場、原発内労働、今回の福島の災害のような広い範囲の周辺地域、そして、数十万年先の人類・生態系にまで被曝の危険を押し付けている。そうまでして贅沢と便利さを享受する権利は我々にはない。経済的理由をあげて原発再稼動が主張されるが、道徳的理由により、原発は止めなければならない。
「日本で最も美しい村」連合の仲間である飯舘村の現状を知るにつけ、原発の不条理を痛感する。「までい」に丹精こめて積み上げてきた村づくりが、一日でダメにされた。小さな祠を守ってきた集落もばらばら、家族までもがばらばらに寸断された。受け継がれてきた歴史も文化も断ち切られた。
中川村でも、高齢化・後継者不足に悩みつつ、なんとか心豊かな暮らしが末永く村で持続させられるように努力を重ねているところだが、原発の事故ですべてを台無しにされてしまいかねない。そんなことは避けたい。
事故後の国の対応は経済や予算など自分達の都合を優先して、子どもたちを含め高濃度汚染地域に放置した。かつての満州や沖縄と同じ棄民政策である。
道徳的に原発は許されない。経済は理由にならない。

地元での反応については、周辺市町村などから共感の声を聞くことはしばしばあるが、村内からはさほど多くない。その点は、残念に思っている。
以上


中川村議会6月定例会で、高橋昭夫議員から、「国旗と国歌について村長の認識は」という一般質問を頂いた。
一問一答方式のため、受け答えはやりとりの流れに応じた“アドリブ”になっていき、正確に再現することは難しいので、頂いた通告と私の答弁原稿を以下に掲載する。

<一般質問通告>
小・中学校の入学式や、卒業式の席で、村長は(壇上に上る際、降りる際に)国旗に礼をされていないように思います。このことについて村長のお考えをお聞きしたい。

<答弁原稿>
たいへんありがたい質問を頂戴しました。ご質問の件については、村民の皆さん方の中にも、いろいろ想像して様々に解釈しておられる方がおられるかもしれません。説明するよい機会を与えていただきました。感謝申し上げます。

私は、日本を誇りにできる国、自慢できる国にしたいと熱望しています。日本人だけではなく、世界中の人々から尊敬され、愛される国になって欲しい。
それはどのような国かというと、国民を大切にし、日本と外国の自然や文化を大切にし、外国の人々に対しても、貧困や搾取や抑圧や戦争や災害や病気などで苦しまないで済むように、できる限りの努力をする国です。海外の紛争・戦争に関しても、積極的に仲立ちをして、平和の維持・構築のために働く。災害への支援にも取り組む。
たとえて言えば、日の丸が、赤十字や赤新月とならぶ、赤日輪とでもいうようなイメージになれば、と思います。
世界中の人々から敬愛され信頼される国となることが、安全保障にも繋がります。

これは、私一人の個人的見解ではなく、既に55年以上も前から、日本国憲法の前文に明確に謳われています。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

そして、憲法前文は、次のような言葉で締めくくられています。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。

しかし、現状はまったく程遠いと言わざるを得ません。日本国は、名誉にかけて達成すると誓った理想と目的を、本気で目指したことが、一度でもあったのでしょうか。

東京電力福島第一原発による災害では、国土も、世界に繋がる海も汚染させました。たくさんの子ども達が、かつての基準なら考えられない高汚染地域に放置されています。そしてまた、安全基準も確立しないまま、目先の経済を優先して、大飯原発の再稼動を急いでいます。放射性廃棄物をモンゴルに捨てようとしたり、原発の海外輸出まで模索しています。
明治になって日本に組み入れられた琉球は、抑止力のためという本土の勝手な理屈で多くの米軍基地を押し付けられ、さらにまた美しい海岸をつぶして新たな米軍基地を造ろうとする動きがあります。イラク戦争に協力し、劣化ウラン弾で子どもたちが苦しめらることにも、日本は加担しました。兵器輸出の緩和さえ模索しています。
他にも、福祉を削り落として、貧困を自己責任に転嫁するなど、言い出せばきりがありません。ともかく今の日本は、誇りにできる状態から程遠いと言わざるを得ません。

しかしながら、誇りにできる状態にないから、国旗に一礼をしない、ということではありません。完璧な理想国歌家(twitterで誤字を指摘頂いた。多謝)はあり得ないでしょう。しかし、理想を目指すことはできる。しかし、そのそぶりさえ日本にはない。それが問題です。
もっと問題なのは、名誉にかけて誓った理想を足蹴にして気にもしない今の日本を、一部の人たちが、褒め称え全面的に肯定させようとしている点です。この人たちは、国旗や国歌に対する一定の態度を声高に要求し、人々をそれに従わせる空気を作り出そうとしています。
声高に主張され、人々を従わせようとする空気に従うことこそが、日本の国の足を引っ張り、誇れる国から遠ざける元凶だと思います。
人々を従わせようとする空気に抵抗することによって、日本という国はどうあるべきか、ひとりひとりが考えを表明し、自由に議論しあえる空気が生まれ、それによって日本は良い方向に動き出すことができるようになります。
人々に同じ空気を強制して現状のままの日本を肯定させようとする風潮に対して、風穴を開け、誰もが考えを自由に表明しあい、あるべき日本、目指すべき日本を皆で模索しあうことによって、誇りにできる日本、世界から敬愛され信頼される日本が築かれる。日本を誇りにできる国、世界から敬愛される国にするために、頭ごなしに押しつけ型にはめようとする風潮があるうちは、国旗への一礼はなるべく控えようと考えております。
<以上、初回答弁の原稿>


