CPR-1000型原子炉は旧式であり、米国の漏出した外交公電と建設当時のフランス原子力委員会議長が懸念を表明…
中国の方家山原発1号機が送電開始 Fangjiashan-1 in China Connected to the Grid http://t.co/DaW6vMjCKZ
— inoue toshio 子どもを守れ! (@yuima21c) 2014, 11月 22
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中国の方家山原発1号機が送電開始
Fangjiashan-1 in China Connected to the Grid
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2014年11月7日金曜日
中国東沿岸部の浙江省に立地する方家山原発のCPR-1000原子炉が2014年11月4日、送電を開始したと中国核工業集団が公式発表した。同炉は2008年12月26日に起工され、当初に予定されていた2013年12月からほぼ1年遅れの起動になった。同原発では2号機が建造中であり、当初の起動予定日から1年遅れ、2015年10月の稼働開始が計画されている。このプロジェクトは秦山原発を拡張するものであり、核工業集団の所有権持ち分が72%、残りは浙江省エネルギー集団有限公司の所有である。
方家山CPR-1000型炉は第2世代炉であり、旧式であることから安全上の懸念を集中的に招いてきた。米国は同炉が時代遅れであると断じ、2011年に漏出した外交公電が「ウエスチングハウスによれば、CPR-1000型炉より100倍安全であるAP1000型炉の受動的安全技術を無視することによって、中国は原発群のリスク総体を大規模に増大させている」と報告した。当時のフランス原子力委員会議長は設計に関して、とりわけ「原子炉建屋を包む二重防護外殻を欠いているので」重要な安全基準に合致しないと説明した。中国の環境保護部長(大臣)は2012年、中国の原子炉群の安全上の懸念を認めた。方家山原発の原子炉は、フラマトム(アレヴァの前身)CPO/CP1/CP2系列の900メガワット炉の修正型であり、原型炉はフランスで1971年から87年まで(計34基)建造されていた。
目下、さらに16基のCPR-1000型炉が建造中であり、世界で建造中のいかなる型式よりも多産である。
招待客とメディアが見守るなか、方家山1号機を送電網に接続 (Image CNNC)
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