2015年8月1日土曜日

隣国の眼差し【新華社通信】「日本は新安保法案の口実に『中国の脅威』を吹聴しています」


新華社通信英語ニュース English.news.cn
国防部報道官
「日本は新安保法案の口実に
『中国の脅威』を吹聴しています」
English.news.cn   2015-07-30 22:09:49
【北京、730日(新華社)】日本の政治家たちの一部は論争の渦中にある新安全保障関連法案を成立させるための口実として、「中国の脅威」を繰り返し過大に吹聴していると、中華人民共和国国防部の楊宇軍(Yang Yujun)報道官が記者会見で述べた。
日本は722日、東シナ海における中国の石油掘削プラットフォームの写真を公開し、その建設の中止を中国に求めた。
メディア報道によれば、日本の当局者らの一部は、中国が石油・ガス掘削プラットフォームの一部を軍事目的に使用するかもしれないと公に警告した。
楊報道官は中華人民共和国外交部が公表した声明に言及して、中国の石油・ガス開発は異論の余地なく中国の管轄下にある海域でおこなわれており、完全に正当かつ合法であると語った。
「日本が最近、しきりに(中国を)指弾しているのは、『中国の脅威』を煽り、宣伝して、異論の的になっている安全保障関連法案を成立させる口実にするためです」と、楊報道官はいった。
日本の参議院は月曜日、安全保障関連法案の審議を開始したが、これは日本の自衛隊が憲法で禁止された集団的自衛権を行使する「法的根拠」の道を開くためのものである。
楊報道官は、日本が安全保障関連法案を成立させるための「中国の脅威」論戦術は、「誤ったイメージを与え、視聴者の意見を意図的に掻き乱すものです」と評した。
今年は、ファシストに対する世界戦争の勝利から70周年にあたっている。
「この特別な年にあたって、日本が軍事・安全保障政策に加えようとしている変革がどうなるのか、日本が軍事大国になる道をどこまで遠く進もうとしているのか、また日本が軍国主義の古い道に向かおうとしているのか――これらすべての問題が、日本の近隣諸国にとって、また国際社会にとって、重大な懸念として残ります」と、楊報道官は語った。
Editor: Mu Xuequan

【参照記事】
配信日時:2015731() 2045

2015年7月30日、ロイター通信によると、中国とロシアは来月、極東ウラジオストク沖の日本海などで合同軍事演習を行う予定であることが分かった。 

中国国防部の楊宇軍(ヤン・ユージュン)報道官は30日の月例記者会見で、8月20日から28日まで、極東ウラジオストク沖の日本海などで行うと発表した。中国軍は艦船や戦闘機などを派遣するという。先週、日本が中国に対して東シナ海におけるガス田開発について批判していることなどを受けて、中国が日本をけん制する狙いがあるとみられている。(翻訳・編集/蘆田)


2015.7.30 21:44

中露が日本海で演習 来月20日から上陸訓練も、日米牽制

 中国国防省の楊宇軍報道官は30日の記者会見で、8月20~28日に日本海で中国とロシア両軍が合同演習を行うと明らかにした。防空や対艦、対潜水艦訓練のほか、合同の上陸訓練も行うという。
 中国が領有権を主張する尖閣諸島(沖縄県石垣市)や岩礁埋め立てで緊張する南シナ海情勢を念頭に、同盟強化を進める日米を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。

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