<一問一答のやりとりの最後(要旨)>
Q:村長は子供たちが国旗に礼をしないようになる方がいいと考えているのか?
A:教育内容について行政から口を挟むことは控えるべきだと考える。なにをどう教えるかは、教育委員会の管轄である。国旗に対して、どういう態度を取るべき、とか、取るべきでない、とか、これまでも申し上げたことはないし、今後も申し上げるつもりはない。

<新聞記者(信濃毎日新聞、長野日報)との取材でのやりとりの最後(要旨)>
Q:子どもたちには、どうあって欲しいと思っているのか?
A:いろいろな人がいて、いろいろな考え方があるのだな、と感じてもらえれば嬉しい。その上で、自分はどう考えるのか、じっくり検討して欲しい。こういう態度を取らねばならないと、ただひとつの形しか提示しないのは問題。型にはめようとするのはよくない。「まぁ、この場は空気を読んでこう振る舞うのが大人だし…」というような対応を積み重ねた結果、曾て、場の空気に絡め取られ戦争に向けて後戻りできない状況に陥り、後悔したのではなかったか。どういうものであれ、自分の感じ方、思いを気安く表明できる「空気」を創っていくことが大事。それによって、互いに議論が深まり、理想の日本、あるべき日本、目指すべき日本が模索され、その結果が皆に共有されていけば嬉しい。

2012年6月12日 曽我逸郎

中川村役場
〒 399-3892 長野県上伊那郡中川村大草4045-1
TEL 0265-88-3001(代) FAX 0265-88-3890

【後記】2011.06.19
本記事を投稿したあと、中川村代表あてに転載をご了承いただくようにお願いメールを発信したところ、次のような暖かいご返信をいただきました――


前略

転載、了承どころか、かえって拡散していただいて有り難く存じます。ご意見・ご批判が私の元へ届くようにさえご配慮頂ければ、まったく構いません。

私も、子ども達と若い人達は、まず避難させることを考えるべきだと思います。地域の共同体や家族が破壊されることを心配する意見もありますが、まず命・健康を万全に確保した上で、コミュニティや家族や雇用や経済には、その後できる限りの配慮をするしかしかたがない。原発はそれだけ不条理な、無くさねばならないものだと思います。
裁判がよい結果を得られますよう、お祈り申し上げます。

                                         草々
井上利男様
2012年6月19日               曽我逸郎
--
・・・・・・・・
(天の)中川村ホームページ:www.vill.nakagawa.nagano.jp/
mixiメンバーの方、中川村コミュニティも覗いてみてください。
個人ホームページ:www.dia.janis.or.jp/~soga/
たまにつぶやきます。http://twitter.com/itrsoga

曽我逸郎

@itrsoga

ベーシック・インカムとか、クオリア、脳科学とか、平和の事とか勉強中。でも一番の根っこは、「仏教」というより釈尊の教え。ついでにこれも
(天の)中川村 · http://www.dia.janis.or.jp/~soga/


曽我村長は、みなさんからのご意見・ご批判などを歓迎なさるそうです。ご意見などがあれば、次のリンクからどうぞ…

村長への手紙(フォーム)

2012年6月13日水曜日

7月3日 同志社大学グローバル・スタディーズ講演会


シリーズ 「グローバル ・ ジャスティス」第29回
郡山からの報告~放射線に被曝した街の風景~



井上利男
講師紹介
子どもたちの安全な教育を求める「ふくしま集団疎開裁判の会」代表。ブログ「原子力発電 原爆の子」にて原発事故被曝地・郡山市から発信。訳書に、レベッカ・ソルニット『暗闇のなかの希望―非暴力からはじまる新しい時代』など。


2011年3月11日、東北沖地震と大津波に端を発した福島第一原子力発電所の事故は、人々の日々の暮らしを破壊しました。故郷から避難を余儀なくされた10数万の人々と残された無人の町や村…通常の数十倍というレベルの放射線にさらされて生きる人々の不安…子どもたちを守るため、補償のあてもなく自主避難に踏み切る親子。
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原発事故が奪ったものは、平穏な生活だけではありません。たとえば、文部科学省は一片の通知をもって、被曝地の学校施設使用基準を一般人の年間被曝許容量の20倍、年間20ミリシーベルトに引き上げるという超法規的措置を子どもたちに押し付けました。そうです。福島県は、放射能のように目に見えない戒厳令下の治外法権地になっています。すなわち生存権という基本的な人権が奪われてしまったといってよいでしょう。
原発事故と未来の縮小社会
松久寛
講師紹介
元京都大学大学院工学研究科教授。京都大学安全センターを設立した後、現在は縮小社会研究会主催。著書に、『縮小社会への道―原発も経済成長もいらない幸福な社会をめざして』など。

福島第一原発事敀は、いまだ終息していない。事敀の原因は解明されず、福島県民は、被害のなかで生活を強いられている。日本社会はいま、脱原発を模索し始めたところだが、政府は、近視眼的な経済中心主義と成長路線を追い求めようとしている。また、原発再稼働をめぐっては、「地元」と「電力消費地」といった分断も生じている。
エネルギー問題は、日本の文明全体、わたしたちの生活と生命そのもの、そして政治の在り方、民主主義の根幹を問う問題です。過去を問いなおし、現状を直視し、未来を展望するために、二人の講師をお招きして、福島原発事敀後、私たちが考えるべきこと、なすべきことについて、みなで考えましょう。


