日本が原発に近い火山の警戒レベルを引き上げ
活火山の桜島は川内原子力発電所から30マイルに位置しており、原発の反応炉1基が今週、新しい安全規制基準にもとづき再稼働している。
[ビデオ]日本の火山の警戒情報レベル引き上げ
南の島の桜島は、日本で最も活動的な火山であり、活動が激しくなる兆候を示してきた。
活火山の桜島は川内原子力発電所から30マイルに位置しており、原発の反応炉1基が今週、2011年3月のフクシマ惨事を受けて改められた安全規制基準にもとづき再稼働している。
川内原子力発電所の1号機と2号機
日本の気象庁当局者は、桜島はほぼ絶え間なく噴火を繰り返しているが、大規模な噴火が起こりそうだと述べた。
当局者は、「噴石が山麓に近い地域に降り注ぐ危険があり、必要になれば、いつでも避難できるよう、地域内の住民に準備するように警告しています」と語った。
[ビデオ]日本が原発を再稼働
火山の警戒レベルは4に引き上げられ、これは避難準備を意味する。
川内原発の反応炉は、新安全基準にもとづき初めて再稼働している。
批判的な識者らは、原発が5か所の巨大カルデラ――過去の噴火で形成されたクレーター様の陥没地――の近くに立地していると述べている。
だが、原子力規制委員会は、原発の操業期間中に大規模な火山活動が起きる可能性は無視できるという。
昨年、日本中部の御嶽山が不意に噴火し、63人が死亡した。日本は、太平洋の断層帯から成る「環太平洋火山帯」に位置しており、活火山が100以上ある。
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【付録】
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ANN:気象庁「今すぐ噴火の可能性も」 桜島警戒レベル4(15/08/15)
#毎日新聞/余録:「住民ハ理論ニ信頼セズ、異変ヲ認知スルトキハ未前ニ避難ノ用意尤モ肝要……」。死者58人が出た大正の桜島噴火を記念する碑文にはこんな一節がある…鹿児島測候所は予測を誤り… http://t.co/Fayb71AF2Q pic.twitter.com/zi6jW2h3F8
— inoue toshio 子どもを守れ! (@yuima21c) 2015, 8月 17
石碑の現在の所在地は、鹿児島県鹿児島市東桜島町にある鹿児島市立東桜島小学校の敷地内となっている。高さは2.5mほど。碑文の内容は、前述の桜島大正大噴火の被害を伝えるものになっている。この大正大噴火の被害を伝える石碑は他にもあり、いずれも噴火時の桜島からの避難者らが移住先で建立したものが多く、大隅半島を中心に鹿児島県内に約50基確認されているが、中でもこの石碑が注目される理由は、碑文の内容から「科学不信の碑」として知られているためである。
[碑文]
大正三年(1914年)一月十二日、櫻島ノ爆發ハ安永八年以来ノ大惨禍ニシテ、全島猛火ニ包マレ、火石落下シ、降灰天地ヲ覆ヒ、光景惨憺ヲ極メテ、八部落ヲ全滅セシメ、百四十人ノ死傷者ヲ出セリ。
其爆發、数日前ヨリ地震頻發シ、岳上ハ多少崩壊ヲ認メラレ、海岸ニハ熱湯湧湯シ、旧噴火口ヨリハ白煙ヲ揚ル等、刻刻容易ナラサル現象ナリシヲ以テ、村長ハ數回、測候所ニ判定ヲ求メシモ、櫻島ニハ噴火ナシト答フ故ニ、村長ハ残留ノ住民ニ狼狽シテ避難スルニ及ハスト諭達セシカ、間モナク大爆發シテ、測候所ヲ信頼セシ知識階級ノ人却テ災禍ニ罹り、村長一行ハ難ヲ避クル地ナク、各身ヲ以テ海ニ投シ漂流中、山下収入役大山書記ノ如キハ終ニ悲惨ナル殉職ノ最期ヲ遂ゲルニ至レリ。
本島ノ爆發ハ古来歴史ニ照シ、後日復亦免レサルハ必然ノコトナルヘシ。住民ハ理論ニ信頼セス、異變ヲ認知スル時ハ未然ニ避難ノ用意尤モ肝要トシ、平素勤倹産ヲ治メ、何時變災ニ値モ路途ニ迷ハサル覚悟ナカルヘカラス。
茲ニ碑ヲ建テ以テ記念トス
大正十三年一月
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東櫻島村
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