同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科では、連続セミナー「グローバル・ジャスティス」を開催いたします。このセミナーは、現代世界が直面するさまざまな課題における「ジャスティス」の問題を、講師が自らの視点で語っていくものです。したがって、どのような視角で、何を問題としてジャスティスを論じるかは講師にゆだね、主催者は一切の方向性をあらかじめ規定いたしません。ジャスティス(正義)という言葉のもつ多義性や問題性もふくめて、多様な議論の場として提供していくものです。

日時: 7 月 3 日 (火) 18:00-20:00
会場: 至誠館 1 番教室

来聴歓迎 予約不要

tel.    075-251-3930      
e-mail. ji-gs@mail.doshisha.ac.jp


【6月22日付け後記】
岡山での講演会の要綱が決まりました――

7月4日、講演会 「晴れの国:岡山」瀬戸内市beZen鼓空道場


6月11日【福島原発告訴団】第1次告訴

6月11日、1324人の福島原発告訴団は福島地方検察庁に福島第一原発事故の刑事責任を問う告訴状を提出しました。事故から1年以上たったいまも、責任を負うべき東京電力や行政など、いわゆる原子力ムラが勢力温存に専念するのを許され、事故被災者らが泣き寝入りを強要される。この第1次告訴は、事故被災地のわたしたち99%が反撃に打って出る画期的なステップとなるでしょう。

<福島第1原発事故>県民1324人が東電幹部らを告訴 毎日新聞 6月11日(月)21時26分配信
原発事故責任者の刑事裁判を求め、福島地方検察庁へ告訴状の提出に向かう
福島原発告訴団=福島市で2012年6月11日、石井諭撮影【共同通信】    
東京電力福島第1原発事故で被ばく被害を受けたとして、発生時の福島県民1324人が11日、東電の勝俣恒久会長や原子力安全委員会の学者ら33人について、業務上過失致傷容疑などで福島地検に告訴状を出した。原発事故の責任を問う大規模告訴は初めて。【清水勝】

◇業過致傷容疑などで
市民団体などが東京地検に同様の告発をしたが立件されていない中、被害者である県民が自ら処罰を求めた形だ。避難中に亡くなった入院患者や自殺者を巡っては同致死傷容疑で告発状も出した。地検は内容を精査して捜査するかどうか判断する。
33人は▽勝俣会長や清水正孝社長(発生時)ら東電幹部15人▽原子力安全委員会の班目春樹委員長、経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長(同)ら国の機関の責任者ら15人▽県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一・県立医大副学長ら専門家3人。
告訴状は、東電幹部らが津波による過酷事故の対策を怠ったと指摘。事故後、国の責任者らは「緊急時迅速放射能影響予測システム」(SPEEDI)データを公表せず、専門家は「安全」との説明を繰り返して、避難を遅らせ多くの人を被ばくさせたと主張した。東電と東電幹部については放射性物質を排出させた公害犯罪処罰法違反容疑でも訴えた。
東電広報部は取材に対し、班目委員長は記者会見で、いずれも「詳細を知らないのでコメントは控えたい」などと話した。
集団告訴は今年3月結成の「福島原発告訴団」が呼びかけた。今後も告訴人を募る。同県浪江町も、業務上過失致死容疑で国担当者の告発を検討している。

◇告訴団「傷、あまりに深い」
「原発事故の責任をただす」と記された横断幕を先頭に約200人の告訴人らが11日、福島市の福島地検を訪れた。告訴・告発状を担当者に手渡した後、弁護団の河合弘之弁護士が地検前で「刑事責任を問う世論を作る一歩」と声を上げる。続く記者会見や報告集会で参加者は、怒りや悔しさを口にした。
告訴団長の武藤類子さん(58)は会見で「県民が一つになり『黙っていないぞ』と行動することで力を取り戻したい」と話した。
保田行雄弁護士は「家族がバラバラにされ、古里を奪われた罪深さを問う必要がある」と意義を語った。
福島県浪江町で被災し、避難所など9カ所を転々とした告訴人の橘柳子さん(72)は集会で「私は国策によって2度も棄民された」と訴えた。1度目は、中国東北部・旧満州からの引き揚げのこと。敗戦後、生活を立て直そうと苦労していた両親に、今の避難者の姿がダブり、「国に捨てられた」と感じるという。
告訴人は、裁判とは縁のない生活を送ってきた市民たち。集会では「被災者はもっと怒りを表すべきです。事故によって受けた傷は、あまりにも深すぎます」との声も聞かれた。原発事故で県民は、10万2045人が県内に、6万2038人が県外に避難し、3万2589人が仮設住宅の生活を余儀なくされている。【清水勝、深津誠、三村泰揮】


OPTVstaff さんが 2012/06/11 に公開
東京電力福島第1原発事故で放射線被ばくの被害を受けたとして福島県内の1324人が11日、東電の勝俣恒久会長ら計33人について、業務上過失致死傷と公害犯罪処罰法の­容疑で福島地検に告訴・告発状を提出した。
告訴・告発状によると、東電や国は想定を超える津波が襲う可能性が指摘されていたにもかかわらず、予防措置を怠り今回の原発事故を発生させた責任があると指摘。原子力安全­委員会や原子力安全・保安院、原子力委員会も対策を指示しなかったとしている。
33人には勝俣会長や清水正孝前社長ら東電幹部のほか、原子力安全委員会の班目春樹委員長、保安院の寺坂信昭前院長、山下俊一福島医大副学長ら県放射線健康リスク管理アド­バイザーの3人が含まれている。
福島原発告訴団の団長、武藤類子さんは、今回の告訴の意味について「責任を問うことは、これからの社会をつくる若い世代に対して責任を果たすこと」であると説明。「様々な­事故で分断されたつながりを取り戻すきっけになればと話した。
弁護団の保田行雄弁護士は、福島地検の対応について「感触は非常に良いものがあると思う」と評価。「住民たちがふるさとを奪われ、家族が散り散りバラバラなっている原因は­なにか。それは健康被害です。被ばくの問題が、毎日、怯えながら暮らさなければならなくなっているのが、今回の事故の最大の問題、罪深さがある。これを正面から問うもの」­とした。また、河合弘之弁護士も、「検察はこの告訴を握りつぶすことはできない。」「日本で一番、大事な問題が原発の問題だ。私たちは今、日本で一番大切な問題に取り組ん­でいるという誇りと自信をもってこの運動を広げていってもらいたい」と告訴団に向けて呼びかけた。
福島原発告訴団は、2次の告訴も予定しており、次回は、福島県民以外も参加できる見込み。締め切りは9月頃。 
福島原発告訴団
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
告訴声明
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2012/06/blog-post_6667.html
カテゴリ: ニュースと政治
タグ: 福島原発 告訴 東電 勝俣 山下俊一
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さて、当日、郡山から駆けつけたわたしの感想を若干…
  • 1324人を代表する200名ばかりの大規模な告訴団。なぜかデモなどのさいに先頭にたってしまうことの多いわたしは、集合場所の福島市市民会館から福島地検に向かうさい、偶然にも大きなバナーの端っこを持つことになりました。大げさにいえば歴史的節目となるはずのこの行進の先頭に立ち、とても誇らしい体験でした。
  • メディアの注目するなか、大告訴団を迎える地検はかなりピリピリしていたようです。警察機動隊の警備こそ要請していなかったようですが、ガードマンと職員の総力をあげて警戒にあたっていました。入庁を許されたのは代表5人のみ。ためしにトイレ借用を申し入れると、職員ひとりの案内がつき、その彼はご苦労なことに、用足しが終わるまで廊下で待ってくれていました。
  • 記者会見と告訴報告集会は熱気に包まれていました。大手メディアと独立系ジャーナリストが対等に扱われる記者会見はとても気持ちいいものです。保田、河合両弁護士の解説などはとても明解でわかりやすいものでした。「理解しやすさ」ということも、事の意義を示す指標になるのかもしれません。
きりがないので、感想などは以上で終わりにしておきますが、わたしの告訴人陳述書を再録しておきます――
2012年5月19日
福島地方検察庁 特捜部直告斑
担当者様
告訴人 井上利男
告訴人 住所:   福島県郡山市xxxx xxxx
                                                                                          職業:   翻訳業
                                                                                          氏名:   井上利男
                                                                                          生年月日:19xx年xx月xx日
電話:   xxx-xxx-xxxx

陳 述 書

わたしこと告訴人は2006年以来、郡山市に居住し、生活、文化、自然などすべての面で環境の良好な、この街がすっかり気に入ったので、この地を終の住み処と思い定め、平穏な生活を築いてきたものである。わたしには、喜多方市山都町に居住する娘があり、月に一度ばかり娘が幼い孫たちをつれて、わが家を訪れ、一泊か二泊ばかり滞在していた。いうまでもなく、わが家に孫たちを招くのは、わたしおよびつれあいにとって、なによりの楽しみだった。
しかるに昨年3月11日、東京電力株式会社が福島第1原子力発電所の事故を引き起こし、環境中に天文学的に膨大な量の放射性物質を環境中に放出せしめ、そのプルームが郡山市にも到来するにおよんで、わたしの生活を取り巻くすべてが一変してしまった――

  • 若い娘と幼い孫たちを、わが家に迎えるわけにはいかなくなった。
  • 近郊の山歩きや街路の散歩の楽しみを奪われた。
  • 鮮魚や新鮮野菜の買い物の楽しみを奪われた。
  • 屋外で深呼吸する楽しみを奪われた。

告訴人個人の被害のみを考えても、事故によって奪われものは数限りなくある。
しかるに東京電力株式会社は、社内外から歴史上の地震および津波被害の先例による警告を受けていたにもかかわらず、今回の事故を引き起こしたのであり、その罪状は未必の故意による犯罪であると断ぜざるをえない。
告訴人は東京電力株式会社とその歴代の経営重役たちを告発し、厳重に処罰することを望むものである。

もうひとつ、福島原発告訴団公式サイトから告訴声明を引用します――



「福島原発告訴団」告訴声明
2012年6月11日

今日、私たち1324人の福島県民は、福島地方検察庁に
「福島原発事故の責任を問う」告訴を行ないました。

事故により、日常を奪われ、
人権を踏みにじられた者たちが
力をひとつに合わせ、怒りの声を上げました。

告訴へと一歩踏み出すことはとても勇気のいることでした。
人を罪に問うことは、
私たち自身の生き方を問うことでもありました。

しかし、この意味は深いと思うのです。

・この国に生きるひとりひとりが大切にされず、
だれかの犠牲を強いる社会を問うこと

・事故により分断され、引き裂かれた私たちが
再びつながり、そして輪をひろげること

・傷つき、絶望の中にある被害者が
力と尊厳を取り戻すこと

それが、子どもたち、若い人々への責任を
果たすことだと思うのです。

声を出せない人々や生き物たちと共に在りながら、
世界を変えるのは私たちひとりひとり。

決してバラバラにされず、
つながりあうことを力とし、
怯むことなくこの事故の責任を問い続けていきます。

「福島原発告訴団」告訴人一同

2012年6月12日火曜日

原発いらない福島の女たち【6月7日:総理官邸申し入れ】ビデオ&テキスト

Wanビデオ班取材レポート:
【v-wanニュース】「福島の女たち」大飯再稼働反対申し入れ
2012/06/07「原発いらない 福島の女たち」大飯再稼働反対の内閣府申し入れ要請文の読み上げです。緊急性が高いので、編集せず要請文読み上げをそのまま流しています。
(ビデオ出所〔上記リンク〕には、上野千鶴子、川田龍平、椎名千恵子諸氏のスピーチ、メッセージも収録されています)






2012年6月7日
内閣総理大臣 野田佳彦 様
原発いらない福島の女たち

要望書:大飯原発の再稼動をしないで下さい

昨年3月11日の東日本大震災と津波をきっかけとした、東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故の結果、福島県の広大な地域が高レベル放射能で汚染されてしまいました。

4月19日、文部科学省は「福島県内の学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について(通知)」を福島県に示しました。それ以来、1年以上経過した現在も年間被曝基準20ミリシーベルトが県民生活のあらゆる場面に押し付けられています。これは法規に定める一般人の年間被曝基準1ミリシーベルトの実に20倍、部外者の立ち入りが禁止される放射線管理区域の設置基準の6倍強にも相当します。わたしたちが健康リスクにおびえ、不安な日々を送っているのには正当な理由があります。私たちは、今現在も、被ばくを強要される生活が続いています。

また昨年12月16日、国は福島第一原発事故の「収束」を宣言しましたが、これはあまりにお粗末というより、福島県民をはじめとする国民を愚弄する宣言でした。事故現場の実態はいまだに予断を許さず、放射能の漏出も続いていて、この面でもわたしたちは日々不安を強いられているのです。
  • 世界が注目する4号炉の状況は、地震・台風・竜巻などにより、どのようなことが起きるか見当もつかない危険な状況です。また、その際、ヨウ素剤の配布や避難経路などの対策の発表もありません。
  • 国会の原発事故調査委員会による事故の原因究明もまだ終えず、メルトダウンした核燃料の状態さえも分からないままです。
このような中にあって、口先だけの安全宣言でつくろい、関西電力大飯原子力発電所の再稼動を急ぐのは、暴挙以外のなにものでもありません。大飯原発の安全対策は事故を起こした福島第一原発にすら劣るとも聞いています。同原発の再稼動が強行されるなら、たくさんのものを失い、今も苦しんでいる福島県民の心の傷に塩を塗るものです。

わたしたちは大飯原発の再稼動を許しません。

大飯原発の再稼動をしないで下さい。

おそろいのコスチュームに身を包んだ女たちがテント前を出発
(ブログ『とめよう戦争への道!百万人署名運動』より)

2012年6月10日日曜日

【陪審評決フォーム】ふくしま集団疎開裁判に関する国際市民法廷


 通称「ふくしま集団疎開裁判をご存知でしょうか?
…昨年6月、福島県郡山市の小中学生14名が郡山市を相手に「年間被曝量1ミリシーベルト以下の健康に安全な場所での義務教育活動の実施」を求める仮処分を福島地方裁判所郡山支部に申し立てた事件です。


昨年3月11日の東日本大震災と大津波に端を発した福島第一原子力発電所の事故という緊急事態のなか、文部科学省は福島県に対し、「校舎・校庭などの利用判断における暫定的考え方」として年間20ミリシーベルト(3.8マイクロシーベルト/時)基準を通知しました。これは法規に定める一般人の年間被曝許容量1ミリシーベルトの実に20倍、部外者の立ち入りが禁止される放射線管理区域の設定基準の6倍強に達するという途方もない超法規的な措置です。
福島県の学校に子どもを通わせる親たちや県民の度重なる抗議を受けて、文部科学大臣は「年間1ミリシーベルトをめざす」と明言しましたが、これは実効をともなうものではなく、当初の『暫定』基準は1年以上も経過したいまもあらゆる場面でまかり通っています。
債権者(原告)側は、国内外の研究者らの意見書など証拠を重ねて、子どもたちの健康リスクをあらゆる面から立証しました。たとえば提出証拠のひとつ、郡山市の放射能汚染マップによれば、郡山市の市街地の大半は右の表に示すチェルノブイリ事故の移住の義務(強制移住)ゾーンに相当します。
一方、債務者(被告)側は安全性を示す実質的な証拠をなんら示さず、①郡山市は除染に努めている、②事故の責任は東京電力にある、③小中学生には転校の自由がある、などと主張するのみ。
昨年12月16日、裁判所は郡山市の主張をほぼ丸呑みして「申立却下」を言い渡しました。その理由のひとつは「年間100ミリシーベルト未満の被曝による健康への影響は実質的に確認されていない」というものです。灰色だから白、健康リスクはないものと思え、というわけです。
目下、この子どもたちの裁判は仙台高裁の抗告審で書類審理中です。引き続き、みなさんのご注目とご支援をお願いいたします。
文責:「ふくしま集団疎開裁判」の会 代表
井上利男
(あなたにも裁判にご参加くださる方法があります。詳しくは裏面をご覧ください)
*** 以下、裏面 ***
世界市民法廷ガイドブックhttp://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/02/blog-post_4997.html

 2011年12月16日、奇しくも野田佳彦内閣総理大臣が原発事故の『収束』を宣言した日、福島地裁郡山支部は、司法がもはや三権分立に則った人権の砦ではなく、いわゆる原子力ムラの走狗に成り下がったことをみずから天下にさらけだしました。こうなれば、わたしたち一人ひとりが良心の法廷で陪審員となり、みずからの良識を表明しなければなりません。


 「ふくしま集団疎開裁判」の会は世界市民法廷を開設し、英語、韓国語、中国語など9ヶ国語で世界の市民に評決を呼びかけています。この法廷は、すでに東京と郡山市で開廷され、その評決は同時通訳つきのオンライン映像中継で世界に向けて発信されました。世界市民法廷はいまも裁判の会の公式ブログ上に開設され、そこでは国籍や立場を問わず、だれもが陪審員となって、みずからの評決を下すことができます。世界市民の良識で日本の司法を取り囲みましょう!


 上記「ガイドブック」からオンライン評決もできますし、下記の評決フォームにご記入のうえ、連絡先に郵送またはファックス送信することによって法廷にご参加いただくこともできます。


世界市民法廷判決フォーム (※印は必須。□に✔、または丸囲み)


本日はどちらからご参加ですか?※ 
□福島県内・福島県から避難中  □福島県外  □海外


ご自身の性別は?
□男性  □女性


ご年代は?
□10代  □20代  □30代  □40代  □50代  □60代  □70代以上    


『世界法廷』に参加して、あなたはどのような判決をくだされますか?※
□原告勝訴(申立容認)  □原告敗訴(申立却下)


あなたが上記の判決を下す理由はなんですか?※
(判決を出すに至る考え方をお書きください:別紙も可)










                                        
         送付先:

         〒963-0201 郡山市大槻町原田93-39-031 井上気付 世界市民法廷 行き
         ファックス(電話兼用) 024-954-7478
                                     
【参考図】
●は、チェルノブイリ事故の「移住の義務ソーン」に相当
                                        
【リンク】
印刷用フォーム
オンライン評決フォーム


陪審評決レビュー(日本語)
陪審評決レビュー(英語)


【参照記事】
2012.5.20裁判報告(総集編1:主張)
2012.5.20裁判報告(総集編2:証拠)                                      


2012年6月7日木曜日

民主党議員117名の署名「大飯原発3、4号機の再稼動に関し、なお一層 慎重に判断することの要請」


民主党の国会議員のうち、原発事故収束対策PT(作業チーム)が中心になって原発再稼動について慎重に判断することを求める民主党議員ら117人分の署名簿を政府に提出しました。その資料価値にかんがみ、その文書テキストをここに掲載します。なお、これはPDF画像をOCR処理したものなので、エライ先生がたの人名などに誤変換があれば、コメント欄にご指摘くだされば、ありがたいです。
別にありがたがってるのではないですが…
2012/5/31
野田佳彦総理大臣 殿
大飯原発3、4号機の再稼動に関し、なお一層
慎重に判断することの要請
大飯原発の再稼働問題は、現在国民の最大関心事となっています。
しかし私たち民主党の出会議員は、この間メディアを通じて間接的にその推移を知るだけで、総理をはじめとする関係4閣僚から直接の説明を受けておりません。枝野経済度業大臣が「国民全体が利害関係者であるとした国会答弁を再々強調されたことから、国民への共同の説明責任を負う与党としての合意形成をしっかり行うことが不可欠です。
今年の夏は、節電と融通で乗り切るということが、国民の大部分の考え方であるということは、さまざまな調査などで明らかです。この夏を再稼働なしに節電と各電力会社間の融通等によって乗り切るための国民の一致した理解が必要であり、党に節電対策本部を設置したところです。
私たちは、原発事故収束対策PTとして、4月10日付けで再稼働の最低条件を提示しましたが、これらの5条件(別紙)は、いまだ一つも実現されておりません。党内の合意と国民全体の理解が不十分な現状および約16万人の被災者の心情を察し、再稼働決定にはなお一層慎重であることをお願い申し上げます。

呼びかけ人代表 荒井聴(衆) 増子輝彦(参)

○    上記の趣旨に賛同し、
□呼びかけ人になります。  □議員署名に協力します。

(署名) 衆・参                  
                                                                 (※秘書による代筆可)

FAX 送信先 川内博史事務所:3595-2716
…… 以下、P.2 ………………………………………………………………………………………
呼びかけ人代表 荒井 聴(衆)、増子輝彦(参)

呼びかけ人
《衆議院議員》
相原 史乃、東 祥三、荒井 聴、石森 久嗣、生方 幸夫、太田 和美、大谷 啓、
岡島 一正、岡本 英子、奥野 総一郎、小野塚 勝俊、加藤 学、川内 博史、
京野 公子、工藤 仁美、黒田 雄、小泉 俊明、小宮山 泰子、
近藤 昭一、阪口 直人、佐々木隆博、篠原 孝、杉本かずみ、前川 洋、
瑞慶賀 長敏、鈴木 克昌、首藤 信彦、平 智之、橘 秀徳、玉置 公良、
玉城 デニー、辻 恵、中川 治、橋本 勉、畑 浩治、初鹿 明博、禄高 剛、
福嶋健一郎、牧 義夫、皆吉 稲生、三宅 雪子、宮崎 岳志、柳田 和己、
山口 和之、山崎 誠、山田 正彦
以上、46名
《参議院議員》
相原 久美子、有田 芳生、石橋 通宏、大河原 雅子、大島 九州男、金子 恵美、
今野 束、田城 郁、谷岡 郁子、徳永 エリ、中村 哲治、難波 奨二、
はた ともこ、藤谷 光信、舟山 康江、増子 輝彦、松野 信夫、森 ゆうこ、
米長 晴信
以上、19名
署名
《衆議院議員》
石井 章、石原 洋三郎、石山 敬貴、稲見 哲男、今井 雅人、逢坂 誠二、
大山 昌宏、小沢 一郎、笠原 多見子、梶原 康弘、川島 智太郎、黄川田 徹、
菊池 長右工門、櫛渕 万里、古賀 敬章、小林 興起、斉藤 進、階 猛、高野 守、
田中 美絵子、遊休 誠一郎、永江 孝子、野田 国義、萩原 仁、羽田 孜、
鳩山 由紀夫、福島 伸享、松崎 公昭、松崎 哲久、馬淵 澄夫、水野 智彦、
村上 史好、室井 秀子、吉川 政重、渡部 恒三
以上、35名
《参議院議員》
江崎 孝、江田 五月、大久保 潔重、岡崎トミ子、小見山 孝治、行田 邦子、
佐藤 公治、斉藤 嘉隆、主演 了、武内 則男、ツルネン・マルテイ、外山 斎、
那谷屋 正義、西村 まさみ、姫井 由美子、福山 哲郎、藤原 良信
以上、17名
○署名 合計 52名
呼びかけ人、署名合計  :  117名 (2012/6/5現在)
…… 以下、別紙 ………………………………………………………………………………………
2012年4月10日
原発再稼働問題に関する緊急提言
―「原子炉の安全」から「人々の安全」ヘー
原発事故収束対策PT
座長 荒井聡
4月6日、野田内閣総理人臣をはじめとする関係問閣僚は[原子力の再起動にあたっての安全性に関する判断基準」(以下「判断基準」と略す)を決定した。
しかし、原発再稼働問題は、国民生活の安全に重大な影響を及ぼす問題であり、政権・与党としての判断をしなければならないと考える。四閣僚のみの判断ではなく、党としての見解をまとめることを強く求めるものである。
ストレステスト1次評価は「炉心溶融」に至らない原子炉の耐性を評価したに過ぎず、「万が一」あるいは「想定外」の事故が発生した場合の「住民の安全」を担保するものではない。だからこそ、班目原子力安全委員長は、2次評価まで行ったうえでの「安全の確認」について発言しているのではないか。
そもそも、「判断基準」では「福島第1」における事故原因を「津波による全電源喪失」に帰しているが、政府が設置している事故調査委員会の最終報告並びに国会に設置されている事故調査委員会の報告も、これから行われるのであり、「地震による重要な設備の損傷の可能性」について、その報告を待たなければならない。
事故調査委員会の正式な報告がなされていない段階で、今回の悲惨な原発事故の責任の相当部分を負わなければならない「原子力安全・保安院」の解析結果を「判断基準」の出発点にすることは、「安全神話」の復活に他ならないのではないか。
以上を踏まえたうえで、「安全神話」と決別し「原子炉の安全」ではなく「住民の安全を守る」という観点から当PTは、以下の点を再稼働を判断するにあたっての「前提条件」として政府に強く申し入れるものである。
1.       「国会事故調」並びに「政府事故調]の報告による事故原因の究明・解析を待ち、その知見を再稼働に向けての判断の中に取り入れるべきである。
2.       国会に提案されている「原子力規制庁法案等」を与野党の精力的な審議により一刻も早く成立をさせ、「住民の安全を守る」為の新規制組織、法律、マニュアル等の策定を待つこと。
3.       2、に関連して改正原子力災害対策特別措置法が施行される。これに基く地域防災計画(拡大されたUPZにおける避難計画等)の策定を待つこと。
4.       中越地震における柏崎刈羽の事故を教訓として福島第1に「免震重要棟」が設置されていたことが、今回の事故における、現場の作業を支えた「最後の砦」であった。免震重要棟のない発電所においては、早急にその設置を行うこと。
5.       「住民の安全を守る」観点から、止むを得ず格納容器ベントをせざるを得ない事態等が想定されるところ。「ベント管の設置」あるいは「放射性物質を除去するためのフィルター設置」は必須である。
「原発安全神話」とは「原発は安全てある。だから住民の安全対策はする必要がないのです。」というものであった。それが、福島第1の悲劇につながった。今回の「判断基準」は「原発は安全である。だから住民の安全対策はこれからやればよいのです。」という「新たな安全社話の復活」につながっている。
「安全神話」と決別する為に、「前提条件」を踏まえて冷静な判断を政府に求めるものである。
以上
ふろくです。「通販生活」サイトにも要請書と署名議員リストが掲載されていました――

週刊通販生活トップページ  >  読み物:大飯原発再稼働にNO! 
民主国会議員117人の 署名を野田総理に提出。署名した民主党国会議員117人。



2012年6月6日水曜日

マイ陳述書【福島原発告訴団】6月11日第1次告訴


福島原発告訴団 福島原発告訴団は、東京電力福島第一原子力発電所の事故により被害を受けた住民で構成し、原発事故を起こし被害を拡大した責任者たちの刑事裁判を求め、福島地方検察庁へ告訴を行います。

2012年6月4日月曜日


6月11日第一次告訴です

告訴団の皆さま、ご支援くださっている皆さま
告訴人が1200名を越えました。(6月3日締切り最終集計中)一人一人の声が聞こえて来ます。6月11日福島地方検察庁へ、しっかりと届けます。ご都合のつく方はぜひご参加ください!
『福島原発告訴団 第一次告訴』
6月11日(月)
*12:30 福島市市民会館※ 第2ホール 集合
*13:00 福島地方検察庁へ移動開始(徒歩)
*13:30 「告訴状提出」
*14:30 「記者会見」 福島市市民会館第2ホール
*15:00 「告訴報告集会」開会
*16:15 閉会
告訴状は当日お渡しになります。参加できない告訴人の方へは、
後日発送いたします。
※福島市市民会館:福島市五老内町3-1 TEL024-535-0111
※福島市の中でも信夫山の麓の線量の高めのところであるためお子さんの同伴はお控えになり、被曝防護にご注意ください。
A:検察庁 ↓:市民会館(4号線裁判所入口から西へ)
お問合せ:福島原発告訴団事務局
     TEL080-5739-7279 メール1fkokuso@gmail.com
〒963-4316 田村市船引町芦沢字小倉140-1

非暴力直接行動は、まず公に声を上げることから…というわけで、わたしも陳述書をしたため、弁護団に提出しました。今回は、福島県関係者のみの告訴ですが、秋には告訴人の範囲をすべての人に広げることになります。みなさんの参考例になればと思い、恥ずかしながら、ここにわたしの陳述書を公開します――
2012年5月19日
福島地方検察庁 特捜部直告斑
担当者様
                             告訴人 井上利男
                            告訴人 住所:  福島県郡山市
                            職業:  翻訳業
                            氏名:  井上利男
                            生年月日:19xx年11月22日
                            電話:  024-xxx-xxxx

陳 述 書

わたしこと告訴人は2006年以来、郡山市に居住し、生活、文化、自然などすべての面で環境の良好な、この街がすっかり気に入ったので、この地を終の住み処と思い定め、平穏な生活を築いてきたものである。わたしには、喜多方市山都町に居住する娘があり、月に一度ばかり娘が幼い孫たちをつれて、わが家を訪れ、一泊か二泊ばかり滞在していた。いうまでもなく、わが家に孫たちを招くのは、わたしおよびつれあいにとって、なによりの楽しみだった。
しかるに昨年3月11日、東京電力株式会社が福島第1原子力発電所の事故を引き起こし、環境中に天文学的に膨大な量の放射性物質を環境中に放出せしめ、そのプルームが郡山市にも到来するにおよんで、わたしの生活を取り巻くすべてが一変してしまった――
l         若い娘と幼い孫たちを、わが家に迎えるわけにはいかなくなった。
l         近郊の山歩きや街路の散歩の楽しみを奪われた。
l         鮮魚や新鮮野菜の買い物の楽しみを奪われた。
l         屋外で深呼吸する楽しみを奪われた。
告訴人個人の被害のみを考えても、事故によって奪われものは数限りなくある。
しかるに東京電力株式会社は、社内外から歴史上の地震および津波被害の先例による警告を受けていたにもかかわらず、今回の事故を引き起こしたのであり、その罪状は未必の故意による犯罪であると断ぜざるをえない。
告訴人は東京電力株式会社とその歴代の経営重役たちを告発し、厳重に処罰することを望むものである。


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【付録】委任状・告訴団参加申込書フォーム(コピー&ペースト用)
楕円: 捨印
捨て印

委 任 状

私は、次の弁護士を代理人と定め、下記の事項を委任します。
           弁護士 河 合 弘 之(第二東京弁護士会所属)
           〒100-0011
           東京都千代田区内幸町1-1-7 N B F 日比谷ビル16階
           電 話 03-5511-4400 ; FAX 03-5511-4411 
弁護士 保 田 行 雄(東京弁護士会所属)
〒112-0012
東京都文京区大塚5-6-15 ワイビル401
電 話 03-5978-3704 ; F A X 03-5978-3706

1.      福島地方検察庁に対し、
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震にともない、東京電力株式会社福島第一原子力発電所が放射能を大量に放出させる事故(以下「本件事故」という)を起こしたことによって被曝等の傷害を負わせたことに関し、業務上の注意義務を怠り、本件事故を発生・拡大させた、東京電力株式会社代表取締役会長勝俣恒久ら東京電力株式会社の関係者、経済産業省、原子力安全・保安院、原子力安全委員会、原子力委員会の関係者及び文部科学省の関係者等を業務上過失致傷罪で告訴もしくは告発する件。
2.      福島地方検察庁に対し、
本件事故に際し双葉郡大熊町所在双葉病院の入院患者45名を被曝させ、更に被曝を避ける為に避難させた結果死亡するに至らしめたことに関し、業務上の注意義務を怠り、本件事故を発生・拡大させた、前記1の者らを業務上過失致死傷罪等で刑事告発する件。
3.      福島地方検察庁に対し、
人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律(「公害罪法」)違反で上記東京電力関係者及び東京電力を告訴もしくは告発する件。
4.      上記告訴・告発にともなう一切の件
5.      復代理人選任の件。

平成24(2012)年5月29日
(委任者)
住所:
氏 名:                      印
職 業:
生年月日:




福島原発告訴団入会申し込みのお願い



この度は、ご来場・お間合せいただき、ありがとうございます。
福島原発告訴団会則・活動計画等をご確認の上、どうぞ入会申込みをお願い致します。

@会費(1口 1000円以上)の納入と、入会申し込み書の送付をお願いします。
0送金先‥・ゆうちよ銀行普通口座(ゆうちょ通禧どうしATM無料)
記号18250番号3658461(口座名)福島原発告訴団
‥‥‥  から振込の場合(手数料あり)
銀行名:ゆうちよ店名:八二八(ハチニハチ)店番:828
預金種目:普通預金口座番号:0365846
0申し込み書あて先
…ブログ福島原発告訴団 http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/ からメールで。
…FAXで、0242-85-8006へ送信。
…郵便で、963-4316田村市船引町芦沢宇小倉140-1福島原発告訴団へ発送。
ご不明の点などありましたら、下記事務局等へお問い合わせください。
☆電話:080-5739-7279
※メール:info@1fkokuso.org
☆各地連絡先:リーフレット(ブログにも収録)に掲載
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福島原発告訴団 入会申込書


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